高校2年目を迎えるブロニー・ジェームズの展望は?
NBAの看板プレーヤー、レブロン・ジェームズの息子、ブロニー・ジェームズ。高校生ながら、インスタグラムのフォロワーは600万人に迫り、その知名度はNBAプレーヤーにも劣りません。
注目のブロニーは今年、高校で2年目のシーズンを迎えます。昨年はフレッシュマンながらに強豪校でローテーション入り。現在はESPNランキングで学年25位にランクされ、今季は更なる飛躍も期待されます。
今回はブロニーの所属するシエラキャニオンスクールのメンバーや、2年目の展望について。
チーム絶対的エース、アマリ・ベイリー
昨季はBJ・ボストン(ケンタッキー大)とザイアー・ウィリアムス(スタンフォード大)がシエラキャニオンスクールの2枚看板として活躍しましたが、今季のエースはジュニアのコンボガード、アマリ・ベイリー。
ブロニーの1学年上、class of 2022で学年3位にランクされ、U16のUSA代表にも選出された学年を代表するコンボガードです。アスレティック且つ堅実なゲームメイクにも優れ、ゴンザガ大のジェイレン・サッグスを彷彿とさせます。
サッグスの他では、パワフルでインサイドにも強いウイングのシャイ・オドム、運動能力に優れ高い得点能力を誇るチャンス・ウェストリー、技巧派インサイドのマックス・アレンと3人のジュニアが主力を務め、昨季レベルとは行かないまでも、今季も充実のメンバーが。
シエラキャニオンスクールは2018年、2019年とカリフォルニア州大会を2連覇中(2020年のカリフォルニア州大会は新型コロナの影響で決勝が開催されず)。カリフォルニア州大会3連覇に向けて盤石のメンバーが揃います。
ブロニーはチームの3~4番手
アウトサイドシュートと堅実なプレーに定評のあるコンボガードのブロニー。シエラキャニオンスクールで2年目を迎え、今季はスターティングメンバーへの定着が期待されます。
新型コロナウィルスの影響で、カリフォルニア州のバスケットボールシーズンは早くとも3月までは開幕しませんが、ネバダ州の強豪校、コロナドスクールと2020年11月に対戦済み。(新型コロナにより州毎の規定があるためか、両校ともにクラブチームというテイで試合を)
そこでは、ブロニーはスターティングメンバーとして出場し、3PT3本を沈め9得点を上げました。スターティングメンバーの座は掴みしたが、現在のロールプレーヤーからチームのエースに駆け上がるまでに厳しい道のりが待っているのは、シエラキャニオンスクールが強豪校である故の試練。
チームのオフェンスのオプションとしては、ベイリー、オドム、ウェスリーの3人に次ぐ4番手。この3人は皆ブロニーの1学年上で、彼らを乗り越えなければ、ブロニーは最上級生になるまでエースとなることが出来ません。
アンセルフィッシュなチームプレーが魅力のブロニーですが、現在の位置から更に評価を上げるためには、良い意味でこれまで以上に"我"を強くする必要がありそうです。
前述の通り、カリフォルニア州のバスケットボールシーズンが開幕するのはまだ先ですが、シエラキャニオンスクールは現地時間1月9日にイマニ・ベイツ擁するイプシプレップアカデミーと対戦予定。全米の視線が注がれるこの試合で、ブロニーがどんなプレーを見せてくるか注目が集まります。
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