ジェイレン・デューレンが学年No1のイマニ・ベイツに迫る

今回は今年高校の最上級生になるclass of 2022(2022年高校卒業の学年)のお話。 

この学年で1番知名度が高いプレーヤーと言えば、イプシプレップアカデミーのイマニ・ベイツ。2020年には史上初となるソフォモア(日本の高1相当)でのGatorade National Player of the Yearを受賞し、"レブロン・ジェームズ以来最高の高校生プレーヤー"とも評されるプレーヤーだ。

これまで、満場一致で学年No1の評価を受けてきたベイツだが、ここ最近モントバードアカデミーのビッグマン、ジェイレン・デューレンが評価を上げベイツに肉薄。Rivalsによる有望高校生プレーヤーランキングでは遂にベイツを抜き、デューレンが学年1位に輝いた。

ESPN、247による有望高校生プレーヤーランキングでは、ベイツが依然1位にランクされているが、デューレンの評価はベイツに迫っている。

ちなみにこの2人、AAUでは揃ってTeam Finalでプレーするチームメイトである。



現代型ビッグマン、ジェイレン・デューレンが学年1位に


ベイツに代わってRivalsによるランキングで学年No1プレーヤーとなったジェイレン・デューレン。身長6フィート10インチ(208.3cm)で屈強なフィジカルと高い運動能力、オールラウンドなオフェンススキルを備える現代型ビッグマンで、昨季は所属校であるモントバードアカデミーを全米王者に導いた。

デューレンは下級生の頃から高い評価を受け、2019年夏にはチームUSAの一員としてU16アメリカ選手権に出場し、大会のオールスター5にも選出された。インサイドプレーヤーながら、広い視野から華麗なアシストを供給するデューレンのプレースタイルは元NBAスターのクリス・ウェバーにも例えられている。

昨季から現所属校のモントバードアカデミーに転校。ディアンジェロ・ラッセルやベン・シモンズ、RJ・バレット、ケイド・カニングハム等を輩出した同校で、オールラウンドなプレーにメキメキ磨きを掛けている。

このまま成長を続ければ、Rivalsだけでなく、ESPNや247といった他の主要ランキングでも学年1位の座をベイツから奪う日は近いかもしれない。

伸び悩みを見せるイマニ・ベイツ


Rivalsによるランキングでは学年1位の座をデューレンに譲り、2位に降格したイプシプレップアカデミーのイマニ・ベイツ。下級生の頃から大型ウイングスコアラーとして高い注目を集めてきたプレーヤーだ。

得点力の高さは折り紙付きで、切れ味鋭いハンドリングやアウトサイドシュートの精度は今も大型ウイングとしては際立っている。しかし、フィジカルコンタクトの弱さや、タフショットを選びがちなシュートセレクションには改善の余地が大きい。

昨季のAZコンパスプレップとの試合では、フィジカルなディフェンスを武器とするチームを相手に僅か3点に抑え込まれ、チームも76-35で大敗を喫した。

オールラウンダー全盛の時代にあって、ベイツのプレースタイルは純然たるスコアラー。ウイングスパンが長いタイプでも無く、ディフェンシブプレーヤーとしてのポテンシャルも...。この辺りがベイツの評価が伸び悩んでいる要因かなと。

これまでベイツはAAUでは彼の父のチームであるBates Fundamenatalでプレーしてきたが、Team Finalに移籍。高校も昨季からは彼の父が創設したYpsi Prep Academyでプレーしているが
、一皮むける為には親元を離れる事も必要かもしれない。


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