class of 2018:マヌート・ボルの息子、ボル・ボルから漂う大器の予感。


230センチを超える長身で2度もNBAのブロック王に輝いたマヌート・ボール。

キャリア平均は3.3ブロックで、ルーキーイヤーには1シーズン平均5.0ブロックという驚異的な数字を叩き出したプレーヤーです。

その息子がclass of 2018で注目を集めるビッグマンのボル・ボル。

身長は父ほどではありませんが、父親譲りのウイングスパンとリーチの高さを誇り、ESPNでは学年34位、247sportsでは学年12位にランキングされます。強豪カンザス大からリクルートを受けており、今後の成長次第では父に続いてのNBA入りも十分にあり得るでしょう。

ボル・ボル

学年:class of 2018
ポジション:PF/C
身長(靴込):218.4cm
体重:93kg
ウイングスパン:233.7cm



成長を続ける未完の大器、ボル・ボル

まず、ボル・ボルで注目したいのが昨年からの身体的成長でしょう。

昨年の夏の時点では

身長(裸足):209.6cm
体重:80.7kg
ウイングスパン:221cm
スタンディングリーチ:289.6cm
垂直跳び(助走なし):57.2cm
垂直跳び(助走あり):83.8cm

身長は裸足の状態と靴を履いた状態の違いがあるため、単純に比較は出来ませんが、身長が伸びている事は間違いないでしょう。ウイングスパンに関しては12センチ以上も成長。フィジカルにはまだ不安を残しますが、体重も10kg以上増加しています。

今年のスタンディングリーチの数字はありませんが、もし今回の数字が正確ならば、ボルのスタンディングリーチは3m近い可能性も。

昨年の時点で助走ありの垂直飛びが83.8センチとジャンプ力も悪くありません。彼のリーチを考えれば、最高到達点が380センチを超えても不思議ではなく、機動力も考慮すると父親クラスのブロッカーになる可能性も秘めています。

参考までに昨季のNBAのブロックリーダー、ハッサン・ホワイトサイドのドラフトコンバインでの数字は

身長(裸足):209.6cm
体重:103kg
ウイングスパン:231.1cm
スタンディングリーチ:287cm
垂直跳び:80cm
最高到達点:367cm

数字だけで見れば、ボル・ボルのポテンシャルはホワイトサイドに劣らない事が分かるでしょう。

オフェンス面ではまだスキルが洗練されているとは言えませんが、ハンドリングも向上しオールラウンドな器用さを見せます。

今年の11月で17歳とまだまだ身体な成長にも期待が。

爆発力やクイックネスはそこまで高くないので、まずは身体作りから始め、インサイドでプレーできるパワーを身に付けることが重要課題でしょう。

親子2代でのNBA入りだけでなく、2代でのNBAブロック王獲得もあり得るかもしれません。

コメント