NBAドラフト2020:ワシントン大のフレッシュマンデュオが逆転勝利を演出

昨季,堅固な2-3ゾーンを武器に2011年以来のNCAAトーナメントを果たしたワシントン大。攻守の要が卒業やアーリーエントリーでチームを去ったが、2人のMcDonald's All Americanと有力転校生が加入。2020年のNBAドラフトの上位候補が2人も加入し、注目度は昨季を上回る。

ワシントン大はシーズン初戦でプレシーズンランキング16位の強豪、ベイラー大と対戦。ベイラー大に主導権を握られ劣勢が続いたが、終盤にお家芸の2-3ゾーンがベイラー大を失速させ逆転に成功。ベイラー大の最後のオフェンスも意表を突いたマンツーマンディフェンスで振り切り、67-64で逆転勝利。

Cのアイザイア・スチュワートが15得点7リバウンド3ブロック、コンボフォワードのジェイデン・マクダニエルズが18得点7リバウンドと期待のフレッシュマンは額面通りのプレーを見せた。身体能力の高い選手が揃う今年のワシントン大。2-3ゾーンが仕上がれば、今年は昨年以上に厄介なチームとなるだろう。

2人のフレッシュマンが逆転勝利に貢献


2-3ゾーンの中心、2列目のセンターポジションを務めるアイザイア・スチュワート。高さに加えて広い範囲を守る機動力の高さも求められる。初戦の為か序盤はベイラー大にインサイドへの侵攻を許したが、試合の中で徐々に連携がスムースになり、終盤にはベイラー大を完璧にシャットアウト。パワーには定評のあったスチュワートだったが機動力の高さも証明し、3ブロックを記録した。

オフェンスではローポストを支配。パワフルなポジション取り、多彩なステップワーク、安定したシュートタッチでインサイドで高確率に得点を重ね、決勝点もスチュワートのローポストプレーだった。一方でペイントエリア外のシュートタッチは難あり。プレーエリアの狭さは懸念事項として残った。

スチュワートとは異なり、サイズに似つかわしくない器用さで現代的なプレーを見せたのがジェイデン・マクダニエルズ。NBAプレーヤーではジョナサン・アイザックが似たタイプかな。身体は細く、フィジカルコンタクトには課題を感じさせたが、ハンドリングは中々。方向転換が上手く、サイズのあるウイングとしての素養は十分。ミッドレンジからのタフショットやFTもキッチリ沈め、アウトサイドシュートの精度も予想以上で、同点に追いつくアシストを決める視野の広さも魅力的。

ディフェンスでは2-3の1列目も担当。ダニエルズ程のサイズとウイングスパン、機動力を持つ選手が1列目にいると相手のガードとしては相当プレッシャーを感じるだろう。正直に言えば活躍まで時間が掛かる選手だと予想していたので、強豪相手にここまで活躍したのは良い意味で驚きでもあった。

ケンタッキー大から転校で加入したクアデ・グリーンは2得点に終わったものの、ゲームハイの9アシストを残した。能力の高い選手が揃うワシントン大をセンス良くリードし、元McDonald's All Americanの力を示した。

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