AAUシーズン開幕。学年TOP3選手のザイオン・ウィリアムソンとロメオ・ラングフォードが激突。


アメリカの高校バスケは各州のプレーオフも終わり、夏のAAU(日本におけるクラブチームに近い)シーズンが始まりました。
Nike、Adidas、Under Armourといった大手スポーツメーカーが独自に大規模なAAUリーグを主催しています。

選手は自身の高校が契約しているスポーツメーカーのAAUリーグに出場する傾向があり、年度によって各リーグでレベルは異なりますが、3社のリーグは揃って非常にハイレベル。
昨年はNikeの主催するリーグに好選手が揃っていましたが、今年はAdidas主催のリーグでも多くのトップ選手がプレーしています。

Adidasの主催するAAUリーグ、Adidas Gauntlet Seriesで今年最上級生となるclass of 2018のトップ選手、ザイオン・ウィリアムソンとロメオ・ラングフォードが直接対決。
ESPNのランキングではウィリアムソンが学年2位、ラングフォードが学年3位にランクされており、両者共に高校を代表する選手です。


ザイオン・ウィリアムソン

学年:class of 2018
ポジション:PF
身長(靴込):200.7cm
体重:104.3kg
ウイングスパン:208.3cm


ロメオ・ラングフォード

学年:class of 2018
ポジション:SG
身長(靴込):198.12cm
体重:88.5kg
ウイングスパン:208.3cm


直接対決はラングフォードに軍配が上がる。


ラングフォードの所属するTWENTY TWO VISIONとウィリアムソンの所属するSC SUPREMEの対戦。
試合はラングフォードの28得点4リバウンド4アシスト2ブロックの活躍でTWENTY TWO VISIONが66-62で勝利。
ウィリアムソンは26得点7リバウンド3スティール2ブロックと奮闘しますがFT成功率が0/4とフリースローを決めきることが出来ず。

ウィリアムソンはアウトサイドの1対1からの得点が高まっており、従来のPFからSFへのポジションアップも現実的になってきています。
一方で3PTが0/3、FTが0/4とシューティングにはまだまだ多くの課題を残しています。

ラングフォードもこの日は3PTが1/5と不調に終わりましたが、FTを9/10という高い確率で成功させ、チームを勝利に導きました。
シューティングもハンドリングも高い技術を持っており、高校レベルでは止めることが非常に難しいスコアラー。
ウイングスパンの長さも魅力的でディフェンダーとしても高いポテンシャルを秘めています。

圧倒的なパワーと跳躍力を武器に得点を重ねるウィリアムソンに対して、スムースなスキルでするするとディフェンスをかわし得点するラングフォードとプレースタイルは大きく異なりますが、両者共に将来を嘱望される選手であり、今後の彼らの活躍には高い注目が集まります。

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