イマニ・ベイツが30得点の活躍で強豪ミシガン大を追い詰める

イースタンミシガン大(EMU)のソフォモア(2年生)フォワード、イマニ・ベイツ。

高校時代には世代屈指の評価を受けたベイツは、高校卒業を1年早め、鳴り物入りでメンフィス大に入学。

しかし、カレッジバスケの強度の高さに苦しみ、1年目は期待された程の活躍が出来ず。

1年目のシーズンを終えると、メンフィス大を去り、地元ミシガン州イプシランティのEMUに転校した。

EMUはシーズン2戦目で同州の強豪、ミシガン大と対戦。この試合30得点をあげたベイツの活躍により、終盤までミシガン大を追い詰めたが、83-88で惜敗を喫した。

イマニ・ベイツがEMUでのデビュー戦で30得点

メンフィス大では思う様な活躍が出来なかったベイツが復活の狼煙を上げた。

鳴り物入りで入学したメンフィス大では、18試合に出場し平均9.7得点。高校卒業を1年早め、17歳でカレッジバスケに飛び込んだプレーヤーとしては、決して悪い数字では無かったが、彼の高校時代の評価からは物足りない数字であった。

シーズン終了後、ベイツはメンフィス大を去り、地元イプシランティのEMUへの転校を選択した。

シーズン初戦を欠場したベイツはこの日がEMUでのデビュー戦。しかも、対戦相手は全米22位にランクされる州内の強豪、ミシガン大だ。

この試合1本目のジャンパーを沈めると、その後も高確率でシュートを決め続け、チームハイの30得点をあげた。

試合時間残り9秒には、4点差に詰め寄る3PTも沈め、数字だけでなく、プレーのインパクトも残した。

惜しくもチームの勝利には届かなかったが、ベイツや19得点をあげたガードのノア・ファラカン(IMGアカデミーでは、田中力君ともチームメイト)の活躍もあり、終盤までミシガン大からリードを奪う激戦を繰り広げた。

得点数も去る事ながら、FG成功率は12/19(63.2%)とシュート精度の高さを示してくれた。

ミシガン大ではビッグマンのハンター・ディキンソンがゲームハイの31得点。ゴール下を支配したディキンソンは、終盤にはリードを広げるシュートを決め、ミシガン大の勝利を引き寄せた。

高校時代には、ソフォモアとしては史上初となるゲータレード賞を受賞し、過剰なまでの注目を浴びて来たプレーヤー。

1年目のメンフィス大から、地元イプシランティのEMUに移った今季は、心穏やかに凄し、躍進のシーズンとしてほしい。