ケンタッキー大Pro dayの気になる数字。
ケンタッキー大(UK)が今年も多くのNBA関係者を集めPro Dayを開催。
今年で4回目となるPro Dayには、UKのNBA選手候補を目当てにNBA全30チームから関係者が出席。NBA関係者の前で、NBAドラフトコンバインと同形式でのコンバインや練習が公開されました。
今季のUKはフレッシュマンとソフォモア主体の若いチームですが、NBA候補の数はNCAA随一。
今回のコンバインでもNBAクラスのハイレベルな結果が記録されました。
圧巻のハミドゥ・ディアロ
今年のNBAドラフトにアーリーエントリーをしたディアロ。
ドラフトコンバインにも参加し、素晴らしい数字を残しながらもケンタッキー大への残留を決意しドラフトからは撤退しました。
今回のコンバインでも、助走有りの垂直飛びでドラフトコンバイン同様44.5インチ(113.03cm)を記録。
この記録はドラフトコンバイン史上3位の好記録。
3/4コートスプリント(3.11秒)、シャトルラン(2.79秒)でもチーム1位の成績を記録し、改めて身体能力の高さを見せつけました。
昨季からUKに加入したディアロですが、昨季は練習のみの参加で公式戦出場は今季から。
高い身体能力を武器にエースとして若いUKを牽引してくれるでしょう。
ドレイモンド・グリーンタイプへの成長が予感されるP.J・ワシントン
強豪Findlay Prepから進学したフレッシュマンのワシントン。靴込みで身長6フィート7インチ(200.7cm)とインサイドのプレーヤーとしてはサイズ不足気味ですが、ウイングスパンは7フィート3インチ(220.98cm)と長く、サイズ不足を十分に補ってくれています。
体重も234lbs(106.14kg)と重さもあり、インサイドで十分戦っていけるでしょう。
助走無しの垂直飛びで35.5インチ(90.17cm)、助走有りの垂直飛びで43インチ(109.22cm)とハイレベルな跳躍力を披露。
レーンアジリティ(10.87秒)、3/4コートスプリント(3.34秒)と機動力も高く、この数字はドレイモンド・グリーンのドラフトコンバイン時のレーンアジリティ(11.01秒)、3/4コートスプリント(3.4秒)の結果を上回ります。
元々多彩なスキルセットを備え、オールラウンドなインサイドプレーヤーとして高い評価を得てきたワシントン。
今回のコンバインでは身体能力の高さも証明し、オフェンスだけでなくディフェンスでの活躍も期待されます。
カレッジ屈指の選手層を誇る今季のUKのインサイドですが、ワシントンはその中でも中心選手として活躍してくれるでしょう。
ディアロ、ワシントンだけでなく、各ポジションに複数のNBA候補を擁するUK。
経験のある上級生が不在という不安要素は依然として残りますが、タレントは間違いなくNCAAで1,2を争うレベル。
今季もカレッジバスケの話題の中心の1つとなるでしょう。
余りに良い選手が揃い過ぎていて素直に応援出来ないチームでもありますが...。
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