投稿

ラベル(高校注目プレーヤー)が付いた投稿を表示しています

カーメロ・アンソニーの息子、カイヤン・アンソニーは父の母校へ

イメージ
元NBAスタープレーヤーであるカーメロ・アンソニーの息子、カイヤン・アンソニー。 ESPNによる高校生プレーヤーランキングでは、2025年に高校を卒業するclass of 2025の中で全米36位と高い評価を受けるSGだ。 進学先の最終候補としてシラキュース大、オーバーン大、USCの3校を挙げていたアンソニーだったが、父カーメロ・アンソニーの番組、"7PM in Brooklyn"の中で進学先を発表。 父の母校であるシラキュース大に進学する事を明らかにした。 𝓞𝓯𝓯𝓲𝓬𝓲𝓪𝓵𝓵𝔂 𝓞𝓻𝓪𝓷𝓰𝓮 ✍️ Welcome to the #CuseFamily , @kiyananthony ! 🍊 pic.twitter.com/0zCMTiQSpc — Syracuse Men’s Basketball (@Cuse_MBB) November 15, 2024 父の母校シラキュース大へ カイヤン・アンソニー ESPNランキング:36位 所属:ロングアイランドルスランハイスクール(ニューヨーク州) 生年月日:2007年3月7日 ポジション:SG 身長:195.6cm ハイライト 元NBAプレーヤーのカーメロ・アンソニーを父に持ち、下級生の頃から注目を浴びて来たカイヤン・アンソニー。 身長は195.6cmと父のカーメロより1回り小さく、爆発的な身体能力も無いが、スムースでレンジの広いアウトサイドシュート、巧みなステップワークで得点を量産するスコアラー。 学年が上がるに連れ、フィジカル、スキル共に順調に成長を見せ、スムースなシューティングを武器に世代屈指のSGの1人として高い評価を得ている。 昨季からは全米屈指の強豪校であるロングアイランドルスランハイスクールでプレーし、ローテションプレーヤーの1人として活躍を見せた。 ロングアイランドルスランは全米屈指の強豪14校によるリーグ、" EYBL Scholastic"に所属しており、今季のアンソニーには全米屈指の強豪達を相手にエースとして渡り合う事が期待される。 高い評価を得るアンソニーは20校以上のカレッジからオファーを受け、その中から父の母校であるシラキュース大を進学先に選んだ。 シラキュース大は、ノースカロラ

カルロス・ブーザーの息子、ブーザーツインズはデューク大へ

イメージ
NBAで2度のオールスターに輝いたカルロス・ブーザーの双子の息子、キャメロン・ブーザーとケイデン・ブーザー。 オールラウンドなインサイドプレーヤーのキャメロン、攻守に優れる2wayのコンボガードのケイデンとサイズ、プレースタイルは大きく異なるが、共に世代屈指のプレーヤーとして下級生の頃から活躍を見せて来た。 兼ねてから進路に注目が集まっていたブーザーツインズが遂に進路を公表。 進学先の最終候補として地元マイアミ大と父の母校デューク大が残る中、ブーザーツインズは大方の予想通りデューク大への進学を公表した。 Breaking: Cameron and Cayden Boozer have announced their commitment to play college basketball at Duke. Cameron and Cayden, No. 2 and No. 17 on ESPN's Top 100 for the class of 2025, are the twin sons of former NBA All-Star Carlos Boozer, who also played at Duke 👀 @SCNext pic.twitter.com/iVBGGo1cSC — NBA on ESPN (@ESPNNBA) October 11, 2024 父の母校デューク大へ キャメロン・ブーザー ESPNランキング:2位 生年月日:2007年7月18日 ポジション:PF 身長:205.7cm ハイライト ケイデン・ブーザー ESPNランキング:17位 生年月日:2007年7月18日 ポジション:PG 身長:193cm ハイライト カルロス・ブーザーの双子の息子、キャメロン・ブーザーとケイデン・ブーザー、通商ブーザーツインズはフロリダのクリストファーコロンバスハイスクールに通い、今年高校の最上級生となったclass of 2025のプレーヤー。 フレッシュマンのシーズンから目下フロリダ州大会3連覇中で元NBAプレーヤーを父に持つNBA2世としてだけでなく、その実力で全米に名前を轟かせている。 共に世代トップレベルのプレーヤーとしてU16、U17USA代表に選出されており、今夏のU17W杯でもUSA代表の世界制

