グレイソン・アレンはデューク大の歴史に名を残すスターとなるか。

(ncaa.com)
2年目のシーズンを終え、デューク大史上65人目となるキャリア1000得点まで後68得点。
昨季はオールアメリカン、アカデミックオールアメリカンを獲得。
この2つの賞を同時に受賞するのはデューク大の歴史の中でも6人目の快挙。
デュークの選手としてオールアメリカンを受賞し、NBAにアーリーエントリーをしなかったのは2006年のJ.J・レディックとシェルデン・ウィリアムス以来だ。

昨季は得点・アシストのカテゴリーでチームリーダーとなり、これもデューク史上9人目の快挙。
デューク大で既に多くの偉業を達成しているグレイソン・アレン。
飛躍の2年目を終え、3年目で多くの偉大な先輩たちに続き、デュークのレジェンドとなることが出来るだろうk。



グレイソン・アレン




ポジション:SG/PG
身長(靴込):194.3cm
体重:85.7kg
ウイングスパン:199.4cm


1年目のシーズンは出場時間にも恵まれず、ベンチ要員の1人に過ぎなかった。
しかし、NCAAトーナメントFINAL4でビッグプレーを連発。
チームを優勝に導く立役者となった。
決して大きくないサイズで力強くドライブで切り込む姿は観客を引き込んだ。

共にNCAA制覇の原動力となった同級生達はNBAに旅立ち、チームの看板となったアレン。
アグレッシブなプレーは時にダーティーと見られることもあったが、常に強気なプレーを見せた。
平均36.6分の出場時間で21.6得点4.6リバウンド3.5アシスト1.3スティールを記録。
平均得点は1年生次から17.2得点上昇。
これはデュークとACCの1シーズンでの得点上昇の新記録となった。

個人記録を見れば文句の付けどころのないシーズンを送ったが、チームはNCAAトーナメントSWEET16までしか進めず。
ルーキーのブランドン・イングラムの活躍はあったが、インサイドの大黒柱として期待されたアミール・ジェファーソンの怪我による離脱は数値だけでは測れない戦力ダウンだった。

3年目のシーズンを大学最優秀選手の最有力候補として迎えるアレン。
昨季を棒に振ったジェーファーソンは今季もプレーが認められ、昨季経験を積んだ2年生も今季は戦力として計算できる。
新入生もハリー・ジャイルズ、ジェイソン・テイタムをはじめ逸材揃い。
シーズン開幕前の戦力予想では1位にランク付けされている。

ナチュラルポジションはSGだが、昨季に続き純正のPGがいないため、コンボガードとしての資質も問われる。
選手層の厚い今季は、アレン自身のスタッツ以上に上級生としてチームリーダーとしてチーム勝利に牽引する役割が求められる。
リーダーとしてもう1度チームをNCAA制覇に導くことが出来るかどうかが今季のアレンを評価する1つの大きな指標となるだろう。




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