ドラ1候補、ケイド・カニングハムのカレッジ1年目が終了
今年のNBAドラフトでの全体1位指名有力候補と目される、オクラホマ州立大フレッシュマンのケイド・カニングハム。
鳴り物入りでカレッジに乗り込むと、前評判に違わぬプレーでチームを牽引し、強豪ひしめくNCAAディビジョン1屈指の強豪カンファレンス、Big 12のカンファレンストーナメントではチームを準優勝に引き上げた。
U19ワールドカップUSA代表でカニングハムともチームメイトだったアイザック・ライクリーをはじめ、アスレティックなプレーヤーが揃うオクラホマ州立大。Midwest Regionの第4シードでNCAAトーナメントに進むも、2回戦で第12シードのオレゴン州立大に敗戦。後半追い上げを見せるもオレゴン州立大に粘られ、カニングハムとオクラホマ州立大の2020-2021シーズンは幕を閉じた。
注目のカニングハムは2021年NBAドラフトへのアーリーエントリーが確実視されます。
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— OSU Cowboy Basketball (@OSUMBB) March 22, 2021
歴史的な活躍を見せたシーズンに
今シーズン最後となってしまった試合を24得点4リバウンド3アシスト5スティールで終えたカニングハム。チームハイの得点を上げるも、厳しいディフェンスによりFG成功率は30%に沈み、額面通りのパフォーマンスとはいかなかった。
とは言え、今季を通してカニングハムが達成してきた事は驚嘆に値する。
若いビッグガードというワードからは、フィジカル、スキル共に未完成なセンス先行型のプレーヤーが頭に浮かぶかもしれないが、カニングハムはフレッシュマンとは思えない完成度を見せてくれた。攻守に隙の無いプレーを見せ、シーズン平均20.1得点6.2リバウンド3.5アシスト1.6スティールという数字を残している。
フレッシュマンにしてBig 12のシーズンMVPを受賞したのはケビン・デュラント、マイケル・ビーズリー、マーカス・スマートに次ぐ史上4人目。大手メディアによるオールアメリカンでも全て1stチームに選出され、カレッジのベスト5にその名を連ねた。シーズン終了後も更に個人賞を積み上げて行く事だろう。
今年のNBAドラフトでの1位指名が有力
フレッシュマンのシーズンを終えたカニングハムだが、今年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、カレッジを去る事が濃厚。
近年の中でも当たり年と見られる今年のドラフト候補生の中でも、フィジカル、スキル、経験を高い次元で備えるカニングハムは1位指名の鉄板候補。僕は勝手に"ジェイソン・テイタム以来の無難な当たり候補"だと思っています。実績もそうだけれど、サイズあって、ハンドラーが出来て、複数ポジション守れて、アウトサイドも出来るのだからプレースタイルや持っているモノが今のNBAにフィットしているなと。
新型コロナの影響により、先行き不透明なシーズンだったけれど、安定した活躍を見せ、NCAAトーナメントにも出場。上々のシーズンだったと言えるのではないでしょうか。
今後はNBAの世界での活躍を楽しみにしています。
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