学年No1スコアラー、ジェイデン・ハーディはGリーグへ

ネバダ州コロナドハイスクールのジェイデン・ハーディ。ESPNによる有望高校生ランキングで学年2位にランクされるハーディが、高校卒業後にGリーグへ参戦する事を自身のInstagramで表明した。

ハーディは多くのNCAAディビジョン1強豪校からオファーを受け、ケンタッキー大、オレゴン大、UCLAも進学先候補に挙がっていたとされている。

ハーディは2022年のNBAドラフト指名を目指すGリーグの育成プログラムに参加し、直接NBAチームと提携の無いGリーグイグナイトに加入する見込みだ。



学年No1スコアラー、ジェイデン・ハーディ



ネバダ州のコロナドハイスクールに所属するジェイデン・ハーディ。学年屈指の爆発力を誇るスコアラーで、全米中の強豪8校が集まり開催されたトーナメント、GEICO Top Flight Inviteでも圧巻のスコアリングパフォーマンスを披露し、チームをトーナメントの準優勝に牽引した。

一度当たり出したらどんな距離からでも、どんな難しいシュートであってもいとも簡単に沈めてしまうプレーヤーで、その爆発力はハーディと同様に高卒でGリーグに挑戦し、今年のドラフト上位指名が予想されるジェイレン・グリーンを彷彿とさせる。グリーンがリング周りのフィニッシュに秀でる一方で、ハーディはより多彩なシューティングパッケージを備えている。

Gリーグによる育成プログラムに進むハーディは、NBAチームから独立したチームである"Gリーグイグナイト"でプレーし、2022年のドラフト指名を目指す。既に成熟したスコアリングスキルを誇るハーディは、来年のドラフトでも上位指名が期待されている。

Gリーグの育成プログラムとは?

2019-2020シーズンから始まったGリーグによる育成プログラム。設立されたシーズンにこのプログラムに加入したプレーヤーは0だったが、育成環境とプレーヤーへの報酬が改善された昨季はグリーン、ジョナサン・クミンガ等、ドラフト上位候補を含む6名のプレーヤーが育成プログラムに進んだ。

昨季Gリーグの育成プログラムに進んだ6名は、育成プロラグムのプレーヤーとジャレット・ジャック等のベテランプレーヤーで構成され、NBAでの経験豊富なブライアン・ショウがヘッドコーチを務めたイグナイトに所属。

イグナイトのメンバーとしてバブルで開催されたGリーグのレギュラーシーズンに参戦すると共に、個人ワークアウトやライフスキル教育を受けながら2021年のドラフトに備えた。

育成プログラム組では4名がイグナイトの主力として活躍し、今年のドラフトでの指名が予想される。実質的に昨季が初のシーズンとなった育成プログラムだったが、現時点では一定の成功を収めていると言えそうだ。

今年もESPNランキング7位のマイケル・フォスターや、中国人のファンボ・ゼンがハーディと共に育成プログラムへ進み2022年のドラフト指名を目指す。


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