リクルート戦線に異変あり。ミズーリ大がマイケル・ポーターJrの獲得で攻勢に。

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今年の高校NO1プレーヤーのマイケル・ポーターJr。
一時はワシントン大にコミットしていたものの、ヘッドコートの解雇に伴い、ワシントン大のアシスタントコーチを務めていた実父のマイケル・ポーターSrもワシントン大を去り、ミズーリ大のアシスタントコーチに。
そしてポーターも父を追い、3月下旬にミズーリ大にコミットしました。

ケンタッキー大やフロリダ大、今季のNCAAトーナメントでFinal4に進出したサウスカロライナ大など、多くの強豪校がひしめくメジャーカンファレンス"SEC"に所属するミズーリ大。
ここ3年は負け越しが続き、今季もシーズン成績8勝24敗、カンファレンス成績2勝16敗でカンファレンス最下位。
リクルートでも有望選手を獲得することは無く、苦戦が続いていました。

しかし、ポーターを獲得したことで状況は一変。
デューク大とノースカロライナ大が獲得争いを繰り広げてきた全米屈指のウイング、ケビン・ノックスも急遽ミズーリ大を進学候補に入れ、キャンパスを訪問。

ポーターと同じくワシントン大にコミットしていた4つ星ポイントガードのブレイク・ハリスもノックスと共にミズーリ大を訪問。
その直後の4月9日にミズーリ大へのコミットを発表しました。

更にはイリノイ大にコミットしていたセンターのジェレミア・ティルモンもヘッドコーチの交代に伴い、イリノイ大への進学を撤回。
有力進学先としてミズーリ大を検討していると伝えられています。

メジャーカンファレンスにあって目立たない弱小校だったミズーリ大が、ポーターの獲得により一躍注目校に躍り出ました。

ケビン・ノックス


進学先:未定
学年:class of 2017
ポジション:SF
身長(裸足):202.6cm
体重:93kg
ウイングスパン:209.6cm


Class of 2017でポーターに次ぐウイングとの評価を受けるノックス。
サイズ、技術、身体能力を備えるコンボフォワードタイプのウイング。
ポーターとノックス共にオフェンスでは速い展開の中でフィニッシュする技術と機動力、ディフェンスではインサイドの選手とマッチアップするサイズを持っており、近年流行りのアップテンポなスタイルで非常に重宝されています。
今年のカレッジで言えば、デューク大のジェイソン・テイタム、カンザス大のジョッシュ・ジャクソン、ミシガン州立大のマイルス・ブリッジス等がこのタイプに当てはまり、ドラフトでも高い評価を得ています。

ノックスがミズーリ大にコミットすることとなれば、1チームにカレッジ屈指のコンボフォワードが並ぶことになり、他チームにとっては大きな脅威となるでしょう。

ミズーリ大は既に4つ星ポイントガードのブレイク・ハリスを獲得。
ポーターの弟であり、リバウンドと外角シュートの上手さに定評のあるインサイド、ジョンテイ・ポーターも今夏の入学が有力紙されており、ノックスの獲得に成功すれば、ミズーリ大は各ポジションに優秀な選手を擁することとなります。
SECにはフレッシュマン主体の強豪校ケンタッキー大がおり、共にフレッシュマンを主力とする両校の対戦は高い注目を集めることとなるでしょう。


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