狂気のユーティリティプレーヤー、スコッティ・バーンズのココがスゴイ!

今年の鉄板上位候補5人を下記終えたので、後は推しメンを書いてドラフトネタは一段落の予定。まずはフロリダ州立大のスコッティ・バーンズから。

モントバードアカデミー出身のバーンズは高校時代からユーティリティな2wayプレーヤーとして広く知られてきた。万能なプレーだけでなく、プレーの随所で狂気的な程に暑苦しいリアクションを披露してくれるのも魅力的。

日本でも既に多くファンを獲得している(?)スコッティ・バーンズのココがスゴいという話。



プロフィール:スコッティ・バーンズ

所属:フロリダ州立大
ポジション:PF/PG
生年月日:2001年8月1日
出身:モントバードアカデミー(フロリダ州)
主な受賞歴:Third-team All-ACC (2021)/ACC Sixth Man of the Year (2021)/ACC Freshman of the Year (2021)

スタッツ

MINFGFG%3PT3P%FTFT%ORDRREBASTBLKSTLPFTOPTS
スコッティ・バーンズ23.84.1-8.150.30.5-1.727.51.7-2.862.11.52.54.04.10.51.52.22.510.3

身体測定結果

スコッティ
バーンズ
ドレイモンド
グリーン
裸足身長(cm)200.7197.5
靴込身長(cm)203.2201.9
体重(kg)102.2106.9
ウイング
スパン(cm)
220.3216.5
スタンディング
リーチ(cm)
274.3266.7
レーン
アジリティ(秒)
10.8811.01
シャトルラン(秒)2.99-
スプリント(秒)3.143.40
垂直跳(助走無)91.471.1
垂直跳(助走有)100.383.8
※共にドラフトコンバインでの数値

ハイライト


全ポジションをカバーする驚異のディフェンスポテンシャル

まずはバーンズと彼の比較対象としてよく名前の出るドレイモンド・グリーンのコンバインでの身体測定、体力測定の比較から。

身長、ウイングスパン、スタンディングリーチの全てにおいてバーンズがグリーンを上回り、体力測定の結果においても全てにおいてバーンズが上。身体的に見れば、バーンズはより高く、よりアスレティックなドレイモンド・グリーンになれる素質を秘めている。

運動能力押しのプレーヤーではないが、横のクイックネスにも優れ、高校時代からポジション問わず対戦相手のエースプレーヤーとマッチアップし、抑え込んで来た。カレッジでは、それまでのインサイドからポイントガードに転向し、カレッジのガード達ともマッチアップしている。

横のクイックネスの高さは、2.99秒というシャトルランの数字に表れている。この数字は今年のドラフトコンバイン全体で2位に入る数字だ。

インサイドプレーヤーと対峙するサイズとパワー、ガードに付いていくクイックネスを兼備するバーンズは、ディフェンスで全てのポジションをカバーする事が出来る。

若いバーンズはチームディフェンスのシステムへの理解を高め、経験値を積む必要があるが、このディフェンスでの使い勝手の良さは、NBAのどのチームに行っても重宝される物だろう。

チームを繋ぐオフェンススキル

バーンズは得点を量産するタイプのスコアラーでは無い。アウトサイドシュートを得意としておらず、将来的にも優秀なシューターとなる可能性は高くないかもしれない。

しかし、バーンズには広い視野、そしてそれを活かす確かなパスとハンドリングのスキルがある。

フロリダ州立大ではポイントガードに挑戦し、チーム首位の平均4.1アシストを稼ぎ出している。ミスも少なくないが、バーンズのサイズから考えると、彼のパスセンスは群を抜いている。

アウトサイドシュートの脅威のないバーンズは、NBAでメインハンドラーを務める事はないかもしれないが、ゲームメイクの出来るフォワードとして、そのパスセンスを発揮してくれるだろう。

ファンを魅了するエモーショナルなプレーヤー


コート上でバーンズ程に暑苦しいプレーヤーはいない。

自身やチームメイトのプレーに絶叫し、時にはコート上を駆け回る。その暑苦しさは狂気的な程だ。

バスケットボールはオフェンス、ディフェンスの回数が多く、"流れ"や"ムード"が大きくプレーを左右する事もある。エモーショナルなバーンズのリアクションは、チームメイトを鼓舞し、試合の"ムード"を変えてくれるものだろう。

バーンズの暑苦しさは、きっとNBAでも多くのファンに愛されるはずだ。

上位指名が予想される2wayプレーヤー

ディフェンスでの汎用性の高さ、ゲームメイクのセンスとスキルから、バーンズは今年のドラフトでも1巡目上位指名が予想される。

アウトサイドシュートは苦手としているが、ドラフトまでにその懸念を払しょくする事が出来れば、6位での指名も十分にあると思っている。高校ではモントバード、カレッジではフロリダ州立大とキチンとした所でプレーしてきた事もあって、外れの確率も低いんではないかと。

ハンドラーが出来る大きな子は増えたけれど、インサイドで戦えるサイズのあるバーンズはその中でも大きな部類。

豊作と期待される今年のドラフト候補の中でも推しの1人。

コメント

  1. 「狂気」のネーミングセンスは、抜群ですね‼

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    1. コメントありがとうございます。
      毎回プレーヤーに合う、キャッチフレーズが浮かばす四苦八苦しておりますが、お気に召して頂けたなら幸いです。

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