数年待てとは言うけれど、一体何年待てばいいのだろうかという話
ドラフト候補ネタを書く時に、ついつい"素材型なので戦力となるまで数年待つ必要がある"といった表現をよく使ってしまいます。
数年待つ必要があるとは言いつつも、一体何年待てば良いものなのだろうか?とふと疑問に思ってしまったので、今回もちょっと調べものを。
ルーキーがドラフトされてからオールスターに大成するまでは平均で何年掛かっているのかをまとめます。
大成をオールスター選出とし、過去10年(2011~2020)にオールスターに初選出された選手たちがドラフトからオールスター選出まで何年かかったを集計します。
勿論、オールスター選出だけが大成ではありません、オールスターに選出されるレベルになるまでには成長の過程がありますが、1つの目安程度に捉えていただければなと。
※相変わらずの手集計なので、予めご了承を。
集計方法
- 2011年~2020年の10年間でオールスターに初選出された選手がドラフトからオールスター選出まで何年を要したかをまとめる。
- あくまでドラフト指名からの年数であり、ケガでデビューが出遅れた場合等は考慮しない。
では早速結果を見てみましょう。
※経過年数はドラフトから何シーズン目で指名を受けたかを表します。
経過年数2年の場合、ドラフト指名から2シーズン目での選出。
今回の集計の結果、過去10年間でオールスター初選出された選手は平均でドラフトから5.04年目でオールスターに選出されています。
最短はブレイク・グリフィンやカイリー・アービング等の2シーズン目で、最長はタイソン・チャンドラーとカイル・コーバーの12シーズン目、最も多いのがドラフトから4シーズン目となっています。
ちなみにオールスターに選出された選手たちの平均ドラフト指名順位は14.5位。
また、過去10年にオールスターに初選出された全57名の内、1巡名指名を受けた選手が約84%、2巡目指名を受けた選手が約16%となっています。
また指名順位別で見ると、1位指名と並んで9位指名から最多の6名がオールスターに。日本期待の星、八村塁も2019年の9位指名であり、オールスターへの期待が高まります。
相変わらず上手くまとまらず、何を言いたいのか分からない結果となっていますが、ドラフトからオールスター選出までは平均で5シーズン強掛かるので、ルーキーの成長は気長に待つ必要がありそうです。
9位指名選手にフォーカスを
集計の結果、過去10年でドラフト9位指名からドラフト1位指名に並んで最多となる6名のオールスターが誕生していることが分かりました。
奇しくも9位指名は日本期待の星、八村塁の指名順位と同じ、という事で9位指名からオールスターに選出されたプレーヤーを見てみましょう。
2009年から2012年にかけて、ドラフト9位指名は4年連続でオールスター入りを果たしています。
オールスターに選出されたのは平均でドラフトから6年目と全体平均と比較するとちょっと遅め。
デローザンとドラモンドの2名を除いて、カレッジで複数年を過ごしたプレーヤー達で、実績と将来性のバランスが取れたプレーヤーが多いというのが9位指名からオールスターが多く出ている要因かもしれません。
カレッジ時代に全米最優秀SFに贈られるジュリアス・アービング賞を受賞している八村塁も実績は十分。加えてカレッジからアメリカに渡った彼の伸びしろはまだまだ大きいと見られ、八村塁も上記のプレーヤー達に続き、9位指名からのオールスター入りが期待されます。
少なくとも2年必要なのは赤木と三井で証明された。
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