class of 2022のイマニ・ベイツがゲータレード最優秀選手賞を史上初のソフォモアで受賞

class of 2022の注目選手、イマニ・ベイツ。高校入学前からネクストKDとして注目を浴びてきた選手だ。

フレッシュマンのシーズンに所属しているリンカーンハイスクールをミシガン州大会制覇に牽引。MaxPreps最優秀フレッシュマン賞、ミシガン州ゲータレード最優秀選手賞を受賞。

ソフォモアになった今季は更にプレーに磨きをかけ、高校バスケ界を代表する選手に成長。2年連続でのミシガン州のゲータレード最優秀選手賞、Max Preps最優秀ソフォモア賞を受賞している。

下級生ながら巧みなハンドリングと精度の高いアウトサイドシュートを備え、跳躍力やクイックネスも成長中で、レブロン・ジェームス以来最高の高校生選手との評価も聞かれる。

今回ベイツは全米最高の高校生プレーヤーに贈られるゲータレード最優秀選手賞を受賞。過去にはレブロン・ジェームスをはじめ、そうそうたるスター達が受賞してきたこの賞を、ソフォモアとして受賞したのはベイツが史上初。

レブロンは2002年、2003年と2年連続で受賞しているが、ベイツにはこれまた史上初となる3年連続での受賞の可能性が出ている。


プロフィール

氏名イマニ・ベイツ
カレッジ未定
学年class of 2022
生年月日2004年1月28日
ESPN
ランキング
1位(2022)
ポジションSF
出身校リンカーンハイスクール
(ミシガン州)
主な個人賞ゲータレード最優秀選手賞(2020)
ミシガン州ゲーターレード最優秀選手賞(2019、2020)
MaxPreps最優秀ソフォモア賞(2020)
MaxPreps最優秀フレッシュマン賞(2019)
特記事項父はヨーロッパでプロとしてプレーした元バスケットボールプレーヤーで、AAUのコーチ。
長所・高校生ながら成熟したシューティングとハンドリングスキル
・恵まれたサイズ
懸念事項・華奢なフィジカル

ハイライト




史上初のソフォモアでのゲータレード賞受賞

昨季高校の最上級生だった学年、class of 2020はモントバーデをシーズン無敗に導いた司令塔のケイド・カニングハム、全米でも屈指の爆発力を誇ったジェイレン・グリーン等、スター候補が揃った近年でもNo1のレベルの高い学年だった。

その中でclass of 2022のイマニ・ベイツが全米最優秀の高校生に贈られるゲータレード最優秀選手賞を受賞したのはサプライズと言っていいだろう。

近年同賞を受賞してきた選手が
  • 2019年:ジェームス・ワイズマン
  • 2018年:Rj・バレット
  • 2017年:マイケル・ポーターJr
  • 2016年:ジェイソン・テイタム
  • 2015年:ベン・シモンズ
と錚々たるメンバーが並んでいることからも、この賞をソフォモア(日本の高1相当)で受賞したことが、どれ程の偉業であるかが分かる。

他の賞レースでも、ネイスミス賞では2ndチームオールアメリカンに選出され、MaxPrep選出の1stチームオールアメリカンに選出されていることから、ベイツが既に高校を代表する選手の1人であることは周知の事実。

しかし、ベイツはチームをミシガン州大会制覇には導いているが、全米上位級のチームとの対戦は無く、彼を全米最高の選手と評価するのは時期尚早な気がしないでもない。私的には今回の受賞は将来性込みの受賞というイメージを受けている。

とは言え、2m越えのウイングで下級生の時点でこれだけのハンドリングやシュート精度を備えているプレーヤーは他に見たことが無く、彼が特別な選手であることは事実。ネクストKDとも呼ばれるが、ここ数年はあまり身長が伸びていない様なので、KD程は大きくならないかなと。当たり始めたらどんなシュートでも沈めてしまうスコアラーという点であれば、ネクストT-Macの方がサイズも近い。

今回の受賞が正しい人選であったこかどうか、今後の彼のプレーには更なる注目が集まるだろう。

ベイツが高校を卒業する2022年には高卒でのNBAドラフトへのエントリーが解禁となる見込みで、ベイツは1位指名の最有力候補と見られている。