カレッジシーズンが本格化。上位校が敗れる波乱が続く。

(twitter:@MSU_Basketball)
年末から同カンファレンス同士のチームが対戦する"カンファレンスゲーム"が始まり、カレッジシーズンも本格化。
メジャーカンファレンスに所属するチームは強豪校同士の対戦が続き、ランキング上位校であっても気の抜けない試合ばかりです。

メジャーカンファレンスの1つであるBig Tenに所属し、目下APランキング1位にランクされるミシガン州立大(MSU)も、ランク外のオハイオ州立大に80-64で完敗。
メジャーカンファレンス内は下位校であっても上位校を食う実力を備えており、カレッジバスケはここから今まで以上に熾烈な争いが展開されていきます。


APランキング1位MSUもオハイオ州立大に完敗



マイルス・ブリッジス、ニック・ウォード、ジャレン・ジャクソンJrが並ぶ迫力溢れるフロントコートに加え、チームを勢いづける爆発力を持つガードのカシアス・ウィンストンとジョシュア・ラングフォードをバックコートに備え、カレッジ屈指の盤石なラインナップを揃えるMSU。
シーズン2戦目で当時APランキング1位にランクされたデューク大に敗戦を喫しましたが、その後は連勝を続け、APランキング1位を獲得していました。

MSUはカンファレンスゲーム4戦目でオハイオ州立大と対戦。
前半残り2分を切って29-29と互角の試合が展開されていましたが、そこからMSUのミスやオハイオ州立大の好ディフェンスでオハイオ州立大が前半終了までに12-0の猛チャージ。
29-41でMSUは12点のビハインドを背負います。

後半巻き返しを図りたいMSUですが、後半に入ってもオハイオ州立大の猛攻を止めることが出来ず。
一方のMSUのオフェンスには火がつくことは無く、点差は最大25点差まで開き、最終スコア64-80でオハイオ州立大が完勝しました。

デューク大もノースカロライナ州立大に敗戦


マービン・バグリー、ウェンデル・カーターJr、ゲイリー・トレントJr、トレボン・デュバルのフレッシュマンカルテットに加え、経験豊富なシニアのグレイソン・アレンを擁するAPランキング2位のデューク大。
所属カンファレンスのACCのカンファレンスゲームでノースカロライナ州立大(NCST)と対戦しました。

試合序盤には勢い良く得点を重ねた2桁リードを奪ったデューク大ですが、オフェンスが停滞するとNCSTを止めることが出来ず、一気に逆転を許します。
オフェンスの流れが悪い時間帯はディフェンスでも噛み合わない悪循環に陥ったデューク大。
バグリーの31得点10リバウンドの活躍も虚しく、敵地でNCSTに85-96で敗戦を喫しました。

NCAA屈指の爆発力を持つデューク大。
オフェンスでは平均得点NCAA2位、平均アシストNCAA2位、平均リバウンドNCAA1位と素晴らしいスタッツを残し、波に乗ると止められない破壊力を持ちますが、平均失点はNCAA全351チーム中249位とディフェンスに問題を抱えています。
カンファレンスゲームの中でディフェンスの改善が出来なければ、1発勝負のNCAAトーナメントでは、早々とトーナメントを去ることになるかもしれません。

ランキング上位校が敗れるUpsetが続く

その他ではランキング5位のゼイビア大が敵地でプロビデンス大に敗戦。
11位のテキサスA&M大は所属カンファレンスであるSECのカンファレンスゲームに入ってからは3連敗と苦戦が続きます。
14位のアリゾナ大もユタ大、コロラド大と高地でのアウェーゲームが続き、コロラド大に敗戦。
17位のケンタッキー大も23位のテネシー大に逆転負けを喫し、フレッシュマン主体チームの脆さを見せました。

ランキング外のチームが上位校を破るUpsetが頻出しており、シーズンが本格化してきたカレッジバスケから目が離せません。

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