高校NO1PGロンゾ・ボールの新たなる相棒、T.J・リーフ。

(ballislife.com)

シーズンを無敗で終え、全米最強高校の名を欲しいままにしたチノヒルズ。
フロアリーダーとしてチノヒルズを統率し、自身も得点、リバウンド、アシストで平均トリプルダブルを記録したロンゾ・ボール。
ネイスミス賞を始めとした多くの個人賞を総なめにし、名実共に全米NO1PGとなった。
ボールが卒業後の進路として選んだのは地元カリフォルニアの名門UCLA。
名門ながら2008年以降はELITE8から遠ざかり、昨季はNCAAトーナメントを逃したUCLAもボール獲得で再度注目校の1つとなった。

しかし、今年のUCLAのリクルートが全米5位にランクされているのは決してボール1人を獲得したからではない。
同じくカリフォルニアでプレーする5つ星PF、T.J・リーフもUCLAに入学するからだ。
UCLAに複数の5つ星選手が加入するのはシャバズ・ムハンマドとカイル・アンダーソンが入学した2012年以来。



T.J・リーフ

ポジション:PF/C
身長(裸足):205.1cm
体重:99.8kg
ウイングスパン:210.8cm
スタンディングリーチ:273.7cm




リーフが生まれたのはイスラエル。
プロバスケットボール選手だった彼の父がイスラエルのチームでプレーしていたからだ。
リーフは生後2年半をイスラエルで過ごすことになる。

高校では実父がコーチを務めるフットヒルズクリスチャン高校でプレー。
昨季の全米最強校チノヒルズとの試合では負けはしたものの44得点を記録。
マクドナルドオールアメリカンに選出され、チームトップの9リバウンドを記録。
カリフォルニアのミスターバスケットボールの投票でもロンゾ・ボールに次ぐ2位の票を得た。
2015年のU-18ユーロ選手権ディビジョンBにもイスラエル代表として出場。(ヨーロッパの上位16チームはディビジョンA)
チームは決勝で敗れたもののリーフ個人はMVPを受賞した。

近年活躍したUCLAの白人PFで真っ先に思い浮かぶのがクリーブランドキャバリアーズでプレーするケビン・ラブ。
1年目に17.5得点10.6リバウンドの平均ダブルダブル。
ファーストチームオールアメリカンやPAC-10の最優秀選手賞など新人とは思えない活躍を見せチームのFINAL4進出に貢献。
シーズン終了後はアーリーエントリーで1巡目5位指名を受けNBA入りを果たした。

リーフはパワー、シュート精度、インサイドのオフェンススキルではラブに劣るが、機動力と跳躍力では上回る。
アップテンポなゲームを得意とするボールの相棒としてリーフに期待したいのは、リバウンダーと速攻のフィニッシャーとしての役割。
リバウンドでボールが速攻をクリエイトする手助けをし、フィニッシャーとしてパスの受け手になること。
ボールのゲームメイクにリーフが噛み合えば、UCLAはカレッジで最もエキサイティングなチームの1つとなるだろう。


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