スコアリングPGのトレー・ヤングはオクラホマ大にコミット。

高校屈指のスコアリングガードとして知られる、オクラホマ州ノーマンノースハイスクールのトレー・ヤング。

高校No1スコアラーの呼び声高いマイケル・ポーターJrや、ハイスコアリングオフェンスを誇るチノヒルズのエースリアンジェロ・ボールをも上回る、1試合平均40得点越えのを記録しています。

昨夏のNIKE主催のAAUリーグ、EYBLのプレーオフ"Peach Jam"では、マイケル・ポーターJrと共に所属チームのモカンエリートを大会制覇に牽引。世代別代表にも選出され、U18アメリカ大陸選手権優勝にも貢献した世代を代表するガードです。

マクドナルドオールアメリカンにも選出されている学年トップガードである、ヤングの進学先には高い注目が集まりました。

進学先の最終候補に残ったカンザス大、オクラホマ大、オクラホマ州立大の3校の中から、ヤングは地元オクラホマ大への進学を選択しました。


トレー・ヤング

学年:class of 2017
ポジション:PG
身長(裸足):182.9cm
体重:79.8kg
ウイングスパン:193cm



御幣を恐れずに言えば、ヤングは平凡な選手です。サイズやウイングスパンも凡庸。高く跳べる訳でも、コート上の誰よりも速く走れる訳でもありません。

しかし、ヤングは緩急自在なドリブルと高いバスケットボールIQを持ち、平凡な身体能力も関わらず、自身より身体能力に優れるトップ選手相手に互角以上に渡りあっています。

ヤングの最大の魅力は正確無比なアウトサイドシュート

高校バスケ界の3PTシューターとしてはチノヒルズのラメロ・ボールも有名ですが、オフバランスのシュートを得意とするボールに対して、ヤングは常に安定した姿勢からシュートを放つタイプ。

シュートレンジはボールほどではありませんが、精度ではヤングが上回ります。高精度の3PTを武器に得点を量産し、今季はオクラホマ州の記録を塗り替える1試合62得点も記録しています。

進学先のオクラホマ大は昨季大学トップシューターのバディー・ヒールドを擁し、FINAL4まで駆け上がったチーム。

ヤングはヒールドの様に4年間大学に在籍することは無いと予想されていますが、フロアリーダーとしてだけでなく、ヒールドに次いでカレッジトップレベルのシューターとしての成長が期待されます。

平凡な身体能力で活躍するヤングのプレーから、日本人は多くのことを学ぶことが出来るでしょう。

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