NBAドラフト2017:フランク・ジャクソンから漂う大当たりの予感。

デューク大のフレッシュマン、フランク・ジャクソン。

コンボガードとして怪我人続きのデューク大でフレッシュマンながら貴重な戦力として活躍、重要な局面でもシュートをねじ込む勝負強さを発揮しました。

ジャクソンはシーズン終了後にアーリーエントリーを表明。

エージェントとは契約しない所謂”お試し”のはずでしたが、コンバインでジャクソンの評価は上昇。”お試し”では無くエージェントと契約しアーリーエントリーが確定しました。

今年のフレッシュマンPGのトップはマーケル・フルツ(ワシントン大)、ロンゾ・ボール(UCLA)、デニス・スミスJr(ノースカロライナ州立大)、ディアーロン・フォックス(ケンタッキー大)と見られていますが、身体能力の高さではジャクソンが1番の逸材と言えるでしょう。

ハイライト

身体測定結果

体力測定結果


高校時代にマクドナルドオールアメリカンのダンクコンテストで優勝した経験を持つフランク・ジャクソン。コンバインでも身体測定・体力測定共に非常に優秀な成績を残し、その身体能力の高さを証明しています。

スタンディングリーチでは僅かに見劣りするものの、身体測定ではNBAのスーパースター、ラッセル・ウェストブルックとほぼ同等、体力測定に関してはウェストブルックをも上回る成績を残し、今ドラフトで最もアスレティックなPGと言えます。

一流の身体能力に加え、外角のシュート力も兼備。

3PT成功率は39.5%と優秀で、FT成功率も75.5%と標準以上の成績を記録。
成功率以上に試合終盤の重要な局面での勝負強さも光りました。

1試合平均2.5リバウンド、1.7アシストと得点以外の数字はそこそこ。

デューク大ではPG固定で起用されていた訳では無いのでPGとしての技量には未知数な部分もありますが、その点はウェストブルックもNBA入りの際には懸念されていたので、大きな問題とならない可能性も。

非常に魅力的なキャラクターの選手でデューク大の公開イベントではファンの前でダンスも披露しています。

ちなみに彼の父親はユタ州の上院議員の経験者。母親はユタ州の出身でフランクもモルモン教徒です。

今年は期待外れの成績に終わったデューク大ですが、ジェイソン・テイタムは上位指名がほぼ決定的。
ハリー・ジャイルズ、ジャクソンもコンバインで評価を上げており、NBAでは成功を収めるかもしれません。
これだけ能力のある選手が揃いながら、怪我やゴタゴタに泣いた今季のデュークはもったいなかったなーとの思いが拭えません。

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