2017-2018高校バスケ注目校③:Mater Dei High School


アメリカ高校バスケ界で最もハイレベルな戦いが繰り広げられる州の1つ、カリフォルニア州。
2015-2016にはロンゾ・ボールとボール三兄弟を中心にしたChino Hills High Schoolが、他を寄せ付けない強さで州チャンピョンに輝きました。
絶対的本命不在の昨季は、激戦の末にBishop Montgomeryが州大会を制しました。

今季のカリフォルニア州大会優勝候補最有力は、カリフォルニア州大会を11回制した実績を持つMater Dei High School(MD)。
ヘッドコーチのゲリー・マクナイトは、コーチとしてカリフォルニア州の勝利数記録を持つ名将。
強豪であるMDに昨季中盤から高校屈指のビッグマン、ボル・ボルが加入。
今季からは、マイケル・ポーターJr等と共にNathan Hale High Schoolをワシントン州大会優勝に導いたガードのP.J・フラーもMDに転校。
カリフォルニア州大会制覇に向けて盤石の布陣が揃いました。



スペンサー・フリードマン

学年:class of 2018
進学先:ハーバード大
ポジション:PG
身長(裸足):180.3cm
体重:68.9kg
ウイングスパン:188cm


下級生時からスターティングPGを務めるMDの絶対的司令塔、スペンサー・フリードマン。
PAC-12の強豪校からオファーを受ける中、ハーバード大にコミットした文武両道の選手。

昔ながらの司令塔タイプとしてチームをコントロールしながらも、3PTラインの数メートル後ろから正確にゴールを射抜くシュート力も兼ね備えます。
昨季のCIF-SS Open Division(州大会の前の地区大会)の準決勝では、Chino Hillsを相手に17得点9アシストを記録し、延長での勝利に大きく貢献。
Chino Hills相手に大敗を喫した前年の雪辱を晴らしました。

進学先のハーバードは近年リクルートに成功しており、フリードマンが加入し有望選手が上級生となる来季には、NCAAトーナメント出場も十分あり得るでしょう。

マイケル・ワン

学年:class of 2018
ポジション:PF
身長(裸足):203.2cm
体重:95.7kg
ウイングスパン:200.7cm


フリードマンと共に下級生時からMDでプレーしてきた中国出身のマイケル・ワン。
機動力の高さと3PTシュートが売りのPF。
ボル・ボルとP.J・フラー不在で迎えた先日の対Rancho Christian戦では、1試合で5本の3PTを決めており、十分チームのエースとなれる実力を備えています。
アウトサイドの上手いワンのお陰で、相手チームはボル・ボルのみにディフェンスの的を絞れなくなる厄介な選手。

サンノゼ州立大やテキサスA&M大からオファーを受けており、卒業後はD1のカレッジでプレーが予想されます。
近い将来中国代表として日本代表を苦しめる選手となるでしょう。

ボル・ボル

学年:class of 2018
ポジション:C/PF
身長(靴込):218.4cm
体重:93kg
ウイングスパン:233.7cm


元NBAプレーヤーのマヌート・ボルの息子、ボル・ボル。
昨季中盤にMDに加入以降、メキメキと頭角を現し、学年トップ選手に成長。
ESPNランキングではclass of 2018全体の4位にランクされています。

7フッターを超えるサイズを持ちながら、NikeのAAUリーグEYBLでは5割近くの成功率で3PTを沈めました。
ディフェンスでも平均10リバウンド4.5ブロックを記録。
攻守に圧巻の活躍を見せ、EYBLレギュラーシーズンのMVPを受賞しました。

ハンドリングでも成長を見せており、時にはPGの様なプレーも披露する底なしのポテンシャルの持ち主。
数々のD1強豪校からもオファーを受けています。

今季のMDが単なる州の強豪校で無く、全米レベルで注目を集める強豪となっているのはボル・ボルの存在があってこそ。
フリードマンとの相性も良く、今季もアンストッパブルな活躍を見せてくれるでしょう。

P.J・フラー

学年:class of 2019
ポジション:SG/PG
身長:188cm
体重:69.4kg
ウイングスパン:195.6cm


ESPNランキングでclass of 2019の43位にランクされるコンボガードのP.J・フラー。
昨季はNathan Hale High Schoolでプレーし、マイケル・ポーターJr(ミズーリ大)、ジョンテイ・ポーター(ミズーリ大)と共に主力の1人としてチームをシーズン無敗へと牽引しました。

今季Nathan Hale High Schoolから転校でMDに加入。
スラッシャータイプのコンボガードで、フリードマンとプレースタイルが重なることなく共存が出来るでしょう。
ワン、ボルとアウトサイドを得意とするインサイドにスラッシャータイプのフラーの加入し、MDの破壊力は更にアップ。

主力にclass of 2018の多いMDの来季のエース候補となるでしょう。


個々のタレントではMontverde AcademyやIMG Academyに敵いませんが、フリードマン、ワンなど下級生からMDでプレーしてきた選手が多く、チームの成熟度ではMDに一日の長が。
主力は最上級生のclass of 2018がメインですが、新入生のclass of 2021にも2mオーバーの有望選手が複数おり、これからもカリフォルニア州のトップを走り続けてくれるでしょう。

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