ブーザー対ディバンツァ、高校トッププレーヤーの対戦はブーザー擁するコロンバスに軍配が上がる

イメージ
今年の高校最上級生であるclass of 2025。 ESPNによる評価でclass of 2025のNo1プレーヤーにランクされるAJ・ディバンツァ擁するユタプレップと2位にランクされるキャメロン・ブーザー擁するコロンバスハイスクールがプレシーズントーナメントのAVANCE at L'ATTITUDE BASKETBALL CLASSICの決勝で対戦した。 ディバンツァとキャメロンはチームメイトとしてU17W杯でUSAを世界制覇に導いたチームメイト。また、ユタプレップのJJ・マンダクイット、コロンバスのケイデン・ブーザー(キャメロンの双子の兄弟)もU17W杯でUSAの主力として活躍したプレーヤー。 全米屈指のタレント擁する両校の対戦は、今季の男子高校バスケの行方を占う上でも重要な一戦だろう。 ※身長はESPN記載の数字を ブーザーツインズの活躍でコロンバスが快勝 全米有数のタレント校同士の対決は、試合開始早々から両校が次々と得点を重ねるハイペースな試合に。 ユタプレップは身長205.7cmの大型ウイングであるAJ・ディバンツァがサイズを利して、コロンバスのガード、ウイングのタイトなディフェンスの上から次々とタフショットを沈める。 対するコロンバスは身長205.7cm体重111.6kgと屈強なフィジカルを誇るPFのキャメロンがリバウンドからのアウトレットパス、ボールプッシュでアップテンポなオフェンスを演出。双子の相棒ケイデンをはじめ、身体能力に優れるプレーヤーが揃い、速攻から得点を重ねた。 2クオーター終了間際にユタプレップのJJ・マンダクイットが巧みなステップからレイアップを沈め、42-41でコロンバスが1点リードと8分クオーター制の高校バスケとしてはハイスコアな展開で前半を終える。 試合が動いたのは第3クオーター。 ディバンツァのアウトサイドシュートの精度が落ち、得点が伸び悩むユタプレップに対し、サイズと身体能力を兼ね備えるコロンバスはキャメロンのリバウンドを起点にトランジションから安定して得点。 ユタプレップはディバンツァの1対1に活路を見出そうとするが、1対1に意識が集中するあまりに視野が狭まり、スティールを奪われダンクを叩き込まれる場面も。 安定して得点を重ねたコロンバスが65-54と2桁リードを築き、ラストクオーターに入った。

U17ワールドカップでUSAが大会7連覇を飾る

イメージ
トルコで開催されたU17ワールドカップ2024。 フル代表のカテゴリーでは、ヨーロッパをはじめとした国々がUSAと互角以上に渡りあう様になって久しいが、U17のカテゴリではUSA代表の独壇場が続く。 2010年にU17ワールドカップが始まって以降、2年に1度開催されるこの大会でUSAは無敗のまま大会6連覇を達成して来た。 今大会においてもUSAの強さは圧倒的で、決勝でもイタリア代表を41点差で一蹴。 サイズと身体能力を兼ね備えたプレーヤーがフルコートプレスを仕掛けるスタイルで、1試合平均64.3得点差という絶望的なまでの差を他国に見せつけ、大会7連覇を飾った。 キャメロン・ブーザーが大会最優秀選手賞を受賞 今大会、チームの大黒柱としてUSAのインサイドを支えたのが、キャメロン・ブーザー。 その名前からも想像が付くかもしれないが、彼の父は元NBAプレーヤーのカルロス・ブーザーだ。 他のポジションと比較すると、今大会のUSAのインサイドは手薄だったが、平均20.1分の出場で20.1得点9.9リバウンドを記録する活躍でペイントエリアを支配。 ディフェンスでも機動力の高さを活かし、平均2.7スティールを記録。リバウンドやスティールから精度の高いロングパスを供給し、USAのアップテンポなチームオフェンスの演出にも貢献した。 ウイングにスターが揃った今大会では、インサイドを中心にプレーしていたが、ハンドリングやアウトサイドシュートにも優れたオールラウンダーで、現代PFのお手本の様なプレーヤーだ。 ブーザーと並んで、今大会のベスト5に選出されたのがウイングプレーヤーのAJ・ディバンツァ。 ※U16アメリカ大会でのハイライト オフェンスでは長い四肢を駆使した切れ味鋭く深いジャブステップから1対1を繰り出し、多彩で力強いステップワークで得点を量産。ハンドリングと視野の広さにも優れ、アシストでも多くのハイライトプレーを生み出した。 ディフェンスでもその恵まれたサイズ、身体能力と秀でたバスケセンスを駆使し、フルコートプレスの1線で対戦相手を苦しめた。 平均20.4分の出場で14.1得点3.9リバウンド4.1アシストを記録し、そのオールラウンドな才能を嫌という程世界に見せつけた。 また、USAからはコア・ピートとタイラン・ストークスが大会の2ndチームに選出され、ブラ

