2016NBAドラフト:マーキス・クリス、ドラフトを前に評価上昇中!!

NBAドラフトを前に各チームでのワークアウトが進む。
その中でグングンと評価を上げているのが、ワシントン大1年のマーキス・クリス。
シーズン終了時には1巡目中旬程度だった評価がnbadraft.netでは8位、draftexpressに至っては3位での指名を予想するまで評価を上げている。

同じく1年生でポジションもクリスと同じPFのミシガン州立大出身のデヨンタ・デイビス。
シーズン終了時は同程度の評価だったが、今ではクリスに大きく水をあけられてしまった。
彼らの評価を分けたのは何だったのだろうか?




マーキス・クリス

ポジション:PF
身長(裸足):205.1cm
体重:105.7kg
体脂肪率:8.5%
ウイングスパン:214cm
スタンディングリーチ:266.7cm
垂直跳び(助走なし):82.5cm
垂直跳び(助走あり):97.8cm
最高到達点:364.5cm
スタッツ:24.9分13.8点5.4リバウンド0.8アシスト0.9スティール1.6ブロック2.0ターンオーバー
            FG53.1%3PT35.0%FT68.5%
※2015-2016シーズン





デヨンタ・デイビス

身長(裸足):206.4cm
体重:107.5kgkg
体脂肪率:9.7%
ウイングスパン:219.1cm
スタンディングリーチ:275.59cm
スタッツ:18.6分7.5点5.5リバウンド0.7アシスト0.3スティール1.8ブロック0.9ターンオーバー
            FG59.8%3PT0%FT60.5%
※2015-2016シーズン



身体面での評価

クリス、デイビス共にPFとしては申し分ないサイズ、ウイングスパンを持つが、デイビスがわずかながら両面でクリスを上回る。
その結果、スタンディングリーチにおいては、9センチ近くデイビスが上回る。
クリスは優れた跳躍力を持ち、デヨンタとのサイズ差を身体能力で埋める。


プレースタイル

クリスとデイビスはリムプロテクションに優れるという共通の長所を持つが、両者の評価を分けるのはオフェンスにおける万能性。
クリスが3PTまでシュートエリアとしている(35%:0.6/1.8)のに対し、デイビスのプレーエリアは非常に狭い。
シュートエリアはPFというよりもCに近い。

デイビスは強豪ミシガン大に所属し、周りにも優秀な選手が多く、出場時間も短く、オフェンスにおいて大きな役割を与えられていなかった。
一方クリスは1年生ながらスターターとして出場。
オフェンスでも主力の1人として、チーム3位の平均得点を残し、シーズン中の成長も見られた。

オフェンスでの万能性がオールラウンドPFクリスと、ディフェンシブPFデイビスとの評価を分けている要因だ。

オフェンスでの万能性と運動能力が評価されているクリス。
将来的にはクリス・ボッシュの様な選手に成長することが期待されている。

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