ランキング1位がまたも陥落。テキサス工科大がルイビル大を撃破。

シーズン無敗を維持し、APランキング1位の座を掴んだルイビル大はシーズン10試合目でテキサス工科大と対戦。テキサス工科大はここまで5勝3敗と負けが込んでいるが、昨季のNCAAトーナメントで決勝まで勝ち進んだチーム。エースのジャレッド・カルバー等、主力はチームを去ったが、快進撃の立役者ダビド・モレッティは健在。

先手を取ったルイビル大だったが、前半早々に追い付かれてからはテキサス工科大ペース。ルイビル大は終始テキサス工科大のディフェンスを攻略することが出来ず。僅か57得点に抑えられ57-70でルイビル大がシーズン初黒星を喫した。

ルイビル大のエース、ジョーダン・ウォラはテキサス工科大のディフェンスを前に今シーズンの最低得点となる14得点に抑え込まれた。テキサス工科大ではモレッティがゲームハイの18得点を記録し、チームを牽引した。

テキサス工科大のディフェンスは健在


昨季から多くのメンバーが入れ替わったテキサス工科大。平均17.3得点を叩き出しているリーディングスコアラー、ジャマイアス・ラムジーを怪我で欠く中での試合となったが、NCAAトーナメントで決勝までチームを押し上げたディフェンスは健在。ルイビル大を今シーズン最小得点の57得点に抑え込んだ。

勝利の立役者となったのはシニアのクリス・クラーク。得点こそ7得点だったが、ハンドラーとしてオフェンスをコントロールしゲームハイの6アシスト。ディフェンスでも12リバウンドを奪い、サイズでルイビル大に劣るテキサス工科大を支えた。

ゲームハイの18得点を記録したダビド・モレッティはシュートが不調だったがオフボールでの精力的に動き、イージーシュートを創り出していたのが印象的。終盤には獲得した全てのFTを沈め、ルイビル大に追走する隙を与えなかった。モレッティはシーズンのFT成功率が97%と今季驚異的な集中力を見せている。

シーズン平均3.8得点のエイブリー・ベンソンも全てのFG、FTを成功させ10得点。前半に良いオフェンスリバウンドやブロックを決め、テキサス工科大に流れを引き寄せた。アグレッシブなプレーでチームに勢いを与え、アップセットの大きな要因となったのは間違いない。

ルイビル大のエース、ジョーダン・ウォラは14得点を記録したがFG成功率は4/16と低確率。テキサス工科大のディフェンスに対抗しようとした結果タフショットが目立ち、最後までリズムに乗る事はなかった。本来であれば、どこからでも得点の出来る安定したスコアラーであるが、テキサス工科大のディフェンスを前に、ほとんど彼らしさを発揮することないまま敗戦となった。

テキサス工科大もFG成功率39.7%3PT成功率25.9%と決してオフェンスが好調とは言えなかったが、チーム全体でのタフなアグレッシブなプレーが光り、ルイビル大相手の大金星を呼び込んだ。

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