NBAドラフト2018:高校時代の学年NO1プレーヤー、マイケル・ポーターJr。

将来性豊かな大型プレーヤーが揃う今年のドラフト候補。

今年のドラフトで中心となるclass of 2017の選手の中で、高校時代No1の評価を受けていたプレーヤーがミズーリ大のマイケル・ポーターJr(MPJ)でした。

高校最後の夏のAAUではオクラホマ大のトレー・ヤングと共にNikeのEYBLを制覇。MPJの加入までは弱小校だったネイサンヘイルハイスクールをシーズン無敗に導きました。

高校卒業後は父親のミズーリ大スタッフ入りに伴い、弟のジョンテイと共にミズーリ大に進学。
カレッジでも活躍が期待され、シーズン前にはAPプレシーズンオールアメリカ1stチームにも選出されたMPJですが、開幕戦でいきなり負傷退場。

持病の椎間板ヘルニアの手術でシーズンの多くを棒に振り、シーズン終盤に復帰したものの、高校時代の輝きをすぐには取り戻すことが出来ず、NCAAトーナメントでも初戦敗退に終わりました。



プロフィール

氏名マイケル・ポーターJr
カレッジミズーリ大
学年フレッシュマン
生年月日1998年6月29日
ESPN
ランキング
2位(2017)
ポジションSF/PF
出身校ネイサンヘイルハイスクール
(ワシントン州)
主な個人賞ゲータレード賞(2017)
ネイスミス賞(2017)
マクドナルドオールアメリカン(2017)
ジョーダンブランドクラシック(2017)
フープサミット(2017)
特記事項8人兄弟の長男
父はカレッジのコーチングスタッフ
長所・ウイングとしては恵まれたサイズ
・抜群の跳躍力と機動力
・高精度のアウトサイドシュート
懸念事項・怪我から100%回復できるか?

スタッツ

出場時間(分)FG%3PT%FT%OFF RebDEF Reb
17.733.30%30.00%77.80%1.35.3
RebASTSTLBLKTOPTS
6.70.31.00.31.010.0

身体測定結果


靴有身長(cm)裸足身長(cm)体重(kg)ウイングスパン(cm)スタンディング
リーチ(cm)
備考
マイケル・ポーターJr210.19207.0195.79214.00275.592018ドラフトコンバ
インでの数値
PF平均206.15203.03102.86216.52271.472015-2019のドラフ
トコンバイン平均

ハイライト


高校時代は学年No1に輝く

高校時代はESPNランキングで学年1位にランクされたマイケル・ポーターJr。

高校最後の夏にはオクラホマ大のトレー・ヤングと共にモカンエリートでプレーし、Nike主催のAAUリーグ、EYBLで優勝を飾っています。

高校最後のシーズンは、父親がワシントン大学のコーチングスタッフに就任したことでワシントン州のネイサンヘイルハイスクールに転校。当時はMPJ自身もワシントン大にコミットしていました。

転校先にネイサンヘイルハイスクールには、ワシントン大のOBであるブランドン・ロイがヘッドコーチに就任。それまで弱小だったネイサンヘイルハイスクールはポーター兄弟と有望選手であるPJ・フラーの加入、ロイのヘッドコーチ就任で一躍注目校に。

MPJは圧巻のプレーでチームをシーズン無敗に牽引。自身も学年No1プレーヤーの座に輝きました。※マービン・バグリーの学年変更で最終的なESPNランキングは学年2位。

ワシントン大にコミットしていたMPJですが、当時のワシントン大のヘッドコーチ、ロレンゾ・ラマーが成績不振で解任。それに伴いポーター父も解任され、ミズーリ大のコーチングスタッフ入り。

MPJと弟のジョンテイ・ポーターも父に続いて、ミズーリ大への入学を決めました。

怪我でシーズンを棒に振ったカレッジ時代

学年No1プレーヤーとして、ミズーリ大を勝利に導く事が期待されたMPJでしたが、シーズン初戦でいきなり負傷退場。何とかNCAAトーナメント前に復帰を果たしましたが、精彩を欠いたプレーは高校時代の彼とは程遠いものでした。

健康でさえあれば爆発的な跳躍力高精度のアウトサイドシュート恵まれたサイズを備える逸材。

苦手としていたハンドリングも年々向上させ、リバウンドにも精力的に飛ぶ献身的なチームプレーヤーである点も魅力でしょう。

懸念事項はヘルニアの手術で失った身体能力をどこまで取り戻すことが出来るか。

スキルの高い選手とは言え、そのスキルが活きるのは高い身体能力があってこそ。高校時代から抱えていたというヘルニアが完治し、彼本来のダイナミックなプレーを取り戻すことが出来るでしょうか?

予想指名順位は5位前後

今季を怪我無く健康に過ごしていれば、ドラフトの1位指名有力候補となっていたであろうMPJ。

シーズンの多くを欠場したにも関わらず、今も高い評価を受けています。怪我が完治すればスーパースター候補、完治しなければサイズのあるシューターを目指す事になるでしょう。

怪我が完治し、高校時代までのアスレティックなプレーを取り戻すことが出来るのであれば、5位前後の指名でもお買い得な選手でしょう。


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