気が早すぎるけれどNBAドラフト2025の注目候補を

イメージ
 さて、まだ2024年のドラフトも終わっていない中、ちょっと気が早すぎるけれど、今回は2025年のドラフト注目候補ネタを。 2025年のドラフト候補としては、デューク大に進学するクーパー・フラッグが既に日本でも高い知名度を得ていますが、フラッグの他にも魅力的なプレーヤーが多数。 ドラフト注目候補という事で今年高校を卒業するclass of 2024の中で来年のドラフトで上位指名候補となりそうな子を。勿論、来年のドラフトまでに評価が大きく変わる事があるので、その辺りは予めご了承を。 身長はESPN表記の身長を。例の如く徐々に追記していくスタイルでお願い致します。 クーパー・フラッグ(Cooper Flagg) 進学先:デューク大 出身校:モントバードアカデミー(フロリダ州) 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF/PF 身長:205.7cm ハイライト 攻守に穴の無い"Z世代のキリレンコ" 言わずと知れたこの学年の全米No1プレーヤー、クーパー・フラッグ。 昨季は所属校のモントバードアカデミーをシーズン無敗のまま実質的な全米制覇に導き、個人としても全米最優秀選手賞に当たるネイスミス賞、ゲータレード賞を受賞している。 高校生としては近年でも稀に見る完成度を誇る穴の無いプレーヤーだが、現時点での最大の魅力はディフェンスだろう。 恵まれたサイズと長いウイングスパン、高い身体能力とディフェンスでも常に全力でプレーする献身性を有し、全てのポジションをカバーする稀有なディフェンシブプレーヤーである。 オンボールでは執拗にボールにプレッシャーを掛け、オフボールでも長いウイングスパンと高い機動力、適切なポジションからスティールやブロックショットを量産する。 オフェンスは今もまだ発展途上であるが、アウトサイドシュート、ハンドリングとモントバードアカデミー加入以降、着実な成長を見せる。 高い打点と多彩なフットワークから繰り出されるミッドレンジジャンパーはカレッジやプロレベルでもアンストッパブルなムーブとなる可能性が。 また、2006年12月21日生まれのフラッグは現時点で17歳でドラフト時点でも18歳。この若さもドラフト候補としては大きな魅力となるだろう。 これだけ恵ま

class of 2024の高校No1プレーヤー、クーパー・フラッグ

イメージ
2024年に高校を卒業する学年、class of 2024。 class of 2024の男子高校生プレーヤーとして絶対的なNo1プレーヤーと評価されるのが、モントバードアカデミーのウイングプレーヤー、クーパー・フラッグ。 所属校のモントバードアカデミーをシーズン成績33勝0敗の無敗のまま実質的な全米No1決定戦のChipotleナショナルズ制覇に導き、高校バスケキャリアにおいて有終の美を飾った。 ちなみに僕はフラッグのオールラウンドなプレーから、勝手に彼のことを"Z世代のキリレンコ"と呼んでいる。 クーパー・フラッグ 所属:モントバードアカデミー(フロリダ州) 進学予定:デューク大 学年:シニア(class of 2024) 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF 身長:205.7cm 主な受賞歴:USA Basketball Male Athlete of the Year (2022)/Naismith Prep Player of the Year (2024)/Gatorade National Player of the Year (2024) 長所 オンボール/オフボール、ポジションを問わない優れたディフェンダー 勝利の為の献身的なチームプレー 常に強度の高いプレーを続ける"Intensity" 成長を続けるオールラウンドなオフェンススキル ハイライト パーフェクトシーズンで高校ラストシーズンを締めくくる フロリダの名門、モントバードアカデミーに所属するクーパー・フラッグ。 2022年には当時15歳ながらU17USA代表に選出され、U17Wカップに出場。 平均9.3得点10.0リバウンドに加え、2.4スティール2.9ブロックを記録し大会のベスト5に選出されている。 今季のモントバードアカデミーには、デリク・クイーン、エイサ・ニューエル、リアム・マクニ―リー、ロバート・ライト、カーティス・ギブンズとフラッグの他にも高校トップレベルのプレーヤーが揃い、33試合中1桁得点差の試合は3試合のみと圧倒的な強さを見せた。 全米大会の無いアメリカ高校バスケにおいて、実質的な全米No1決定戦と言えるChipotleナショナルズでも3試合全てで2桁得点差を付け、33勝0敗のパーフェクトシーズ

