高校トップビッグマン、ジェイレン・ドゥーレンに学年変更の噂?

高校トッププレーヤーの1人、モントバードアカデミーのジェイレン・ドゥーレン。

昨季、実質的な全米王者決定戦、GEICOナショナルズでモントバードアカデミーを優勝に導いたドゥーレンが、学年変更を検討していると報じられた。

本来であれば2022年に高校を卒業予定だったドゥーレンだが、学年を変更し、今年高校を卒業すれば、来年のドラフトにもエントリー可能に。

ドゥーレンの学年変更は2022年のNBAドラフトにも大きく影響してくるだろう。


一方で、ドゥーレンの所属AAUチームであるTeam Finalは、Twitterで、ドゥーレンの来季に関してはまだ何も決まっていないと投稿。

現段階では、ドゥーレンの学年変更を噂程度に見ていた方が良さそうだ。


パワフルでモダンなビッグマン、ジェイレン・ドゥーレン


昨季、モントバードアカデミーを全米王者に導いたジェイレン・ドゥーレン。ESPNによる高校生プレーヤーランキングでは、イマニ・ベイツに次ぐ学年2位に付けている。

身長は6フィート10インチ(208.3cm)とビッグマンとしては取り立てて大きくはないが、長いウイングスパンと高い運動能力、屈強なフィジカルを揃え、男子高校バスケ界のペイントエリアを支配した。

オフェンスでは優れた視野とパススキルを有し、元NBAのスタープレーヤーであるクリス・ウェバーにも例えられる非凡なセンスを見せる。

既に、高校バスケ界でドゥーレンと互角に対峙出来るビッグマンはおらず、フィジカルの不安も無い事から、高校卒業を1年早め、より高いレベルに挑戦する事は賢明な判断に思える。

過去にも学年トッププレーヤーが学年変更した例はあり、class of 2021だったジョナサン・クミンガがclass of 2020に、class of 2019だったRJ・バレットがclass of 2018に、class of 2018だったマービン・バグリーがclass of 2017に学年変更し、高校卒業を1年早め、次のレベルに挑戦している。

今年の4月に公表された、ドゥーレンの高校卒業後の進路候補は、NCAAディビジョン1の9校に加え、NBLとGリーグ。有力な進路はケンタッキー大、マイアミ大、Gリーグとも予想される。

個人的なイメージでは、ケンタッキー大が合いそうかなと。ジャージーも似合いそうだし、ケンタッキー大のOBには、ドゥーレンとプレースタイルに通ずるものがあるバム・アデバヨが。

ケンタッキー大であれば、有望なビッグマンの育成の経験も豊富で、NBA入りに備える上で適切な環境だろう。

個を磨くにはGリーグも良いかもしれないが、ジェイデン・ハーディ、マイケル・フォスターと既に得点力の高いプレーヤーが揃い、ドゥーレンの課題であるスコアリングを向上させるには、ケンタッキー大の方が適しているのではないだろうか?

2022年のNBAドラフト上位指名候補に

2003年11月生まれで、現在17歳のドゥーレンが、今年高校を卒業すれば、
  • 高校卒業から1年経過
  • ドラフト年のカレンダーイヤー中に19歳以上になる(又は既に19歳以上である)
という要件を満たし、2022年のNBAドラフトへのアーリーエントリーが可能に。

ドゥーレンが2022年のドラフト候補となれば、この年のドラフトには一気に厚みが増す。

ちょっと気が早いが、ゴンザガ大のチャット・ホルムグレン、デューク大のパオロ・バンケロ、Gリーグイグナイトのジェイデン・ハーディと並び上位指名有力候補となるだろう。

あくまで、まだドゥーレンの学年変更は噂レベルに考えているが、もし、これが決まれば、高校、カレッジバスケ、そしてNBAにも大きなインパクトを与えそうだ。

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