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NBAドラフト2017:無難なイチオシ。学年屈指のエリート、ジェイソン・テイタム。

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1位指名が濃厚なマーケル・フルツを除いて、上位8名辺りまでは甲乙のつけ難い選手が並ぶ今年のドラフト。 その中でのイチオシはデューク大出身のSFジェイソン・テイタム。高校時代には世代別アメリカ代表の常連で、世界選手権優勝にも貢献。ゲータレード選出の2016年高校最優秀選手にも選出されたエリートプレーヤーです。 "ミッドレンジマスター" と呼ばれ、多彩なステップワークから高難度なジャンパーを高確率で沈めてきます。 身体的にも恵まれており、フィジカルコンタクトにも強く、ドライブの破壊力も抜群。 得点効率の高いタイプの選手ではありませんが、NBAレベルでもある程度の得点が期待できます。

NBAドラフト2017:マリック・モンクはそこまで小さくないかもしれないという話

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PGが豊作と言われる今年のドラフトの中で、NO1のSGはケンタッキー大(UK)出身のマリック・モンクで間違いないでしょう。 爆発的な身体能力と多彩なスキルを武器に得点を量産。 2016年12月17日の対ノースカロライナ大戦では強豪相手に1人で47得点を叩き出し、チームの勝利に貢献。 大学バスケ界最高のSGに贈られるジェリー・ウェスト賞も受賞。 有望なフレッシュマンが揃うUKの中で開幕前は3番手の選手と予想されていましたが、エースとして堂々たる活躍を見せました。 素晴らしい実績を持つモンクですが、ドラフト候補として考えた時の懸念は身長。 彼の身長は靴込でも190センチ程しかありません。 また、UK公式の身体測定の結果ではウイングスパンやスタンディングリーチも過去の結果よりも寂しい数字が出ており、その点は大きな不安要素となっていました。 しかし、UK出身者の多くは今年のコンバインの身体測定でUK公式の測定結果よりも優れた数字を記録。 モンクはコンバインに参加していませんが、モンクの数字もUK公式の結果よりも良い可能性が高くなりました。

2018年ドラフト上位候補のモハメド・バンバがテキサス大にコミット。

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It's a GREAT morning in Austin! It's OFFICIAL. Welcome to the #TexasFamily Mo Bamba!! #HookEm pic.twitter.com/9ee4Mk29pf — Texas Basketball (@TexasMBB) 2017年5月18日 class of 2017のセンター、モハメド・バンバ。 傑出したウイングスパンと機動力の高さで学年1のディフェンシブセンターの評価を受け、2018年のNBAドラフトでも上位指名が有力視される逸材。 進学先としてはケンタッキー大、デューク大などが有力候補と見られていましたが、バンバが選んだのはテキサス大。 テキサス大は上記2校程のタレントは揃っていませんが、同学年でU-18アメリカ代表として共にアメリカ大陸選手権を戦ったPGのマット・コールマンも一足先にコミット。 ちなみにこの時のU18アメリカ代表のHCはテキサス大のHCのシャカ・スマート氏でした。 バンバの加入が決定し、優秀なPGとCのラインが完成し、今季のテキサス大は昨季以上に期待が出来そうです。

NBAドラフト2017:None and doneのハミドゥ・ディアロがドラフトから撤退。

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ケンタッキー大(UK)からアーリーエントリーを表明していたハミドゥ・ディアロ。 2017年1月にUKに入学し、練習には同行していたものの公式戦には出場していなかった彼のエントリーはNone and doneとも呼ばれました。 ドラフトコンバインでは身体測定、体力測定共に非常に優秀な成績を収め、注目を集めました。 このままドラフトに残っても1巡目下位から2巡目上位辺りでの指名が予想されていたディアロですが、ドラフトからの撤退を表明。 来季もUKでプレーすることとなりました。 今回のアーリーエントリーで身体的には非常に魅力的な選手であることを証明したディアロ。 今季大学で活躍することが出来れば、来年の上位指名も現実となるでしょう。