2世プレーヤーのディラン・ハーパーはラトガース大へ。

イメージ
元NBAプレーヤーのロン・ハーパーを父に持ち、兄も現役のNBAプレーヤーであるディラン・ハーパーがラトガース大へのコミットを公表した。 ESPNによる評価でclass of 2024全体でNo2という高い評価を受けるコンボガードで、多くの強豪校からオファーを受けていた。 ハーパーが進路の最終候補として検討していたとされるのは、デューク大、カンザス大、インディアナ大、オーバーン大、ラトガース大の5校。 その中から、兄のロン・ハーパーJrの出身校であるラトガース大への進学を決めた。 ディラン・ハーパー 氏名(英語表記):Dylan Harper 学年:class of 2024 生年月日:2006年3月2日 ESPNランキング:2位 所属:ドンボスコプレップハイスクール(ニュージャージー州) 進学予定:ラトガース大 ポジション:PG/SG 身長:195.6cm プレースタイル ・メインハンドラー ・スラッシャー ・プルアップシューター ハイライト 高校バスケ界のジェームズ・ハーデン ハーパーはESPNランキングで学年2位に評価される世代屈指のハンドラーで、今夏のU19W杯でもUSA代表に選出された。 身長195.6cmとハンドラーとしては大柄で、兄同様にウイングスパンも長い。(兄は2022年のドラフトコンバインで裸足身長193cm、ウイングスパン216.5cmを記録) 爆発的なクイックネスや跳躍力は無いが、屈強なフィジカルと巧みなハンドリングからディフェンスを突破。フィジカルコンタクトを苦にせずシュートをねじ込み、ディフェンスが寄れば的確なパスを捌く。 アウトサイドからもハンドリングからのステップバック3でリングを射抜く様はさながらジェームズ・ハーデンの様だ。 メインハンドラーとして自身の得点やチームメイトへのアシストでプレーを完結させる力は、この学年でNo1だろう。 カルロス・ブーザーの双子の息子、ブーザーツインズを擁し、全米屈指の強豪と目されるコロンバスハイスクールとの対戦では、38得点6リバウンドの活躍でチームを勝利に導いている。 エース・ベイリーとのデュオに期待 ハーパーが進路に選んだのは、カレッジ屈指の強豪カンファレンスであるBig Tenに所属するラトガース大。強豪カンファレンスに所属するチー

2025年のドラ1候補、クーパー・フラッグがデューク大にコミット

イメージ
今年の高校最上級生であるclass of 2024のNo1プレーヤー、クーパー・フラッグ。 当ブログでは勝手に"Z世代のキリレンコ"と呼んでいるフラッグが、シーズンの開幕を前に進学先を公表。 進学先の最終候補に残ったのは昨季の全米王者コネチカット大と、近年多くのNBAプレーヤーを輩出しているデューク大の2校。 フラッグが進学先として選んだのは、彼が"Dream School"と公言して来たデューク大だった。 Breaking: Cooper Flagg, the top prospect in high school basketball and the favorite to be the No. 1 pick in the 2025 NBA draft, announced his commitment to Duke on Monday @SCNext (📸 cooper_flagg/IG) pic.twitter.com/Og1h7yIhOR — ESPN (@espn) October 30, 2023 クーパー・フラッグ 所属:モントバードアカデミー(フロリダ州) 学年:シニア(class of 2024) 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF 身長:205.7cm 主な受賞歴:USA Basketball Male Athlete of the Year (2022) ハイライト Z世代のキリレンコ まずはクーパー・フラッグが如何に凄いプレーヤーかという話から。 2022年夏、当時まだ15歳だったフラッグはUSA代表としてU17W杯に出場。 U17世代の世界トッププレーヤー達を相手に9.3得点10.0リバウンド2.4スティール2.9ブロックと攻守に躍動し、USA代表の世界制覇に貢献。 フラッグ自身も15歳にしてU17W杯の大会ベスト5を勝ち取った。 最大の売りはそのディフェンス。 そのディフェンスは高校レベルでは飛び抜けており、恵まれたサイズとウイングスパン、高い身体能力と常軌を逸した様なハイエナジーでディフェンスでゲームを支配。 1対1の対人ディフェンスは勿論、チームディフェンスでのポジショニングやカバーも素晴らしく、対戦相手のドライブに

