class of 2019:注目選手ブライアン・アントワンが王者ビラノバ大にコミット


2018年のNCAAトーナメントを制したビラノバ大。
デューク大やケンタッキー大の様な華やかな選手層を誇るチームではありませんが、徹底された戦術と鍛え上げられたチーム力を武器に、2016年と2018年にNCAAトーナメントを制覇しました。

近年の成功はリクルートにも大きな影響を及ぼし、今年も注目選手のジャボン・クイナリー、コール・スワイダーが入学。
着々と有望選手が集まり始めています。

来年入学となるclass of 2019でも、既に2人の4つ星選手からコミットを獲得していましたが、今回5つ星選手のブライアン・アントワンもビラノバ大にコミット。
one and doneを狙う選手の獲得は、中長期的なチームの補強を考えると、主力選手の入れ替わりが激しくなる諸刃の剣ではありますが、有望なタレントがビラノバ大の戦略にフィットすれば、ビラノバ大の栄華が続くことになるでしょう。

ブライアン・アントワン


ESPNランキングで学年12位、247sportsのランキングで学年11位にランクされるアントワン。(2018年9月5日現在)
ニュージャージーのRanney Schoolでプレーしており、高校・AAU共にチームメイトであるスコッティ・ルイスとのデュオで下級生の頃から広くその名を知られてきた選手です。
今夏も目覚ましい活躍を見せ、アンダーアーマーが有望高校生を集め開催したSC 30 Campでは、キャンプ最後のゲームでゲームウィナーとなるブザービーターの3PTを沈めMVPも獲得しています。

昨季平均20.8得点3.2リバウンド2.5スティールを記録したアントワンには、ビラノバ大以外にもケンタッキー大、デューク大、カンザス大等、多くの強豪校がオファーをしましたが、アントワンが選んだのは、現在通うRanney Schoolからも車で2時間程の距離にあるビラノバ大でした。

アントワンのコミットで気になるのが、彼のチームメイトで同学年のスコッティ・ルイスの進路。
ルイスもアントワン同様に身体能力の高いウイングプレーヤーで、アントワンと同等の評価を受ける選手。
ルイスの進学先候補の1つにビラノバ大が上がっており、ルイスもビラノバ大に進学する可能性が十分に考えられます。

SNSの発達もあり、これまで以上に選手同士のコミュニケーションが活発となっており、近年は選手自身によるリクルート活動が、非常に大きな影響を見せています。
もし、ルイスもビラノバ大にコミットした場合、これまでチーム力を武器に戦ってきたビラノバ大にとって吉と出るのか凶と出るのか、その辺りも気になる所です。

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