Chino Hills High Schoolの連勝は60で止まるも明るい未来の予感。


昨季現UCLAのポイントガード、ロンゾ・ボールを擁し35勝0敗のパーフェクトシーズンを送ったカリフォルニアのChino Hills High School(チノヒルズ)。
チームの大黒柱ロンゾ・ボールは卒業したが、ロンゾの弟である次男のリアンジェロと三男のラメロを中心に昨季の主力が4人残り、今季も無敗のまま連勝を続けた。

チノヒルズは現地時間2月4日に全米屈指の強豪校Oak Hill Academy(オークヒル)と対戦。
オークヒルは今季の開幕前のランキングで全米1位にもランクされた非常に厚い選手層を誇るチーム。

チノヒルズはオークヒル相手に得意の速攻を武器に前半は優位に試合を展開。
前半を51-41の10点リードで折り返す。
後半に入ると得点源のリアンジェロ・ボールの故障による不調が響き、オークヒルが徐々に点差を詰め始める。
オークヒルのガードでアイオワ州立大コミットのリンデル・ウィギントンに火が付き逆転をゆるすと、ラメロの3PTで食い下がるもチーム力で上回るオークヒルには一歩及ばず91-96でオークヒルの前に屈した。

この試合の敗北で昨季から続いたチノヒルズの連勝は60でストップ。
しかし、共にclass of 2019のラメロ・ボールとオニエカ・オコングーが全米トップレベルの相手に奮闘。
今季終了後にはスタメンの内リアンジェロ・ボールとエリー・スコットが卒業するが、次代の中心選手が目覚ましい勢いで成長しており、チノヒルズの来季以降も続く明るい未来を予感させた。


弱冠15歳のラメロ・ボールがオークヒル相手にゲームハイの36得点。



長男のロンゾの様な爆発的な身体能力も次男リアンジェロの様な相手をなぎ倒してシュートをねじ込むパワーも三男のラメロには無い。
まだ15歳のラメロの身長は6'2"(約188cm)と言われているが、裸足での身長は185cmも無いだろう。
ようやくダンクシュートを決められる様になってきたラメロは決して現時点では身体的に恵まれた選手とは言えない。
それでもラメロ・ボールがアメリカ屈指のバスケットボールの天才である事実は動かない。

低い身体能力はキレの良さと滑らかさを兼ね備えたハンドリングとヘジテーションで、華奢な身体は多彩なシュートのバリエーションでカバー。
長男ロンゾにも負けないコートヴィジョンを持っており、毎試合観客を沸かせるファンタスティックなアシストを披露する。
そしてラメロの最大の武器はどんな体勢でも、どこからでもリングの中心を射抜くそのシューティングセンスだ。
決してキレイとは言えないシュートフォームから思いも寄らないタイミングでシュートを放ち、今季はハーフコート近くからのシュートを何本も沈め、全米中で話題を呼んだ。

センス言えば誰にも負けないラメロだが、試合ではどこかやる気にかけるプレーが目に付いた。
常に派手なハイライトプレーを狙う彼のスタイルは時に傲慢にさえ映る。
しかし、この試合のラメロはいつもと一味違った。
これまでとは比べものにならないIntensityでボールをプッシュし、シュートを沈め、アシストを供給した。
観客をも欺くようなバックビハインドパスも披露したが、それは単に奇をてらったプレーではなく、相手ディフェンスを欺くために必要なプレーだった。

この試合でラメロにマッチアップしたのはマット・コールマンとリンデル・ウィギントン。
コールマンは世代別アメリカ代表にも選出される高校トップガードの1人。
ウィギントンも今季終了後にはアイオワ州立大に進学する選手。
2人とも今季終了後にはカレッジし進学し、1年目からの活躍が期待される選手。
その2人を相手にまだ15歳のラメロは躍動。
ゲームハイの36得点を決めたこの試合のラメロのプレーは、既に学年関係なく高校トップレベルと言っていいだろう。

ラメロは身体的にもまだまだ成長中。
2人の兄を見る限り190センチ以上までは成長するだろう。
長男ラメロの様な身体能力を身に着けたとすれば、ラメロがどんなプレーを披露するかは想像することも出来ない。
数年後ラメロ・ボールは間違いなく兄以上の注目を集める選手に成長しているだろう。

コメント