class of 2024の注目プレーヤー達が進路を決める

イメージ
さてさて、アメリカもバスケットボールシーズンの開幕が目前。 シーズン開幕を前に高校の最上級生であるclass of 2024(2024年高校卒業予定の学年)の注目プレーヤー達が続々と卒業後の進路を決めている。 モントバードアカデミーに所属する全米屈指のシューター、リアム・マクニ―リーはインディアナ大へ、U17USA代表に選出され世界制覇も経験したガード、ブギー・フランドはケンタッキー大へのコミットを公表している。 世代屈指のシューター、マクニ―リーはインディアナ大へ モントバードアカデミーのウイングプレーヤー、リアム・マクニ―リー。 身長203.4cm(チーム公式サイト記載身長)の大型シューターは、2021年にU16USA代表に選出され、アメリカ選手権優勝も経験。 ESPNからは学年全体で13位の評価を受ける世代屈指のシューター。 正確無比なアウトサイドシュートはレンジが広く、リリースもクイック。 爆発的な身体能力は無いが、得点パターンも多彩なスコアラーだ。 需要の高い大型シューターであるマクニ―リーは20校を超えるNCAAディビジョン1の強豪校からオファーを受けたとされ、最終候補と目されたのはカンザス大とインディアナ大の2校。 共に全米にその名を轟かす強豪校2校の中からマクニ―リーが選んだのはマイク・ウッドソン率いるインディアナ大。 ウッドソンは2021年からインディアナ大のHCを務め、NBAでの豊富コーチング経験を有するウッドソンの下には将来のNBA入りを目指す有望プレーヤーが集まっている。 2022年には、マクニ―リーと同じくモントバードアカデミー出身のジェイレン・フッド-シフィーノとマリク・レヌーがインディアナ大に進学している。 高校バスケのファンタジスタ、ブギー・フランドはケンタッキー大へ ニューヨークのアーキビショップステピナクハイスクールに所属するブギー・フランド。 NBAプレーヤーのAJ・グリフィンやノースカロライナ大のスタープレーヤーであるRJ・デイビスも同校の出身だ。 ESPNの評価では学年18位にランクされ、2022年にはUSA代表の1員としてU17ワールドカップで世界制覇も経験している。 確かなスキルと異才を放つバスケットボールセンスを有するガードで、波に乗ればどんなタフショットでも沈めてし

プレシーズンの大一番をモントバードアカデミーが制す

イメージ
全米から強豪8チームが集まるトーナメント、GEICO Top Flight Invite。 シーズンの行方を占うプレシーズンの注目イベントだ。 4回目の開催となったGEICO Top Flight Inviteには、モントバードアカデミー(フロリダ州)、AZコンパスプレップ(アリゾナ州)、プロリフィックプレップ(カリフォルニア州)、クリストファーコロンバスハイスクール(フロリダ州)等、今年も注目チームが参戦。 3日間に渡り激戦が繰り広げられたトーナメントはモントバードアカデミーの優勝で幕を閉じた。 決勝はモントバード対コロンバス 今年の決勝はモントバードアカデミー対クリストファーコロンバスハイスクールのフロリダ州勢同士の対戦。 モントバードは言わずと知れた全米屈指の強豪校。 今年もclass of 2024(日本の高3相当の学年)のNo1プレーヤーであるクーパー・フラッグを筆頭に、主力の6人全員がESPNの評価でclass of 2024のTOP50に入るという反則的なタレントが集まる。 例年、モントバードは複数の転校生が加入するが、今季の主力6人の内、1人を除いて昨季からモントバードに在籍。経験値も高く、チームとして例年以上の成熟度を有する。 対するコロンバスはclass of 2025(日本の高2相当の学年)のトッププレーヤーであり、キャメロン・ブーザーの息子であるキャメロン・ブーザーとケイデン・ブーザーのブーザーツインズを有する。 キャメロンは昨季ソフォモアにして複数の全米最優秀賞を受賞し、ESPNの評価でも学年2位の評価を得る高校トッププレーヤーの1人。ケイデンも攻守に優れる2wayガードで学年16位と高い評価を得ている。 また、今季からはジェイソン・リチャードソンの息子であるジェイス・リチャードソンとジャクソン・リチャードソンの2人が転校で加入し厚みを増している。 共に準決勝を余裕の点差で通過した両校の対戦は、コロンバスがキャメロンのジャンパーやジェイスの3PTシュートで幸先の良いスタートを見せる。 しかし、フラッグ、エイサ・ニューエル、リアム・マクニ―リー、デリク・クイーンと6フィート8インチ(203.2cm)以上のプレーヤーを4人も有し、サイズの利があるモントバードが逆転し、徐々に点差を広げる。 この試合、モン

