デューク大がシーズン無敗のテキサス工科大を撃破!!

APランキング2位のデューク大は同12位のテキサス工科大と対戦。
ランキングこそデューク大が上位ですが、テキサス工科大はシーズンここまで10勝0敗と鉄壁のディフェンスを武器に無敗を維持するチーム。
この試合まで3試合連続で相手チームを40得点台に抑えこんでおり、デューク大との激戦が予想されました。

試合は予想通りテキサス工科大のディフェンスが冴えわたり、29-28でテキサス工科大が1点リードで前半を終了。
後半もテキサス工科大の流れで進みましたが、デューク大のエースであるR.J・バレットのスイッチが入ると、デューク大が一気に波に乗り逆転。
69-58でデューク大が勝利を収めました。

トレー・ジョーンズが攻守でチームを牽引


スター軍団の中で普段は黒子に徹しているデューク大のフレッシュマンガードのトレー・ジョーンズ。
この試合ではバレット、ザイオン・ウィリアムソン、キャメロン・レディッシュが低調だったこともあり、13得点5リバウンド5アシスト6スティールと攻守に渡りデューク大を牽引。
デューク大のフレッシュマンが10得点5リバウンド5アシスト5スティール以上を記録したのは、2015年のジャスティス・ウィンズロー以来。

特にオンボールディフェンスが素晴らしく、スティールとチャージングを量産。
テキサス工科大がオフェンスでリズムを掴むことが出来なかった一因は、間違いなくジョーンズのディフェンスでしょう。

エースのバレットはワイドオープンのアウトサイドを外し続けましたが、終盤にはスイッチを入れ16得点。
3PT0/7はいただけませんが、最低限の仕事はこなしてくれました。
速攻では無類の強さを見せますが、アウトサイドシュートの安定感は大きな課題として残ります。

ザイオンは終盤にファールアウトとなりましたが、17得点13リバウンドでダブルダブル。
FT成功率9/10と決して得意とは言えないFTをキッチリ沈め、逆転勝利に貢献しています。
オフェンスでのハイライトが注目を浴びるザイオンですが、彼のクイックネスと跳躍力、パワーの組み合わせはディフェンスでも脅威。
ドレイモンド・グリーンの様なディフェンスの要になれる選手です。

その他ではオーストラリア出身のジャック・ホワイトが勝負所で2本の3PTを沈め8得点。
加えて5リバウンド2スティール2ブロックと頼りになるロールプレーヤーとしていぶし銀の活躍を見せてくれました。

TOに泣いたテキサス工科大

デューク大を抑え込み、1点リードで前半を折り返したテキサス工科大。
後半も優位に試合を運びましたが、デューク大の爆発力の前に最後は一歩及ばず。
この試合では24個ものTOを犯してしまい、これをもう少し抑える事が出来ていれば、前半で2桁リードで折り返していた可能性もあっただけに勿体ない内容。

エースのジャレット・カルバーはゲームハイの25得点に6リバウンド4アシストとオールラウンドなプレーを披露。
勝負所のオフェンスでカルバー頼みになってしまい、デューク大のディフェンスに的を絞らせてしまったのが痛かったですね。
もう1人誰かがステップアップ出来ていれば、テキサス工科大が勝利していてもおかしくない試合でした。

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