リアル"マトリックス"、スコッティ・ルイスのココがスゴイ!

1999年に公開されたアクション映画、"マトリックス"。その特殊効果とワイヤーアクションで高い評価を得たSF映画だ。

元NBAプレーヤーで、オールスターにも選出されたショーン・マリオンは、その人間離れした運動能力から"マトリックス"の異名を取った事で知られている。

今年のドラフト候補で、"マトリックス"級の運動能力を誇るのが、フロリダ大のソフォモア、スコッティ・ルイス。絶対的な運動能力を武器に攻守に、高い貢献度を見せる2wayプレーヤーだ。



プロフィール:スコッティ・ルイス

所属:フロリダ大
ポジション:SG/SF
生年月日:2000年3月12日
登録身長:6フィート5インチ(195.6cm)
出身:レニースクール(ニュージャージー州)
主な受賞歴:SEC All-Freshman Team (2020)

スタッツ

GPMINFG%3P%FT%REBASTBLKSTLPFTOPTS
2125.644.531.867.33.11.51.01.62.51.97.9

スタッツ


※高校時代のハイライト

常人離れした運動能力


フロリダ大のソフォモア、スコッティ・ルイス。高校時代には、マクドナルドオールアメリカンやフープサミットのメンバーにも選出された、世代を代表するウイングプレーヤーだ。

彼の最大の売りは、何と言ってもその常人離れした運動能力だろう。

高校時代には陸上部にも所属し、100mを10.6秒、200mを21.6秒で走り、走高跳では199.4cmを跳んだというスーパーアスリートだ。

その運動能力は主にディフェンスで発揮され、オンボールディフェンスは非常に固く、カバーディフェンスのスピードも驚異的。1試合平均スティール、ブロック共に1本を超えているからも、ルイスが如何に優秀なディフェンシブプレーヤーかが分かるだろう。

身体的な資質だけでなく、3PTシュートには全力でシュートチェックに飛び、相手の速攻を全速力で追走するディフェンスへの姿勢も好印象。

ウイングのディフェンスにフォーカスすれば、今ドラフトでも1番の逸材だろう。

3&Dのポテンシャル

3P成功率31.8%、FT成功率67.3%と昨季はシュート精度を落としたルイスだが、フレッシュマンのシーズンは3PT成功率36.1%、FT成功率81.7%と上々の数字を残している。

シュートセレクションや、シュートまで持ち込むハンドリングスキルには改善の余地もあるが、コーナーでのキャッチ&シュートは決して悪くない様に見える。

オフェンスで即戦力として多くを期待する事は出来ないが、役割をキャッチ&シュートに限定すれば、3&Dタイプとして効果的なプレーヤーに成長する可能性があるだろう。

2巡目で取ればお買い得な指名に

今年のドラフト候補のウイングの中でも、屈指の運動能力を誇るスコッティ・ルイス。

クイックネス、跳躍力共に常人離れしており、オンボールディフェンスはNBAでも通用するだろう。オフェンススキルもシューティングやハンドリングといった点で見れば、決してスキルが1巡目指名予想のウイングプレーヤーから劣る事は無く、持てるスキルが線として繋がれば、オフェンスでも化ける可能性を感じさせる。

予想指名順位は2巡目以降だが、2巡目でルイスを取れるのあれば、コスパの良い指名になりそうだ。

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