NBAドラフト2021:コンバインで気になったプレーヤー
今年も遂にドラフトコンバインが開催されている。昨年は新型コロナにより、形式が変わったけれど、今年は例年通りのフォーマットに。
※共にドラフトコンバインでの計測値
※共にドラフトコンバインでの計測値
カレッジ屈指のシューター、ゴンザガ大のコーリー・キスパート。
NBA屈指のシューターであり、ディフェンスにも優れるクレイ・トンプソンとコンバイン時の測定結果を比較すると、キスパートが一回り小さいが、よりアスレティックであることが分かる。
テネシー大のキーオン・ジョンソンが、これまでの垂直跳(助走有)のコンバイン記録を塗り替える48インチ(121.9cm)の大ジャンプを披露し、早速大きな話題になっている。
今回は、ドラフトコンバインでの身体測定、体力測定での結果が気になったプレーヤーを。
Keon Johnson set a new NBA combine record with a 48 inch max vertical jump 🤯
— SportsCenter (@SportsCenter) June 24, 2021
(via @NBADraft) pic.twitter.com/jsOcydnNSQ
スコッティ・バーンズ
所属:フロリダ州立大
学年:フレッシュマン
生年月日:2001年8月1日
ポジション:PF/PG
出身校:モントバードアカデミー(フロリダ州)
主な受賞歴:Third-team All-ACC (2021)/ACC Sixth Man of the Year (2021)/ACC Freshman of the Year (2021)
ハイライト
コンバイン結果
スコッティ・バーンズが驚異のフィジカルを示す
PGまでこなす多彩なスキルと、全てのポジションを守る事の出来る高さとクイックネスから、今年のドラフトでも上位指名が予想されるスコッティ・バーンズ。
コンバインでも驚異的な数値を叩き出している。
バーンズとプレースタイルが似ているとされる、ドレイモンド・グリーンのコンバイン時の数値と比較すると、バーンズのフィジカルが如何に突出しているかが分かる。
身長、ウイングスパン、スタンディングリーチの全てにおいて、グリーンより一回り大きく、体力測定でも全ての項目でグリーンを上回る。最高到達点(スタンディングリーチ+垂直跳(助走有)の合計)に関しては、370cmを超え、NBAでもトップクラスの数値だ。
運動能力を全面に押し出したプレースタイルでは無いため、これまで彼の運動能力にスポットライトが当たることは多くなかったが、今回のコンバインで運動能力も高いレベルである事を証明した。
スコッティ・ルイス
所属:フロリダ大
学年:ソフォモア
生年月日:2000年3月12日
ポジション:SG/SF
出身校:レニースクール(ニュージャージー州)
主な受賞歴:SEC All-Freshman Team (2020)/McDonald's All-American (2019)
ハイライト
※高校時代のハイライト
※共にドラフトコンバインでの計測値
コンバイン結果
期待通りの超絶アスリート
今ドラフト屈指のアスリートとして、ウイングのディフェンシブプレーヤーとしてポテンシャルが評価されるスコッティ・ルイス。
同じく高い運動能力を誇り、2018年にNBAのオールディフェンシブ1stチームに選出された、ビクター・オラディポと比較しても、ルイスの運動能力の高さが分かるだろう。跳躍力は同等だが、機動力系の測定では、全ての項目でルイスが上を行く。
身長はSFとしては小ぶりで体重の軽さも気になるが、ウイングスパンも長く、彼の絶対的な運動能力を駆使すれば、NBAでもトップレベルのウイングディフェンダーになる事も可能なはずだ。
2巡目での指名が予想されるが、コストパフォーマンスの良い指名になるだろう。
コーリー・キスパート
所属:ゴンザガ大
学年:シニア
生年月日:1999年3月3日
ポジション:SF/SG
出身校:キングスハイスクール(ワシントン州)
主な受賞歴:Consensus first-team All-American (2021)/Julius Erving Award (2021)/WCC Player of the Year (2021)
ハイライト
コンバイン結果
3&Dとしての即戦力の期待が高まる
シャトルランの2.99秒という数字は、今年のコンバイン参加者の中で2位タイの数字。横のクイックネスに優れるキスパートはNBAでも3&Dタイプとして、即戦力の活躍が期待される。
コメント
コメントを投稿