モントバードアカデミーに今年もタレントが集結

男子高校バスケ界きっての強豪校、フロリダ州のモントバードアカデミー。

現代的なプレーヤーの育成に長け、卒業生にはディアンジェロ・ラッセル、ベン・シモンズ、RJ・バレット等、NBAドラフト上位指名プレーヤーが名を連ねる。今年のドラフトでも、ケイド・カニングハム、スコッティ・バーンズ等の1巡目上位指名が予想されている。

昨季も、高校バスケの実質的な全米No1決定戦であるGEICOナショナルズを制覇し、今年も他校からの有望選手の転入が報じられている。

来季最上級生になる大黒柱のジェイレン・デューレンが、学年変更で卒業を早める、という話もあるが、来季も高校バスケ界の主役となる事は間違いない。カニングハム、バーンズ等を擁し、"高校バスケ史上最強のチーム"とも評された2019-2020シーズンを上回るチームになる可能性もあるだろう。



昨季からの主力が残留


昨季、男子高校バスケの実質的王者に輝いたモントバードアカデミー。

スターティング5の内、3人が卒業でチームを去るが、ベンチメンバー含め、その他の主力はチームに残留。

下記のメンバーが来季もチームに帰ってくる見込だ。
※カッコ内はポジション、学年とESPNランキング。class of ~は高校の卒業年を表す。ESPNランキングは2021年6月13日時点

  • ジェイレン・デューレン(C/class of 2022 /ESPNランキング:2位)
  • ダリク・ホワイトヘッド(SF/class of 2022/ESPNランキング:4位)
  • ジェイレン・フッド-シフィーノ(SG/class of 2022/ESPNランキング:28位)
  • マリク・レノー(C/class of 2022/ESPNランキング:38位)
  • ジャスティス・ウィアムズ(SG/class of 2022/ESPNランキング:39位)

昨季モントバードアカデミーで経験を積んだ、このメンバーが残留すれば、GEICOナショナルズの連覇も現実的な目標だったのだが、新たに実力派のプレーヤーが転入を表明している。

全米トップレベルのプレーヤーが転入

既に、来季のモントバードアカデミーへの転入が明らかになったのは下記のプレーヤー達。

※カッコ内はポジション、学年とESPNランキング。class of ~は高校の卒業年を表す。ESPNランキングは2021年6月13日時点

  • スカイ・クラーク(PG/class of 2022 /ESPNランキング:13位※ケンタッキー大コミット)
  • オマハ・ブリュー(PF/class of 2023/ESPNランキング:8位)
  • クワミ・エバンス(PF/class of 2023/ESPNランキング:9位)
ESPNランキングにおける最高評価である、5つ星の評価を受けるプレーヤーが3人も転入の見込で、NCAAディビジョン1の強豪校も顔負けの圧倒的なタレントが揃う。

※ケンタッキー大コミットのスカイ・クラーク

1校にこれだけタレントが固まってしまう事はどうなのだろう?という見方もあるかもしれないが、モントバードアカデミーの卒業生のカレッジやプロでの活躍、現代的なプレースタイルを見れば、将来のNBA入りを目指すプレーヤーが集結する事も致し方ないだろう。

通常の強豪チームであれば、これだけのメンバーを活かす事は出来ないが、他を寄せ付けない絶対的な強さを誇るモントバードアカデミーであれば、ベンチメンバー含め、バランス良く出場時間を分散した起用が出来る。

また、モントバードアカデミーは、来季から開催される全米の強豪8校によるリーグ、NIBCの中心校でもある。

男子高校バスケ界最高峰のリーグである、NIBCの所属校には、より高いレベルを求めたプレーヤーが集う事が予想され、有力プレーヤーの転入はこれで終わらないかもしれない。その一方で、チームでの中心的な役割を求め、他校に転校するプレーヤーが出てくる可能性もあるだろう。


コメント