NBAドラフト2023:class of 2022の注目プレーヤー【コンボフォワード/ビッグマン編】

さて、今回のclass of 2022の注目プレーヤーネタ。

今回は前回の【ハンドラー/ウイング編】に続いて【コンボフォワード/ビッグマン編】を。

例の如く推しの押し売りですので、予めご了承を。


【コンボフォワード】

キャム・ウィットモア

進学先:ビラノバ大
ポジション:SF/PF
出身:アーキビショップスポルディングハイスクール(メリーランド州)

ハイライト

パワフルな世代屈指のアスリート

マクドナルドオールアメリカンではゲームハイタイの19得点、フープサミットでもチームハイの19得点をあげ、大きなインパクトを残したキャム・ウィットモア。

パワフル且つアスレティックなウィットモアのドライブは、切れ味鋭く決定力も抜群。そのプレーは、NBAで活躍するマイルス・ブリッジスを彷彿とさせる。

フープサミットでは、3PTも2/3の高確率で沈め、マクドナルドオールアメリカンでは強烈なブロックを叩き込み、攻守に渡り数字以上のインパクトがあった。

進学先はビラノバ大。名将ジェイ・ライトが勇退し、新ヘッドコーチとしてカイル・ネプチューンが就任。

ネプチューンは前任のフォーダム大ではディフェンシブなチームを構築した実績があり、身体能力に優れるウィットモアを強烈な2wayプレーヤーに仕上げてくれる事を期待したい。

ジョーダン・ウォルシュ

進学先:アーカンソー大
ポジション:SF/PF
出身:リンクアカデミー(ミズーリ州)

ハイライト

ディフェンスに優れるオールラウンダー

リンクアカデミーを実質的な全米王者決定戦であるGEICOナショナルズの決勝に牽引したジョーダン・ウォルシュ。

7フィート3インチ(221cm)のウイングスパン、助走有で41インチ(104.1cm)の跳躍力を有すると言われており、NBAでもスターになれるだけの身体的資質を有する。

能力系と思いきや、ハンドリングやパッシングのスキルも整ったオールラウンダー。スコアリングに偏ることなく、バランスを取る事の出来るチームプレーヤー。

フィジカルコンタクトは苦手としているが、そのサイズと身体能力からディフェンシブプレーヤーとしてのポテンシャルは高い。

進学先はアーカンソー大。NBAでのコーチ経験も豊富なヘッドコーチ、エリック・マッセルマンの下、2年連続でELITE8進出を達成しており、ウォルシュを含め、優秀な新入生も多数加入。

1995年以来となるFinal4進出に向け、ウォルシュも重要なピースとなるだろう。

ディロン・ミッチェル

進学先:テキサス大
ポジション:SF/PF
出身:モントバードアカデミー(フロリダ州)

ハイライト

全米制覇に貢献したコンボフォワード

実質的な全米No1決定戦であるGEICOナショナルズの決勝で、ゲームハイの17得点12リバウンドを記録し、チームを全米制覇に導いたコンボフォワード、ディロン・ミッチェル。

抜群の跳躍力、高い機動力を有し、リバウンドへの意欲も高い。優秀なフィニッシャーで、ドライブもスムース。

その身体能力の高さとサイズから、2wayプレーヤーとしてのポテンシャルも高い。

身体能力の高さも去ることながら、常に全力でプレーするモーター、ボールへの嗅覚に優れ、大きな仕事をしてくれるプレーヤーになりそうだ。

進学先はテキサス大。マクドナルドオールアメリカンのガード、アーテリオ・モリスも進学予定で、ミッチェルとモリスはフレッシュマンイヤーからチームの中心として大きな役割を任せられる事になるだろう。

ブランドン・ミラー

進学先:アラバマ大
ポジション:SF/PF
出身:ケインリッジハイスクール(テネシー州)

ハイライト

身体能力抜群のオールラウンダー

ESPNによる有望高校生ランキングで学年全体の9位にランクされたウイング、ブランドン・ミラー。

昨夏のAAUでは、EYBL所属のBradley Beal Eliteでプレーし、ニック・スミスJr等と共にチームをEYBLのプレーオフ決勝まで導いた。

高校ラストシーズンには、平均24.1得点8.5リバウンド4.3アシスト2.3スティールを記録し、エリートプレーヤーの代名詞であるマクドナルドオールアメリカンにも選出されている。