NBAドラフト2017:フランク・ジャクソンから漂う大当たりの予感。

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デューク大のフレッシュマン、フランク・ジャクソン。 コンボガードとして怪我人続きのデューク大でフレッシュマンながら貴重な戦力として活躍、重要な局面でもシュートをねじ込む勝負強さを発揮しました。 ジャクソンはシーズン終了後にアーリーエントリーを表明。 エージェントとは契約しない所謂”お試し”のはずでしたが、コンバインでジャクソンの評価は上昇。”お試し”では無くエージェントと契約しアーリーエントリーが確定しました。 今年のフレッシュマンPGのトップはマーケル・フルツ(ワシントン大)、ロンゾ・ボール(UCLA)、デニス・スミスJr(ノースカロライナ州立大)、ディアーロン・フォックス(ケンタッキー大)と見られていますが、身体能力の高さではジャクソンが1番の逸材と言えるでしょう。

NBAドラフト2017:ハリー・ジャイルズはやっぱり魅力的。

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高校時代には学年トップ3に入る評価を得ていたハリー・ジャイルズ。 鳴り物入りで入学したデューク大では怪我で出遅れ最後まで本領を発揮できず。高校時代も最後のシーズンを怪我で棒に振り、並外れた才能を持ちながらも怪我に泣かされてきた選手です。 1年前までは上位指名が予想されたドラフトでも、予想指名順位は1巡目下位まで落ち込んでいます。 確かにジャイルズのデューク大でのシーズンは期待外れだったかもしれません。しかし、カレッジでの活躍とドラフト候補としての価値は必ずしも一致するものではありません。 コンバインで優れた数字を残しているジャイルズはやはり魅力的な選手であることは間違いありません。

NBAドラフト2017:上級生ウイングに当たりはいるか?

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昨年のドラフトで全体36位で指名を受け、ミルウォーキー・バックスに入団したヴァージニア大出身のマルコム・ブログドン。 2016年に史上初となるACC最優秀選手賞とACC最優秀ディフェンス選手賞を受賞したブログドンは下位指名ながらルーキーらしからぬ活躍でチーム貢献しました。 今年のドラフトではジョッシュ・ハート(ヴィラノバ大)、ディロン・ブルックス(オレゴン大)、ジャロン・ブロッサムゲームの3人が大学で高い評価を得ていた上級生のウイングプレーヤー。 彼らの中からブログドンの様に即戦力として活躍する選手が出てくるでしょうか。

NBAドラフト2017:ビッグマン達も意外とタレント揃い。

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NBAドラフトに先立って候補選手達の合同ワークアウト、NBAドラフトコンバインが始まりました。 コンバインではワークアウトに加えて身体測定・体力測定などが行われ、その数字でドラフト候補達の評価は大きく変わってきます。 今年のドラフトには有望なフレッシュマンPGが多く、上位指名予想にもPGが並びます。 ウイングにも優秀なフレッシュマンがおり、上位指名候補にはビッグマンの名前はほぼ無し。 たしかに大学で支配的な数字を残したビッグマンは豊富とは言い難いけれど、コンバインではかなり良い数字を残したポテンシャル型のビッグマンは意外と充実しています。

ノースカロライナ大のNCAAトーナメント制覇に思うこと。

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#GetIntoIt pic.twitter.com/VDkmFmxLhz — Carolina Basketball (@UNC_Basketball) 2017年4月4日 もう時間も経ちましたが、2017年のNCAAトーナメントはノースカロライナ大(UNC)が決勝でゴンザガ大を下し、6度目の優勝を達成。 2016年も決勝まで進出したUNCですが、クリス・ジェンキンスのブザービーターに沈み、準優勝に終わったUNCが昨年の雪辱を果たした形となりました。 下級生の活躍が目立つ昨今の大学バスケですが、昨年のヴィラノバ大の優勝に続き、今年もノースカロライナ大が優勝。 今季のレギュラーシーズンではフレッシュマン主体のチームの活躍も目立ちましたが、とーなmントとなると上級生主体のチームが成功を収めています。 ケンタッキー大やデューク大に有望高校生がこぞって入学し、one and doneでのアーリーエントリーが全盛の時代に上級生主体のチームの優勝が続き、大学バスケファンにとってはある種望ましい結果だったのではないでしょうか。

