2016NBAドラフト：下位指名予想のスリーパーは？

昨年に比べてスーパースターになるポテンシャルを秘めた選手が少ないと言われている2016NBAドラフト。
一方で1巡目後半から2巡目にかけて、スターにはならないが戦力となりそうな選手は豊富だと言われている。

近年ドラフトでの下位指名の選手の活躍が目立つNBA。
2016NBAドラフトでスリーパー（掘り出し物）になる選手は誰だろうか。

ディアンドレ・ベンブリー

ポジション：SG/SF

身長（裸足）：193.7cm

体重：93.9kg

ウィングスパン：206.4cm

スタンディングリーチ：256.5cm

垂直跳び（助走なし）：81.3cm

垂直跳び（助走あり）：96.5cm

最高到達点：353.1cm

予想指名順位：1巡目後半

サイズは思ったよりも小さかったが、SGとしては十分。

運動能力テストでは前評判通りの能力を見せた。

運動能力を活かし、ディフェンスでも力を発揮する。

アンダーサイズながらもリバウンドにも強く昨季は1試合平均7.8リバウンドを獲得した。

彼の最大の魅力はパッシング。

昨季は1試合平均4.5アシストを記録し、ウイングの選手としてはドラフトでもトップクラス。

一方で3PTは26.6％とかなりの努力が必要。

シューティングさえ向上すれば、技術レベル、運動能力ともに高く、重宝する選手。
ベンブリーが在籍したセントジョンズ大は渡邊雄太が在籍するA-10に所属。
ベンブリーはそこで最優秀選手賞を獲得。

カリス・ルバート

ポジション：SG/PG

身長（裸足）：197.5cm

体重：86.6kg

ウイングスパン：208.3

スタンディングリーチ：256.5cm

予想指名順位：1巡目後半〜2巡目

ミシガン大の4年生ウイング。

シュート、パス、ドリブルとオフェンスの全てにおいて高いスキルを持つ。

懸念事項は華奢な体系と怪我の多さ。

ディフェンスにおいてもその恵まれた身体を活かしきれていない。

しかし、サイズ、身体能力ともに高いモノを持っているので、身体をビルドアップすれば、複数のポジションをこなせるオールラウンダーに成長するだろう。
キャリアを通じ怪我に悩まされている選手であり、成功のカギは健康の維持。

マイケル・ビニジェ

ポジション：SG/SF

身長（裸足）：196.5cm

体重：93kg

ウイングスパン：201.9cm

スタンディングリーチ：256.5cm

垂直跳び（助走なし）：85.1cm

垂直跳び（助走あり）：95.3cm

最高到達点：351.8cm

予想指名順位：2巡目前半〜2巡目中位

シラキュース大をFINAL4に導いた原動力。

チームでは多くの時間でPGポジションを務めた。

そのため、視野の広さ、パスの技術ともに非常に高い。

懸念事項はこの6月で24歳になる彼の年齢。

シラキュース大は2-3のゾーンを多用するチームであり、NBAレベルの選手に対するマンツーマン

ディフェンスにも適応しなければならない。

しかしながら、既に洗練された技術と強靭な身体、チームを勝利に導く統率力を持った選手であることは間違いない。

なんだかウイングポジションの選手に偏ってしまったが、今季のドラフトは経験を積んだ上級生に良い選手が多い。

また、現在のNBAに求められる複数のポジションをこなす、万能性を兼ね備えたウイングプレーヤーも目立つ。

スーパースターとなることは無いかもしれないが、ベンチや脇役として重宝する選手が多く、スリーパーの多いドラフトになるかもしれない。