グレッグ・オデン以来の逸材。高校バスケ界NO1センター、ディアンドレ・エイトン。
今季ポーターが躍進するまで、class of 2017で不動の1位にランクされていたのがディアンドレ・エイトンでした。本格派センターとしてのサイズ、身体能力に加え柔らかなタッチの外角シュートを持ち、センターとしては10年に1人の逸材。
今季は大きな脚光を浴びることはありませんでしたが、カレッジで大きなインパクトを残すべく、着々と成長を続けています。
ディアンドレ・エイトン
学年:class of 2017進学先:アリゾナ大
ポジション:C
身長(靴込):212.7cm
体重:110.2kg
ウイングスパン:227.3cm
スタンディングリーチ:281.9cm
垂直跳び(助走なし):72.4cm
垂直跳び(助走あり):87.6cm
最高到達点:369.5cm
バスケットボールの為にバハマからアメリカへ
バハマ出身のエイトンが初めてバスケットボールをプレーしたのは12歳の頃。2011年の夏にバハマで開催されたジェフ・ロジャースキャンプに参加した当時はバスケットボールのルールさえほとんど知らなかったエイトン。彼のスポーツ経験は近所での草サッカー程度しかありませんでした。
しかし、当時すでに2メートルを超える身長とサイズと似つかわしくない運動能力を備えていたエイトンはキャンプの関係者からの紹介でアメリカに移り、バスケットボールをプレーすることとなりました。
それから僅か数年後、上記の動画の様にエイトンは既にNBAからの注目を集める逸材に成長していました。
現在ではモハメド・バンバ、ミッチェル・ロビンソン等優れたセンターが揃う学年の中にあってNO1センターの評価を不動のものとしています。
どことなくソフトなイメージがあったエイトンですが、最上級生になった今季は力強さを増し、マクドナルドオールアメリカンでは8得点11リバウンド、ジョーダンブランドクラシックでは19得点8リバウンドと高校トップレベルの選手を相手にしても好プレーを見せています。
同期のバンバやロビンソンと比較し、エイトンの優れている点はオフェンスのスキルセットかなと思っています。
エイトンはゴールに正対して1対1を仕掛け、自分で得点をクリエイトすることが出来ます。
シュートエリアも広く、3PTラインの外からも1対1を仕掛けることが出来るのが彼の強み。
一方、このスキルも磨き切れなければ中途半端で効率的で無い恐れもあるので、カレッジで精度を高める必要がありそうです。
今年1月のバンバとの直接対決ではバンバの9得点14リバウンドに対して、エイトンが21得点10リバウンドと、ディフェンスでは高校トップの評価を受けるバンバに対してもエイトンのオフェンスが上回りました。
カレッジはアリゾナ大へ
今夏からアリゾナ大に進学するエイトン。アリゾナ大は今季中心を務めたアロンゾ・トリアーが残留を表明、フレッシュマンのラウル・アルキンスも残留が濃厚と見られており、ウイングのタレントが充実。インサイドのエイトンが攻守両面での活躍を見せればFinal4も夢ではありません。
ガード主体の現代バスケットのゲームチェンジャーと成り得るエイトンの活躍に大きな期待がかかります。
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