2017NBAドラフト:上位候補のPGとNBAのトップPGを比べてみる。

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PGが豊作な年と言われている今年のNBAドラフト。中でも上位指名が予想されるのがマーケル・フルツ(ワシントン大)、ロンゾ・ボール(UCLA)、ディアーロン・フォックス(ケンタッキー大)、デニス・スミスJr(ノースカロライナ州立大)の4名。 この中ではフルツが現時点では最も高い評価を得ていますが、ドラフトの指名順位が後の活躍と直結するとは限りません。誰が将来活躍するかを予想するために、今年の状指名候補の4人のフレッシュマンPGとNBAで活躍するトップPGの身体とカレッジ1年目のスタッツを比較してみました。

Class of 2017の5つ星ウイング、ケビン・ノックスがケンタッキー大への進学を発表。

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BIG BLUE NATION LETS GO🔵🔵⚪️⚪️ #BBN 🐯🐯🐯🐯🐯🐯 pic.twitter.com/FiRjA7DlGq — Kev‼️ (@kevin_knox23) 2017年5月6日 Class of 2017の5つ星ウイング、ケビン・ノックス。 ジェイソン・テイタム、ジョッシュ・ジャクソンを始め大学バスケで活躍が顕著なサイズ、身体能力を兼ね合わせ、スモールラインナップのPFもこなせる万能型。 マクドナルドオールアメリカン、ジョーダンブランドクラシック、世代別アメリカ代表にも選出されている学年屈指の選手です。 ノックスはここまで進学先を発表せずに来ており、ノックスの進学先には多くの注目が集まっていました。 3月末頃からはマイケル・ポーターJrの熱心な勧誘もあり、急きょミズーリ大まで進学先候補に浮上。 メディアではデューク大が最有力で次いでノースカロライナと予想されていましたが、今回ノックスが発表した進学先はまさかのケンタッキー大(UK)。 これでUKはclass of 2017で5人目の5つ星を獲得となりました。 class of 2017に属しており、進学を早め既にUK入りしているハミドゥ・ディアロを含めれば、UKはこの学年から6人の5つ星を獲得したこととなります。

天才小学生ジョーダン・マケイブが有望選手に成長しUAAを席巻。

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2011年ごろに天才バスケットボール小学生として名を馳せたジョーダン・マケイブ。 ゴールデンステート・ウォリアーズファンの中にはハーフタイムにドリブルショーを披露した少年として彼を覚えている方もいるかもしれません。 その際にはステファン・カリーとも試合前のウォームアップドリルにも参加していました。 当時小学生だったジョーダン・マケイブも今年の秋で高校の最上級生。 Class of 2018の4つ星ガードで、既にメジャーカンファレンスのBig 12に所属するウェストヴァージニア大(WVU)にコミット。 学年屈指のハンドリングを持つPGとして多くのハイライト動画もアップロードされています。

