デューク大がジェイソン・テイタムの活躍でACCトーナメント決勝へ。


NCAAトーナメントの前哨戦、カンファレンストーナメント。
強豪カンファレンスであるACCのトーナメント準決勝では、カンファレンスのレギュラーシーズンを制した第1シードのノースカロライナ大(UNC)と第5シードのデューク大が対戦。

レギュラーシーズンの両校の対戦成績は1勝1敗、1979年からの対戦成績も48勝48勝と互角の両校。
立ち上がりからUNCがリードを奪い後半残り14分を切った時点では61-48とUNCが2桁リード。
そこで流れを変えたのがデューク大のフレッシュマンフォワードのジェイソン・テイタム。
テイタムがドライブからのダンクを叩きこむとそこからデューク大のオフェンスが爆発。
ルーク・ケンナード、グレイソン・アレン、フランク・ジャクソンが立て続けにシュートを決め、残り9分にはジャクソンの3PTで66-65と逆転。
そのままUNCを振り切り、93-83でNCAAトーナメント前の大一番をデューク大が制した。



ジェイソン・テイタムがACCトーナメントで好調を維持



ジェイソン・テイタム

学年:フレッシュマン
ポジション:SF
身長(靴込):203.8cm
体重:92.5kg
ウイングスパン:210.8cm
スタンディングリーチ:270.5cm

この試合では流れを変えるきっかけとなったダンクを含む24得点7リバウンド2アシスト2スティールを記録。
ACCトーナメントまでのシーズン平均得点15.9得点だったテイタムが、トーナメント3試合では平均23得点。
高校時代にゲータレード選出の高校最優秀選手に選出されたポテンシャルを遺憾なく発揮しています。

本来であればウイングの選手だが、チーム事情でインサイドでもプレー。
平均リバウンド数も7本超と求められる役割をしっかりと果たしています。

シーズン開幕前にはNCAAトーナメント制覇の最有力候補に挙げられながらも、シーズン中には思う様に勝ち星を挙げられず苦しんだデューク大。
選手のタレント層は非常に高く、テイタムが平均20得点超の活躍を続ければ、トーナメントを駆け上がることも不可能ではありません。

ハリー・ジャイルズもビッグプレーで貢献


ハリー・ジャイルズ

学年:フレッシュマン
ポジション:PF/C
身長(靴込):210.2cm
体重:100.7kg
ウイングスパン:221cm
スタンディングリーチ:276.9

高校バスケ界最高の選手として鳴り物入りでデューク大に入学したジャイルズ。
高校時代に続き、大学でも怪我に悩まされ、今なお安定した活躍を見せることは出来ていません。
しかし、彼のハイライトプレーのスケールの大きさは現在も大学バスケ界屈指。

この試合でのスタッツは15分の出場で6得点7リバウンド4ブロック。
出場時間こそ短いものの、身体能力の高さは健在で主にディフェンス面で存在感を発揮。
残り5分半にはリードを7点に広げるブロックからの速攻でのアリウープダンクを叩きこみ、デューク大の勝利を大きく引き寄せました。

デューク大のインサイドはアミール・ジェファーソンが1人で支えており、ジャイルズはあくまで控え。
短い出場時間の中でもジャイルズが効果的なプレーを見せれば、NCAAトーナメントでデューク大が勝ち進む確率は自ずと高まっていくでしょう。


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