ドラフト1位指名候補のマーケル・フルツがアーリーエントリーを表明。
2017年のNBAドラフトで1位指名の有力候補となっているワシントン大のポイントガード、マーケル・フルツ。
大学1年目にして平均23.2得点5.7リバウンド5.9アシスト1.6スティール1.2ブロックと驚異のスタッツを叩き出す活躍を見せました。
フルツの孤軍奮闘も虚しくワシントン大は9勝22敗と大きく負け越し。
シーズン終盤の8試合の内6試合を膝の故障で欠場。
フルツを欠いたワシントン大はカンファレンストーナメントの初戦でUSCに敗戦し、あっさりとシーズン終了。
ヘッドコーチのロレンゾ・ロマーは成績不振により、ヘッドコーチを解雇されました。
シーズン終了後のアーリーエントリーが確実視されたフルツは予想通りアーリーエントリーを表明。
フルツの大学バスケのキャリアは1年で終わることとなりそうです。
ポジション:PG
大学:ワシントン大
身長(靴込):191.8cm
体重:83.9kg
ウイングスパン:207.6cm
スタンディングリーチ:257.8cm
高校時代は2年生(日本の高1)までを2軍で過ごした遅咲きの選手。
その後の2シーズンでブレークし、高校トップ選手の1人まで上り詰めました。
昨夏にはU18代表としてアメリカ選手権にも出場。
決勝の対カナダ戦で23得点を記録し、大会MVPにも選出されています。
ワシントン大では苦しいシーズンを送りましたが、チームの成績が低迷してもフルツの評価が下がることは無く、彼の実力を証明し続けました。
スムースでありながらも爆発力を兼ね備え、高いスコアリング能力に加えて優れたプレーメイキングのセンスを持つフルツはドラフト1位指名に相応しい逸材。
3PTの成功率も高く、身体的にもディフェンダーとしてのポテンシャルも高い。
弱点はFTのみと完成度の非常に高い選手。
スムースなプレーに加えて、得点能力とゲームメイキングに優れるという意味では、ディアンジェロ・ラッセルにも通じるところがあります。
大学1年次での完成度や将来性の高さではラッセルよりフルツに魅力を感じます。
大学1年次での完成度や将来性の高さではラッセルよりフルツに魅力を感じます。
身体能力の高さでもフルツが上回ります。
今年のドラフト1位指名候補にはフルツの他にUCLAのロンゾ・ボール、カンザス大のジョッシュ・ジャクソンが並びます。
コンボガードをこなせる汎用性の高さと将来性の高さを持つフルツは、その中でも1位指名最有力の選手。
上記の2人はまだNCAAトーナメントを勝ち進んでおり、今後も評価を上げる可能性もありますが、フルツが1位指名最有力候補選手ということは揺るがないでしょう。
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