2017-2018シーズン注目選手:Class of 2018編

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2017-2018シーズンに高校の最上級生となるClass of 2018。 この学年で再注目の選手はカリフォルニア州のSierra Canyon Schoolのフォワード、マービン・バグリー。 スムースな動きと卓越したシューティングスキルを持つ逸材。 2019年のNBAドラフトで上位指名を受けることはほぼ間違いないでしょう。 バグリーに次ぐ注目選手は日本でもダンカーとして名を馳せているザイオン・ウィリアムソン。 驚異的な跳躍力から叩き込まれるダンクはNBA顔負けの迫力。 この2人に次ぐ評価を受けるがロメオ・ラングフォードとキャメロン・レディッシュのウイング2人。 共に実力派のスコアラーで伸びしろも大きく、今後の成長が期待されます。 更に今夏のAAUで評価をグングン上げているのが元NBA選手のマヌート・ボルを父に持つボル・ボル。 圧倒的なサイズと高いシューティングスキルを武器にAAUで大暴れしています。

NBA選手のリアルな身体の話:トップポイントガード編

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2メートルを超える巨人が鎬を削るNBA。  NBA選手の身長・体重は公称だったり身長は靴込の身長を使っていたりと実際のところのNBA選手の身長はあまり知られていないのではないでしょうか。 有力選手達はNBAドラフト前の合同ワークアウト、NBA Draft Combine(ドラフトコンバイン)に召集され、そこで身長、体重からウイングスパンや垂直跳びを含む身体測定を受けます。 現在NBAの第一線で活躍するトップポイントガード達のドラフトコンバイン時の数字を見てみましょう。 ※数字はあくまでドラフトコンバインの数字です。

デューク大のグレイソン・アレンが4年生シーズンに向け大学に残留を決定。

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デューク大の3年生ガード、グレイソン・アレン。 1年生次には控え選手ながらFinal4でビッグプレーを連発し、デューク大のNCAAトーナメント制覇に大きく貢献。 2年生シーズンには平均21.6得点3.5アシストと大ブレークを果たし、多くの個人賞を獲得。 得点、アシストの2部門でチーム首位の成績を残したはデューク大史上9人目の快挙となりました。 迎えた3年目の昨季は有望なフレッシュマンも加入。 デューク大はシーズン開幕前にはNCAAトーナメント制覇最有力候補として、アレンもウッデン賞などの賞レース受賞の最有力候補として高い評価を集めました。 成功を期待されたシーズンでしたが、主力選手の怪我、コーチKの腰の手術による離脱もあり停滞。 アレン自身も2試合で試合中に相手選手に対して故意に足をかけたとして、1試合の出場停止処分をチームから課されるなど、チーム・個人共に思う様に行かないシーズンとなり、NCAAトーナメントも下位シードのサウスカロライナ大相手に2回戦敗退に終わりました。 シーズン終了後にNBAドラフトへのアーリーエントリーか4年生シーズンへの残留か、アレンの決断に注目が集まりましたが、アレンは大学への残留を決意しました。

Class of 2018の学年NO1ウイング候補キャメロン・レディッシュ。

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来シーズン高校の最上級生となるClass of 2018。 ESPNランキングで学年全体3位にランクされ、学年NO1ウィングと見られているのがロメオ・ラングフォード。 スムースなスキルと当たりだしたら止まらない外角シュートを武器に得点を量産するスコアラーです。 同じくESPNランキングで学年全体4位にランクされるウイングが、キャメロン・レディッシュ。 キレ味鋭いハンドリングと精度の高い外角シュートを持つスコアラーです。 NikeのAAUリーグEYBLでも目覚ましい活躍を見せており、ラングフォードの対抗馬として評価を上昇させています。

ボル・ボルが思っていた以上に物凄い逸材なのではないかという話。

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NBA史に残るビッグセンター、マヌート・ボルを父に持つClass of 2018のボル・ボル。 この学年ではとても気になっている選手の1人で、過去に何度もこのブログでも取り上げている選手です。 学年が上がるに連れ評価も段々と上昇し、現在はESPNランキングで学年41位にランクされています。 既に高い評価を得ているボル・ボルですが、AAUではその評価を上回る活躍を見せています。 元々は驚異的なウイングスパンとサイズでポテンシャルの高さを評価されてきた選手ですが、実力も着実に伸ばしており、高いレベルの中でメキメキと頭角を現しています。