2023-2024:今季気になる高校生プレーヤー

イメージ
10月に入り、もう間もなくバスケットボールシーズンも開幕。 という訳で、今季の高校注目プレーヤーを。(注目と言っておきながらただ僕が気になってる子を押売りするだけですが) 今回は特に学年を限定せず。class of~は高校の卒業年を現す数字。(今年の高校最上級生はclass of 2024) ランキングや身長はESPNランキングをベースに。いつにもまして内容薄め。気になった子がいれば、是非ご自身でも追いかけてみて頂ければと。 ※今回も例の如く、追記していくスタイルで行きます。 【Class of 2024】 クーパー・フラッグ 所属:モントバードアカデミー(フロリダ州) 学年:class of 2024 ESPNランキング:1位 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF 身長:205.7cm 主な受賞歴:USA Basketball Male Athlete of the Year (2022) ハイライト Z世代のアンドレイ・キリレンコ class of 2024の学年No1プレーヤー、クーパー・フラッグ。 当初はclass of 2025のプレーヤーだったが、高校卒業を1年早めclass of 2024に。 2022年の夏にはUSA代表としてU17W杯に出場。平均9.3得点10リバウンド2.9ブロック2.4スティールを記録し、当時15歳にして大会ベスト5に選出されている。 フラッグの最大の脅威は全てのポジションを抑え込むディフェンスと常に全力でプレーする強度の高さ。 長いウイングスパンと高い身体能力を有し、物凄いスピードでカバーに飛び込んではブロックショットやスティールを決める。 オフェンススキルは発展途上だが、シューティング、ハンドリング、パッシングと全てで一定以上の水準に。 所属校のモントバードアカデミーは多くのオールラウンダーをNBAに輩出している名門校で、今夏のAAUでも高い得点能力を披露している事から、今季は成長したオフェンスを見せてくれるだろう。 進学先は未定だがドリームスクールはデューク大とのこと。 確かにデュークのイメージにピッタリ合うけれど、訪問していたコネチカット大のジャージーも似合っていたし、そっちもアリなんじゃないかなぁと。 ディラン・ハーパー 所属:ドンボスコプレパ

class of 2026のオールラウンダー、AJ・ディバンツァの名前は覚えておいた方が良い

イメージ
ESPNによる有望高校生ランキングでclass of 2026(2026年に高校を卒業する日本の高1相当の学年)の学年1位にランクされるAJ・ディバンツァ。 今夏はU16USA代表としてアメリカ選手権で活躍。 16歳ながらNBAプレーヤーが出場するProAmにも出場し、SNSにはレブロン、KD、クリス・ポール等、NBAのスーパースターとワークアウトを行った様子も。 高い身長と長いウイングスパン、高い身体能力とオールラウンドなスキルを有し、将来が期待される注目株だ。 AJ Dybantsa has been working out on the west coast with some current NBA players such as KD and LeBron. Today he plays at 4:30 EST / 1:30 PST from the Drew Summer League on NBA TV. Catch the No.1 prospect in the class of 2026. @ADybantsa @DrewLeague https://t.co/pDfpwSHbf7 pic.twitter.com/AHF8huATbN — Paul Biancardi (@PaulBiancardi) July 30, 2023 AJ・ディバンツァ 所属:プロリフィックプレップ(カリフォルニア州) 学年:class of 2026 生年月日:2007年1月29日 ポジション:SF 身長:200.7cm ハイライト ハンドラーのセンスも見せる2wayプレーヤー class of 2026の学年No1プレーヤーと評されるウイング、AJ・ディバンツァ。 2021年に不遇の死を遂げたテレンス・クラークと同じAAUチームに所属し、彼と共にワークアウトもしていた様。 クラークを尊敬しており、2022年のCP3 Rising Stars Campでのダンクコンテストでは、クラークのジャージーを着て出場し、優勝をかっさらっている。 プレースタイルからもクラークの影響が感じられ、ウイングプレーヤーながら卓越したハンドリングと目を見張るパスセンスを備え、ハンドラーとしての素養を感じさせる。 Nike主催のAAUリ

"Z世代のキリレンコ"クーパー・フラッグが学年変更へ

イメージ
高校バスケ界屈指の名門校、モントバードアカデミーのウイングプレーヤー、クーパー・フラッグ。 先日、彼に関するフェイクニュースが日本のバスケメディアでも取り上げられた事で、日本でも知名度の高いプレーヤーかもしれない。 2025年卒業予定のclass of 2025に属し、ESPNランキングでは学年全体2位の評価を得ていたフラッグが、class of 2024に学年変更をし、高校卒業を1年早める事が明らかとなった。 フラッグの学年変更を受け、高校生プレーヤーランキングの大手、Rivals、247は早速フラッグをclass of 2024の学年No1に据えている。 Breaking: Cooper Flagg, the No. 2 prospect in ESPN's class of 2025, announced he is reclassifying into the 2024 class. pic.twitter.com/miPfAI7pRs — ESPN (@espn) August 11, 2023 クーパー・フラッグ 所属:モントバードアカデミー(フロリダ州) 生年月日:2006年12月21日 ポジション:SF/PF ハイライト Z世代のアンドレイ・キリレンコ 2022年の夏、当時15歳ながらU17USA代表に選出されU17Wカップに出場。 平均9.3得点10.0リバウンドに加え、2.4スティール2.9ブロックを記録し、15歳ながら大会のベスト5に選出された。 昨季からは地元メイン州からフロリダの強豪校モントバードアカデミーに転校。 モントバードアカデミーは、ディアンジェロ・ラッセル、ベン・シモンズ、RJ・バレット、ケイド・カニングハム、スコッティ・バーンズ等、多くのオールラウンダーをNBAに輩出している。 ここでも、ソフォモア(日本の高1相当の学年)ながら、未来のNBA候補がひしめくチームとして看板プレーヤーとして躍動した。 今夏のAAUシーズンでは、NIKE主催のEYBLに所属するメインユナイテッドでプレー。多くのハイライトプレーでSNSを賑わせた。 オールラウンドなオフェンススキルも優秀だが、フラッグを特別なプレーヤーにしているのは絶対的な支配力を有するディフェンス。 ウイングとしては高い身長

