NBA選手のリアルな身体の話:渡邊雄太とトップ選手を比較

さてさて、2018年は渡邊雄太が田臥勇太以来のNBAデビューを果たし、日本人のバスケファンにとっては特別な1年となりました。
来年にはゴンザガ大の八村塁がドラフト1巡目指名を受けてのNBA入りが濃厚です。

日本人としては数十年に一度の恵まれた身体を持つ渡邊ですが、NBA選手と比較すると実際彼の身体はどんなもんなのでしょうか。
という訳で、渡邊のコンバインの数字と今のNBAのオールスター級のウイングのコンバインの数字を比較してみます。

身体測定結果




身長はNBAの中でも高水準

NBAのオールスタークラスに加えて、渡邊と同じく今季のルーキーであるケビン・ノックスも並べておきました。
NBA選手の公称身長はほぼサバを読んだ身長。
実際の裸足の身長で見ると、渡邊の身長はNBAのオールスター級のウイングと比較しても優れた高さを備えています。
大型ウイングとして昨年のドラフトで1巡目9位指名を受けたノックスよりも身長では上回ります。

日本人としては非常に長いウイングスパンを持っている様に見える渡邊ですが、NBAのトップ選手達と比較すると少し見劣りする結果に。
それにより指高も身長の高さから考えるともうひとつの数字ですが、ウイングとしては十分な高さがあります。

体重はPG水準

上記の選手の中でも87.0kgの渡邊の体重は一際軽く、昨年のドラフトコンバイン参加選手の中で、渡邊と同等の体重を記録したのは身長186.7cm体重86.6kgのPGであるトレボン・デュバル。

2018年のドラフトコンバイン参加選手の中で、裸足身長が渡邊と同じ結果となったのはインサイドプレーヤーのオマリ・スペルマンで、彼の体重は115.1kgと渡邊より25kg以上も重いのです...。

ディフェンスを売りとする渡邊ですが、長きに渡りNBAで活躍していくためには、重さに対応するため身体のビルドアップの必要がありそうです。

NBA水準の身体を備えるプレーヤー

ウイングスパンこそ他の選手と比較すると少し見劣りしますが、裸足で203cmの身長はNBAのウイングとしても高水準。
PG並みの体重は要改善ですが、身体的にNBAの中でも十分やっていける日本人選手は史上初では無いでしょうか。

来年には八村塁のNBA入りが濃厚ですが、彼らの様なウイングでNBAを狙える日本人は数十年に1人の逸材で、しばらく彼らの様な身体を持つ日本人選手は出てこないのでは無いでしょうか。

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