class of 2020:シャリーフ・アブドゥル-ラヒムの息子、ジャブリがバージニア大にコミット


今年のNCAAトーナメントを制したバージニア大。現在HCを務めるトニー・ベネットの就任後、固いディフェンスを武器にメキメキと力を付け、カレッジバスケ界で確固たる立場を築き上げています。

バージニア大はチーム力を武器にするチームで、リクルートで有望高校生を集めるタイプのチームではありませんが、今回class of 2020の有望高校生の1人であるジャブリ・アブドゥル-ラヒムからのコミットを獲得。ジャブリは4つ星のウイングプレーヤーで、one and doneが有望視されるレベルの選手ではありませんが、バージニア大にとっては大きなプラスとなるでしょう。

ジャブリ・アブドゥル-ラヒム

ポジション:SF

ESPNランキング:28位(2019年7月11日時点)
高校:Blair Academy(ニュージャージー州)


元NBAオールスター選手のシャリーフ・アブドゥル-ラヒムを父に持つジャブリ・アブドゥル-ラヒム。数々の強豪校からオファーを受ける中、彼が進学先に選んだのは今年のNCAAトーナメントの覇者バージニア大でした。

今年のAAUではEYBL所属のPlayaz Clubでプレー。平均25.2得点8.0リバウンド1.8アシストを記録。今夏スコアラーとして開花し、アウトサイドを主戦場に得点を量産。アウトサイドを得意とするバージニア大にフィットしそうなプレースタイル。バージニア大のカラーであるディフェンスを磨けば、プレーヤーとしても1ランク上の選手となるでしょう。

FT成功率は75.8%と高校生のウイングとしては上々ですが、FG成功率は39.8%。彼の能力を考えるとこの数字には不満が残り、シュートセレクションの改善が必要でしょう。跳躍力やクイックネスが突出したタイプの選手ではなく、プロで活躍する為には得意とするアウトサイドの精度を磨く必要が有り、バージニア大という選択は彼の成長にマッチしていると思います。

バージニア大もNCAAトーナメントを制したチームからトップスコアラー3人がNBA入りで離脱。ジャブリが入学する2020年にはインサイドの主力選手達も卒業してしまう為、ジャブリには1年目からインパクトを残す活躍が期待される事になるでしょう。バージニア大の様にチームのシステムがキッチリと構築されるチームでフレッシュマンがいきなり活躍をするのは容易ではありません。McDonald's All-Americanだったカイル・ガイも3年間バージニア大でプレーしたので、ジャブリもNBA入りまでには2-3年カレッジでプレーすることになるかなぁと。親子2代続けてのNBA入りに期待が掛かります。


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