2023-2024シーズン注目のNBA2世プレーヤー

イメージ
最近更新サボってますが... 今回は当ブログの定番、2世プレーヤーネタを。 最近、元NBAプレーヤーを父に持つ所謂2世プレーヤーの活躍が顕著。(レブロンの所は父もまだ現役だけれど) いつにもまして内容の薄い回ですが予めご容赦を。身長はESPN等に記載されている身長をそのままで。class of ~は高校の卒業年を表すものでドラフト年を現すものではありません。誕生日が出てる子は誕生日も記載。 例の如くちょくちょく追記していければなと。 ディラン・ハーパー 父:ロン・ハーパー 学年:class of 2024 生年月日:2006年3月2日 ポジション:SG/PG 身長:193cm 所属:ドンボスコプレップハイスクール(ニュージャージー州) ハイライト 父は元NBAプレーヤーのロン・ハーパーで、兄も現役のNBAプレーヤーであるロン・ハーパーJr。 そして自身はclass of 2024のESPNランキングで学年No1にランクされるコンボガードだ。 今夏のPeach Jamでは平均21.2得点5.7リバウンド3.3アシストで1stチームに選出。U19ワールドカップのメンバーにも選出され、平均9.3得点に加えチームトップの3.0アシストを記録した。 父や兄よりも1回り小柄で、爆発的な身体能力も無いが、フィジカルコンタクトを苦にしないタフさとオールラウンドなスキルを備える現代風のコンボガード。 父や兄に続きNBA入りを果たすのもそう遠くはないだろう。 ジェイス・リチャードソン 父:ジェイソン・リチャードソンjace 学年:class of 2024 生年月日:2005年10月15日 ポジション:SG/PG 身長:190.5cm 所属:クリストファーコロンバスハイスクール(フロリダ州) ハイライト 元ダンクコンテスト王者のジェイソン・リチャードソンを父に持つジェイス・リチャードソン。父より1回り小さいコンボガードだが、父譲りの豪快なダンクを叩き込む事も。 弟でclass of 2026のジャクソン・リチャードソンも有望プレーヤーと目されている。 今夏大きく評価を上げたプレーヤーの1人で、全米の有望高校生が集うPangos All-American Campでは16.8得点3.2アシストを記録し、キャンプの2nd

テーブス流河がNCAAディビジョン1のボストンカレッジにコミット

イメージ
日本バスケットボール界にとっても嬉しいニュースが。 ボストンのニューマンスクールでプレーするテーブス流河君がボストンカレッジにコミット。 ボストンカレッジはデューク大、ノースカロライナ大(UNC)といった日本でも知名度の高い強豪校がひしめくACC(Atlantic Coast Conference)に在籍しており、カレッジでは、テーブス君がNBA候補生達と対戦する姿が見られるだろう。 ちなみに、テーブス君はclass of 2024(2024年に高校卒業予定)なので、カレッジへの進学は来年の見込。 Congratulations to Magic and Newman 6’1 2024 Luka Toews on his commitment to Boston College! Luka is the 4th commitment in the Magic class of 2024 and also the 4th to commit to play D1 basketball! #MagicFamily 🔵⚪️⚫️ #GoEagles 🦅 pic.twitter.com/6tnbVOg4RK — Middlesex Magic (@MiddlesexMagic) July 16, 2023 多数のD1校からのオファーを獲得 渡米当初は兄もプレーしていたノースフィールドマウントハーモンスクールでプレーしていたテーブス君だが、コーチの退任に伴い、昨季からはニューマンスクールでプレーし、AAUではアンダーアーマー主催のリーグに所属するミドルセックスマジックに在籍。 その活躍により、高校生プレーヤーのランキングサイト大手の1つ、 247Sports からの評価ではPGとして同学年の全米26位と高い評価を得ている。 また、カレッジのリクルート情報などを扱うサイト、 Verbal Commits によれば、今回コミットしたボストンカレッジ以外でもロードアイランド大、ロヨラ大シカゴ等、合計10校からオファーを受けていたとされる。 現在は同学年のPGで全米26位という評価だが、来るシーズンの活躍次第では、その評価は更に上がりそうだ。 強豪ACCに所属するボストンカレッジ テーブス君がコミットしたボストンカレッジは、全米屈指の強豪

