2016-2017カレッジシーズン開幕目前。注目選手・有力ルーキーまとめBig Ten編。


前回のPAC-12に引き続き今回はBig Ten。
ミシガン州立大、ウィスコンシン大、メリーランド大、インディアナ大、オハイオ州立大と名門校が並ぶ強豪カンファレンス。

昨年はインディアナ、アイオワ、メリーランド、ミシガン、ミシガン州立、パデュー、ウィスコンシンの計7校がBig TenからNCAAトーナメントに進出。
ちなみにBig tenという名称ながら、現在は14校が所属している。




Big Ten注目選手

メロ・トリンブル

大学:メリーランド大
学年:ジュニア(3年)
ポジション:PG
身長(裸足):186.1cm
体重:87.1kg
体脂肪率:8.4%
ウイングスパン:188cm
スタンディングリーチ:235cm
垂直跳び(助走なし):67.3cm
垂直跳び(助走あり):90.2cm
最高到達点:325.1cm


クイックで得点能力の高いトリンブル。
ピック&ロールも上手く、昨季はNBAにアーリーエントリーしたダイアモンド・ストーンとのピック&ロールで多くの得点を演出した。
1年終了時にアーリーエントリーすれば1巡目の指名もあり得たが、大学に残留。
しかし、昨季は個人、チーム共に期待された成績を上げられず、評価を下げた。

ドラフトコンバインで手の短さ、リーチの低さが明らかとなり、今年評価を上げるためには将来性ではなく、トリンブルの実力を数字で示さなければならない。


ナイジェル・ヘイズ

大学:ウィスコンシン大
学年:シニア(4年)
ポジション:PF
身長(裸足):198.8cm
体重:111.1kg
ウイングスパン:221cm
スタンディングリーチ:273.1cm
垂直跳び(助走なし):64.8cm
垂直跳び(助走あり):72.4cm
最高到達点:345.4cm


1年次から主力の1人として活躍してきたヘイズも今年でシニアとなり、カレッジ最後のシーズンを迎える。
アンダーサイズをウイングスパンでカバーするPF。
プレースタイルはドレイモンド・グリーンを彷彿とさせるオールラウンダー。
昨季は平均15.7得点とチームトップの平均得点を残したが、FG36.8%と3PT29.3%はキャリア最低。
今季はFG49.7%、3PT39.6%を記録したソフォモアシーズン以上の成功率を残したい。

スキルを見ればカレッジ屈指のオールラウンダー。
リバウンドの数字も少しもの足りないが、今季は18点8リバウンドあたりのスタッツを期待したい。

トーマス・ブライアント

大学:インディアナ大
学年:ソフォモア(2年)
ポジション:C
身長(裸足):205.7cm
体重:109.3kg
ウイングスパン:227.3cm
スタンディングリーチ:284.5cm



昨季は1年生ながらカンファレンスのサードチームに選出。
シーズン全35試合にスターターとして出場しFG成功率はBig Tenで1位。
サイズはCとしてNBA標準から劣るが驚異的なウイングスパンを誇り、スタンディングリーチはNBAのCと比較してもトップクラス。

機動力も高く、今季は支配的なセンターとなることが予想される。
チームのリーディングスコアラーの2人がチームを去り、エースとしてオールアメリカンクラスの活躍が期待されるNBA注目のビッグマン。

イーサン・ハップ

大学:ウィスコンシン大
学年:ソフォモア
ポジション:PF
身長:205.7cm
体重:104.3kg


特別サイズやウイングスパンに恵まれている訳でもなく、身体能力が秀でている訳でもない。
バスケットボールIQが高く、常にアグレッシブにプレーする。
昨季は1年生にしてカンファレンスのオールディフェンシブチームに選出。

ここ20年の内、Big10のフレッシュマンで平均11得点7リバウンド1アシスト1スティール0.5ブロック以上を記録した2人目の選手。
また過去15年でシーズン400得点60スティール30ブロックを達成したのはハップ、デジャン・ブレア、ケビン・デュラントの3名のみ。

ヘイズとのインサイドコンビはカレッジ屈指の万能インサイドとなるだろう。

Big Ten有力ルーキー

マイルス・ブリッジス

大学:ミシガン州立大
ポジション:SF/PF
身長(靴込):198.8cm
体重:102.5kg
ウイングスパン:205.1cm
スタンディングリーチ:261.6cm



今年のBig Tenのリクルートはミシガン州立大の1人勝ち。(他校があまりリクルートに成功しなかったとも言える・・・)
その中でもエースとして活躍が期待されるのがブリッジス。
高校ではマクドナルドオールアメリカン、ジョーダンブランドクラシックに選出。
数々の個人賞を獲得した。

器用さには欠けるが跳躍力は爆発的。
そこそこ腕も長く、カレッジレベルであれば両フォワードポジションをこなすことが出来る。
パワー系のフォワードでダンク、リング近辺でのフィニッシュには定評がある。

昨年の絶対的エース、デンゼル・ヴァレンタインが卒業。
1年次から大きな役割が与えられることは間違いなく、彼の活躍がチーム浮沈のカギを握る。

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