注目フレッシュマン:ケンタッキー大のエリートウイング、クリス・リビングストン

今回の注目フレッシュマンネタは、ケンタッキー大のクリス・リビングストンを。

皆様もご存知の通り、近年多くのNBAプレーヤーを輩出しているケンタッキー大には、毎年世代屈指のプレーヤーが入学。

今年も例年通り、複数の有望フレッシュマンが入学し、ESPNランキング12位のクリス・リビングストンもその1人。

リビングストンはオハイオ州アクロン出身でレブロン・ジェームスと同郷。アクロンが生んだレブロン以来のスター候補だ。


クリス・リビングストン

進学先:ケンタッキー大
生年月日:2003年10月15日
ポジション:SF/PF
出身:オークヒルアカデミー(バージニア州)

ハイライト

何でもこなすエリートコンボフォワード

下級生の頃から注目を集めてきたコンボフォワード、クリス・リビングストン。

2019年夏には、USA代表としてU16アメリカ選手権に出場。ジャバリ・スミスJrやジェイレン・ドゥーレン、AJ・グリフィン等を擁するスター軍団の中で、平均14.8得点8.0リバウンドを記録し、大会MVPにも選出された。

高校ラストシーズンは、カーメロ・アンソニー等、多くのNBAプレーヤーを輩出してきた全米屈指の名門、オークヒルアカデミーに加入。オールラウンドなプレーに磨きを掛け、平均18.2得点9.1リバウンド3.9アシスト1.9スティールを記録した(スタッツはケンタッキー大のプロフィールページから)。

得点能力に優れるプレーヤーで、広いシュートエリアと屈強なフィジカルから、内外どこからでも得点の出来る所謂3レベルスコアラー。

学年を重ねるに連れ、プレーの幅を広げ、周囲にもレベルの高いプレーヤーが揃ったオークヒルでは、視野の広さやパスセンスも際立っていた。

フィジカルの強さと身体能力の高さから優れたリバウンダーでもあり、攻守で貢献の出来る2wyプレーヤーでもある。

昨季の主軸が残るケンタッキー大

例年、複数のプレーヤーがNBAドラフトにアーリーエントリーし、毎年ガラッと変わるケンタッキー大だが、今季は昨季のカレッジ最優秀プレーヤーであるビッグマンのオスカー・シブエ、司令塔のサビ―ル・ウィーラーとインサイド、アウトサイドの主軸が揃って残留。

今季の躍進が期待されるアスレティックなウイングのデイミオン・コリンズとジェイコブ・トッピン、新入生ではリビングストンの他にもマクドナルドオールアメリカンのコンボガード、ケイソン・ウォーレスと今年も全米屈指のタレントが揃う。

ケンタッキー大はこの夏、バハマ遠征を実施。リビングストンはバハマでの4試合で、フレッシュマンとは思えない大人びたプレーを披露。安定したアウトサイドシュート、強力なリバウンド、優れたパスセンスを示し、チームに貢献した。

バハマ遠征では、バランスを取るグルーガイとしてのプレーを見せたが、リビングストンの能力とスキルは、タレント揃いのケンタッキー大でもエースに値するはず。落ち着いたプレーは彼の魅力でもあるけれど、シーズン中にはもっとガムシャラなプレーも見てみたいかな。

今でも十分に凄いプレーヤーだけれど、"もっと出来る"と思わされるだけの能力があり、カレッジで一皮むけるのを楽しみにしたい。


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