テーブス流河がボストンカレッジからのオファーを獲得

イメージ
日本を離れ、現在はマサチューセッツ州のニューマンスクールでプレーしているテーブス流河。 既に複数のNCAAディビジョン1校からオファーを受けているテーブスだが、今回、カレッジの屈指の強豪カンファレンスであるAtlantic Coast Conference (通称ACC)に所属するボストンカレッジからもオファーを受けた事が本人のTwitterで明らかとなった。 Verbal Commits によれば、テーブス君は既に9校のディビジョン1校からオファーを受けており、今回のオファーで10校目。 現在はAAUシーズンの真っただ中で、今後の活躍次第でオファーは更に増えていくだろう。 Excited to receive an offer from Boston College! ディビジョンのボストンカレッジからオファーをもらいました! pic.twitter.com/jaGNJWODLT — Luka Toews (@LukaToews) May 13, 2023 NCAAディビジョン1校から2桁のオファーを獲得 兄のテーブス海もプレーしたノースフィールドマウントハーモンスクールから転校し、今季はニューマンスクールでプレーしたテーブス流河。 2024年に高校を卒業し、大学に進学するclass of 2024のプレーヤーで、247SPORTSによる評価では、同学年のPGとして全米34位の評価を受けている。 これまでも多くのNCAAディビジョン1校からのオファーを受けてきたが、今回オファーを受けたボストンカレッジは、所謂ハイメジャーと呼ばれるACCの所属校。 2009年を最後にNCAAトーナメントからは遠ざかっているが、通算18回のNCAAトーナメント出場、3回のELITE8進出を誇る。 2017-2018シーズンを最後にシーズン負け越しが続き、2022-2023シーズンも負け越したが、カンファレンス成績9勝11敗(15チーム中10位)、シーズン成績16勝17敗と来季3シーズン目を迎えるアール・グラントHCの下健闘した。 近年では、2018年にドラフト1巡目13位指名でNBA入りを果たしたジェローム・ロビンソンがボストンカレッジの出身者だ。 現在、アメリカ高校バスケは夏のAAUシーズンの真っただ中にある。 テーブス君もUnder A

class of 2024:エリオット・カド―の名前は覚えておいた方が良い

イメージ
ドラフトネタを更新している真っ最中ですが、たまには高校生ネタを。 今年の秋に高校の最上級生となる学年がclass of 2024。 その中で僕が注目しているプレーヤーがスウェーデン人ガードのエリオット・カド―。 先日開催された実質的な全米No1決定戦であるGEICOナショナルズでは支配的なプレーを見せ、所属校のリンクアカデミーを初の大会制覇に導いた。

今年もバーガーボーイズが決まったよ!!

イメージ
全米の高校最上級生から男女各24名が選出され開催されるアメリカ高校バスケ界で最も著名なオールスターゲーム、マクドナルドオールアメリカン。 今年も3月28日にテキサスヒューストンでの開催が予定されている。 主催であるマクドナルドにちなんで、選出されたプレーヤーは"バーガーボーイズ"、"バーガーガールズ"なんて呼ばれたりも。 今回は選出されたバーガーボーイズの24名の一覧と勝手な雑感、推しメンを。

高校トッププレーヤー、DJ・ワグナーがケンタッキー大にコミット

イメージ
ESPNによる高校生プレーヤーランキングで、class of 2023のNo1に君臨するコンボガード、DJ・ワグナー。 元NBAプレーヤーの祖父(ミルト)と父(デュワン)を持ち、史上初の3代続けてのNBAプレーヤーの期待も掛かる。 当然の如く多くのカレッジ強豪校からリクルートを受けたワグナーだったが、進路はメンフィス大で父デュワンを育てたカリパリ率いるケンタッキー大、祖父のミルトをコーチングスタッフとして招聘したルイビル大の2校が最終候補にあげられた。 その2校の中から、ワグナーが卒業後の進路に選んだのは、近年多くのNBAプレーヤーを輩出するケンタッキー大だった。

高校屈指のハードワーカー、ロン・ホランドがテキサス大にコミット

イメージ
カレッジバスケも遂に開幕し、今年も眠れぬ季節が。 一方で、有望高校生プレーヤー達も続々と進路を決めており、そこも目が離せない。 U16、U17とUSA代表メンバーに選出され、今夏のU17W杯で世界制覇に貢献した世代屈指のコンボフォワード、ロン・ホランドも進路を公表。 最終候補に残したテキサス大、アーカンソー大、UCLAの3校から、地元テキサス大へのコミットを明らかにした。