インサイドとウイングを分ける身体的特徴は身長だけなのか


ウイングスパンやスタンディングリーチの数字が大好物の私。
日頃プレーヤー達の身体測定結果を見る中で様々な疑問が湧き出ます。
その中の1つが、"ポジションの適正を分けるのはサイズだけなのか"という疑問。
プレーヤーの評価として"サイズ不足"という指摘をよく耳にしますが、身長だけでポジションの適正を判断できるものでしょうか。

という訳で今年のNBAドラフトコンバインに参加した選手の中で、ウイングとインサイドの境界となるSFとPFの選手の身体測定結果を比較してみようと思います。
現代バスケの中でポジションの定義は中々曖昧なのですが、SF起用がメインと予想される選手、PF起用が予想される選手をピックアップしています。
PFとCの線引きは更に曖昧なのですが、SFとPFの比較をしたいので、PFの中でもCでの起用も予想される選手は除外しています。

SF選手の身体測定結果


ポジション 選手名 身長 体重
ウイング
スパン
身長比
スタンディング
リーチ
身長比
SF Kevin Knox 202.6cm 96.4kg 212.7cm 1.050 274.3cm 1.354
SG-SF Keita Bates-Diop 201.3cm 101.5kg 221.6cm 1.101 270.5cm 1.344
SF Troy Brown 197.5cm 94.3kg 208.9cm 1.058 266.7cm 1.350
SF-SG Melvin Frazier 194.3cm 89.9kg 217.8cm 1.121 266.7cm 1.373
SF Miles Bridges 196.2cm 100.kg 207.cm 1.055 262.9cm 1.340
SF Kenrich Williams 198.1cm 90.9kg 201.3cm 1.016 262.9cm 1.327
SF Kris Wilkes 199.4cm 93.kg 208.9cm 1.048 262.9cm 1.318
SG-SF Sviatoslav Mykhailiuk 199.4cm 96.kg 194.9cm 0.978 254.cm 1.274
平均 198.6cm 95.3kg 209.2cm 1.053 265.1cm 1.335

PF選手の身体測定結果

ポジション 選手名 身長 体重
ウイング
スパン
身長比
スタンディング
リーチ
身長比
SF-PF Michael Porter
207.cm
95.7kg
214.cm
1.034
275.6cm
1.331
PF Alize Johnson
201.3cm
98.2kg
205.1cm
1.019
261.6cm
1.300
PF Kevin Hervey
199.4cm
96.kg
222.3cm
1.115
271.8cm
1.363
PF Kostas Antetokounmpo
205.7cm
88.4kg
219.1cm
1.065
279.4cm
1.358
PF Ray Spalding
205.7cm
97.7kg
225.4cm
1.096
276.9cm
1.346
PF Justin Jackson
198.1cm
104.1kg
221.cm
1.115
266.7cm
1.346
PF Billy Preston
205.1cm
100.9kg
218.4cm
1.065
274.3cm
1.337
PF PJ Washington
199.4cm
101.2kg
219.7cm
1.102
271.8cm
1.363
平均
202.7cm
97.8kg
218.1cm
1.076
272.3cm
1.343

PFの方がウイングスパンとスタンディングリーチが優れた結果に

SFの平均身長198.6cmに対して、PFの平均身長は202.7cmで+4.1cm。
ウイングスパンに関してはPFが+8.9cm、スタンディングリーチについてはPFが+7.2cm。
PFの方が身長/ウイングスパン比、身長/スタンディングリーチ比が高いことが分かります。
身長だけであれば、PFの平均身長と変わらない大型SFのケビン・ノックスもウイングスパンはPFの平均に対して-5.4cmという結果に。

PJ・ワシントンは身長はPFの平均に及びませんが、ウイングスパン比が優れており、結果としてスタンディングリーチもほぼPFの平均水準。
ポジション適正を考える時には、勿論選手のスキルセットも重要な要素なので、一概に身体測定の結果でどうこう言えるものではありませんが、身長だけでなくウイングスパン、スタンディングリーチの数字も考慮する必要があるでしょう。


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