class of 2012 シニア達の4年間



NCAAトーナメントが終わり、残すところは賞レースの発表のみとなった大学バスケ。
昨年は1年生を主力としたデューク大が優勝するなど、近年下級生の活躍が目立つ。
しかし、今年を見れば、大学バスケを沸かせた多くの選手は4年生(シニア)だった。
彼等の多くは高校時代からトップクラスの評価を受けていたわけではない。
今年の4年生、つまりclass of 2012でトップ評価を受けていたのは、アンソニー・ベネット(ラプターズ:Dリーグ)、シャバズ・ムハンマド(ティンバーウルブズ)、ナーレンズ・ノエル(シクサーズ)、カイル・アンダーソン(スパーズ)達。

しかし、今年の4年生たちは4年間で大きな成長を遂げた選手が目立つ。
そしてそれは学生スポーツの大きな醍醐味の1つである。


バディー・ヒールド オクラホマ大


今年、驚異的な数字を残し、オクラホマ大をFINAL4に導いたバディー・ヒールド。
彼も高校時代は全米86位の評価の選手だった。
1年生からオクラホマ大で出場時間を獲得し、2.3年生次には既に主力としてチームを牽引していたヒールド。
3年生終了時にNBAドラフトの候補だったが、アーリーエントリーせず、大学に残り4年生を過ごすことを選択した。
今季の彼はその選択が正解だったことを証明する活躍を見せた。
2016年1月4日のカンザス大戦ではトリプルオーバータイムの末、46得点を挙げるキャリアハイ。
大学最優秀選手の最有力候補となった。

デンゼル・ヴァレンタイン ミシガン州立大


ヒールドと並び、今季の大学バスケの顔となったヴァレンタイン。
高校時代は全米81位。
彼も1年次から出場時間を獲得。
着実に成長を見せ、4年次の成績は平均19.2得点7.5リバウンド7.8アシスト。
シュートの上達も顕著で、3PTは約16%、FTは18%以上も向上させた。
AP通信やUSAトゥデイ等、多くの有力メディアから年間最優秀選手にも選出された。

ブライス・ジョンソン ノースカロライナ大


今季大学NO1パワーフォワードとしてインサイドを制圧したジョンソン。
彼も高校時代は体重90キロ程度しかなく、全米49位の評価。
大学では2年生次から出場時間を獲得するも、ドラフト候補と呼ばれる程の活躍では無かった。
しかし、4年生次に飛躍。
身体能力任せのプレーだけでは無く、ジャンパーも改善。
弱点のFTも78%まで向上させた。
1試合平均28分の出場で平均17得点10.4リバウンドのダブルダブルは相手にとっては脅威。
爆発力も凄まじく、2016年1月4日のフロリダ州立大戦では39得点23リバウンドとモンスター級の数字を残した。

上記の3選手に共通して言えることは、「4年目の飛躍」。
3年生次から既に主力級の活躍をしていた彼らだが、4年生次にはその数字をさらに大きく向上させ、注目を集めた。
NBAで活躍が期待される選手が少なく、レベルが低いと言われた今年の大学バスケ。
しかし、彼等4年生の活躍が学生スポーツの魅力を高めたことは間違いない。



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