驚異的な身体能力、ウイングとしては優れたサイズを有しながら、シューティングやハンドリングといったスキルはスムース。

パスセンスにも優れ、バランスを取れるチームプレーヤーでもある。

線はまだ細く、カレッジの強度に適用できるかどうかは今季のカギとなりそうだが、ポテンシャルの高さには疑いの余地は無い。

現ニューオーリンズペリカンズのハーバート・ジョーンズを輩出したアラバマ大で、ディフェンスでの成長にも期待が掛かる。

【ビッグマン】

クレル・ウェア

進学先:オレゴン大
ポジション:C
出身:ノースリトルロックハイスクール(アーカンソー州)

ハイライト

学年No1のトラジショナルビッグ

所属校を2年連続で州大会王者に牽引したビッグマン、クレル・ウェア。

シュートタッチも悪くは無いが、現時点での最大の魅力は7フッターのサイズと身体能力の高さだろう。

今っぽさは無いけれど、そのサイズと機動力の高さから、オフェンスでは優れたフィニッシャーに、ディフェンスではリバウンダー、ショットブロッカーと出来る事のハッキリとして使い勝手の良いプレーヤーだろう。

スター揃いのマクドナルドオールアメリカンでも、8得点10リバウンドを記録し、能力の高さを印象付けた。

進学先はオレゴン大。ビッグマンが豊富なチームで、出場時間を獲得する事も容易では無いが、出場時間争いに勝利し、フレッシュマンイヤーからの活躍を期待したい。

デレク・ライブリー

進学先:デューク大大
ポジション:C/PF
出身:ウェストタウンスクール(ペンシルベニア州)

ハイライト

ESPNランキング学年No1の今風ビッグ

ESPNによる評価でclass of 2022の学年No1にランクされるビッグマン、デレク・ライブリー。

恵まれたサイズと高い機動力を有し、ディフェンスではガードやウイングまでカバーするポテンシャルがあり、ペイントエリアでの存在感は世代トップレベル。 世代トップレベルのプレーヤーが揃うNike主催のAAUリーグEYBLでは、リーグNo1の平均3.7ブロックを記録している。

オフェンスでもアウトサイドシュートを得意とし、ハンドリングも高校生ビッグマンとしては悪くない。

何でもこなすオールランダーというタイプでは無いけれど、強みがハッキリしており、現代的ビッグマンとして使い勝手の良いプレーヤーだろう。

カレッジではディフェンス面、ピック&ロールからのフィニッシュ、キャッチ&シュートでの3PTと言った所を期待したい。

ちなみに、彼のお母様もカレッジバスケで活躍したプレーヤーらしい。

ジャレス・ウォーカー

進学先:ヒューストン大
ポジション:PF/C
出身:IMGアカデミー(フロリダ州)

ハイライト

パワフルなスキルビッグ

IMGアカデミーのインサイドを支えたジェラス・ウォーカー。

ビッグマンとしてサイズに秀でるプレーヤーではないが、その屈強なフィジカルで下級生の頃から活躍を続けてきた。

年々スキルに磨きを掛け、オールラウンダーに進化。

フェイスアップでの1対1やミッドレンジジャンパーも得意とし、パスセンスにも秀でるスキルビッグだ。

進学先はヒューストン大。ヒューストン大のタフでディフェンシブなスタイルは、ウォーカーの成長において最適な場所だろう。カレッジよりタフでスキルフルなプレーヤーに成長してくれるはずだ。



コメント

  1. いつも楽しく拝見しています!最近ライブリーにハマっていて色々彼のことを調べているのですが、彼の正しいwsとverticalってどれぐらいなんですかね?wsもサイトによっては7.4だったり7.8だったり困惑してますwよければ教えていただけると幸いですm(_ _)m

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  2. 下記のインタビューではライブリー自身が7'7"~7'8"と答えてますね。
    https://www.prospectiveinsight.com/post/dereck-lively-ii
    こういった数値って測り方による所も大きいと思うのですが、現時点でのライブリーの評価なら、ドラフトコンバインに出る可能性もあり、そこでの計測が一番信憑性高いかなと思います。

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