高まるマイケル・ポーターJrへの期待感。


何を隠そう私が今季一番推している選手はミズーリ大のマイケル・ポーターJrです。
マービン・バグリーの学年変更での大学進学以降、"今季のフレッシュマンのNO1プレーヤーはバグリー"の様な雰囲気が漂っていますが、高校での直接対決ではポーター擁するNathan Hale High Schoolがバグリー擁するSierra Canyon Schoolに勝利。
個人スタッツでもポーターがバグリーを上回りました。
チームをシーズン無敗にも導き、昨季の高校NO1プレーヤーは間違いなく、マイケル・ポーターJrでした。

ポーターが卒業後の進路として選んだのは、SECのミズーリ大。
強豪ひしめくSECの中では近年低迷が続くミズーリ大ですが、ポーターに続きブレイク・ハリス、ジェレマイア・ティルモン、ポーターの弟のジョンテイ・ポーターという優れたフレッシュマンを立て続けに獲得。
ミズーリ大は一躍カレッジ屈指の注目校となりました。

ミズーリ大躍進のカギを握るのは勿論エースとなるマイケル・ポーターJr。
フレッシュマンにしてカレッジの最優秀選手賞の有力候補にも挙げられ、ポーターの活躍に大きな期待がかかります。



ミズーリ大のダンクコンテストを順当に制覇


裸足での身長が約206センチと大型ウイングプレーヤーのポーターですが、跳躍力も超一流。
高校時代はゲームタイムダンカーとして多くのハイライトを残しました。
ミズーリ大のイベントで開催されたダンクコンテストでも、between the legsからのリバースダンクを綺麗に成功させ、あっさりと優勝を勝ち取りました。

カンザス大相手に21得点8リバウンドの活躍


ミズーリ大はハリケーンによる被害の救済のためのチャリティーゲームでカンザス大と対戦。
カレッジ屈指の強豪で今季のNCAAトーナメントFinal4の有力候補でもあるカンザス大を相手にポーターは23分の出場で21得点8リバウンドの活躍。
FG成功率6/20、3PT成功率2/9とシューティングは不調でしたが、FT成功率7/8とキッチリとFTを決めており、シューティング精度に不安は無さそう。
シーズン前にNCAAトップレベルのチームを相手に経験を積めたことは、ポーターにとってもチームにとっても大きなプラスとなるでしょう。

ポーターの弟ジョンテイも21分の出場で9得点12リバウンド、ティルモンが10得点4リバウンド、ハリスが3得点ながら6アシストとポーター以外のフレッシュマン達もそれぞれ持ち味を発揮。
ジョーダン・バーネットとカシアス・ロバートソンのシニアコンビもそれぞれ19得点、13得点の活躍。

しかしながら、ティルモンが13分の出場で7ファール、ポーター兄弟が揃って4ファール。
インサイドはフレッシュマン頼みになるので、ファールトラブルはミズーリ大の大きな不安要素となるでしょう。

カンザス大相手に87-93と敗戦こそしたものの、前半終了時にはリードを奪い、6点差の好ゲーム。
カンザス大もラジェラルド・ビックの36分、デボンテ・グレアムの35分を筆頭に主力が30分近くプレーしており、手加減無し。
有力フレッシュマン達を上級生がキッチリとリード出来れば、強豪相手に十分戦えるチームである事を証明しました。

有望フレッシュマンを獲得したとは言え、ミズーリ大がSECでどこまでやれるかは不透明でしたが、カンザス大相手に好ゲームを見せ、シーズンへの期待感は一層高まっています。

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