高校バスケ2016-2017シーズン注目選手:class of 2017



今年最上級生となるclass of 2017。
PGが豊作だったclass of 2016とは異なり、将来有望なセンターが揃う。
NBA同様NCAAには支配的なビッグマンは不足しており、優秀なビッグマンは貴重な存在。

この学年のトップ層は2018年にNBA入りするため、今の内から注目しておいても決して早すぎることはない。
ビッグマンに優秀な人材の揃うこの学年はスモールボール全盛のNBAにも大きな影響を与えるポテンシャルを有している。

ビッグマンと言えど高い機動力と非凡な技術を兼ね備えている選手が揃い、将来が嘱望される逸材が並ぶ。



ディアンドレ・エイトン

ポジション:C
身長(靴込):212.7cm
体重:110.2kg
ウイングスパン:227.3cm
スタンディングリーチ:281.9cm
※2016フープサミットでの計測値
垂直跳び(助走なし):72.4cm
垂直跳び(助走あり):87.6cm
※2015アンダーアーマーオールアメリカンキャンプでの計測値


高い身体能力と広いシュートエリアを持つ次世代型センター

恵まれたサイズと運動能力に加えて非凡なスキルを持つバハマ出身の高校NO1センター。
シューティングタッチはセンターとして驚異的で、シューティングエリアは3PTまでカバーする。
身長、リーチの高さなど正統派センターに求められる身体も兼ね備えており、ポテンシャルの高さは底が知れない。
多彩なオフェンススキルを持つ一方で、彼の持つポテンシャルをディフェンス面ではまだまだ発揮しきれてはいない。
非凡なセンスを見せるスキルを大学でどこまで洗練させることが出来るかでNBAでの活躍が決まってくるだろう。

ウェンデル・カーター

ポジション:PF
身長(裸足):205.1cm
体重:112.9kg
ウイングスパン:222.9cm
スタンディングリーチ:276.9cm
※2015アメリカ代表候補キャンプでの計測値


エルトン・ブランドタイプの正統派パワーフォワード

高校屈指の強靭な肉体を持つビッグマン。
世代別アメリカ代表チームでもスターティングラインナップに名を連ね、U-17世界選手権優勝に貢献。
個人としても大会ベスト5に名を連ねた。
インサイドを主戦場とし、プレーエリアはそこまで広くこそ無いものの、プレーの精度が高く、非常に効果的なプレーをする。
飛びぬけたスキルは無いが、パワー、サイズ、インサイドでのファンダメンタルを高水準で備えており、進学先のデューク大では確実に即戦力となるだろう。

モハメド・バンバ

ポジション:C
身長(靴込):212.1cm
体重:93.9kg
ウイングスパン:236.2cm
スタンディングリーチ:289.6cm
※2016アメリカ代表候補キャンプでの計測値


ゴール下を支配する守護神

エイトンが多彩なオフェンススキルを持つならば、バンバはディフェンスでのゴール下の支配力を有する。
ウイングスパン、スタンディングリーチは驚異的でNBAでも有数のディフェンシブセンターであるディアンドレ・ジョーダンをも上回る。
まだまだ発展途上だが、シューティングでもセンスを見せている。

進学先はまだ未定で、有力進学先にはデューク大、ケンタッキー大などが上がる。
彼の進学先次第で来季のNCAAの勢力図に大きな影響があり、動向に注目が集まる。

マイケル・ポーターjr

ポジション:SF
身長(靴込):208.3cm
体重:96.2kg
ウイングスパン:214.6cm
スタンディングリーチ:274.3cm


ケビン・デュラントタイプの高校屈指のスコアラー

恵まれたサイズとそれに似つかわしくないシューティングタッチを持つ高校バスケ界きってのスコアラー。
デュラント程のウイングスパンは無いが、その分身体能力の高さでは遥かにデュラントを凌駕する。

リバウンドの意識も高く、リバウンドからのCoast to Coastを止めることは高校レベルでは難しい。
苦手とされたボールハンドリングも段々と向上しており、プレーエリアは徐々にアウトサイドに広がってきている。

進学先はワシントン大。
有望選手が集まる割には良い結果を残せていないワシントン大だが、ポーターが入学する2017-2018シーズンはトーナメントで好成績を残したい。

ケビン・ノックス

ポジション:SF
身長(靴込):205.1cm
体重:93kg
ウイングスパン:209.6cm


オールラウンドなエリートプレイヤー

この学年ではポーターJrに次ぐ評価を得るウイングプレーヤー。
サイズ、身体能力、スキルと申し分の無いエリートプレーヤーで世代別アメリカ代表にも選出されている。
得点能力が高く、恵まれた身体能力を活かし、ドライブから得点を量産する。
身体も強くSF、PFの両ポジションでプレーすることが出来るのはカレッジでは大きな強みとなる。
アウトサイドシュートはポーターJrと比較し、見劣りがするので、外角シュートと強味であるドライブを更に向上させたい。

進学先は未定でUNCとデューク大が彼の獲得競争を繰り広げている。




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