UCLA対オレゴン大:勝負を分けたジェイレン・ハンズのリーダーシップが勝負を分ける
WHAT. A. COMEBACK!— NCAA March Madness (@marchmadness) 2019年1月11日
After miraculously forcing OT, UCLA goes on to win at Oregon! pic.twitter.com/5DRQUZ8uA5
UCLAがここまで9勝6敗、オレゴン大が9勝5敗とタレント揃いにも関わらず中々波に乗れていない両校。
UCLAは成績不振によりHCを解任、オレゴン大は主力のボル・ボルが怪我でのシーズン全休が決定と"訳アリ"同士の対戦となりました。
延長戦に突入した激戦の結果を分けたのは、UCLAのソフォモアガードであるジェイレン・ハンズのリーダーシップでした。
UCLAが激戦を制す
Being a good teammate ... keeping your chin up. @JHANDS08 | @MosesBrown_ #GoBruins pic.twitter.com/CPncpqpEqQ— UCLA Basketball (@UCLAMBB) 2019年1月11日
時間を使いきろうとするオレゴン大をUCLAがファールゲームと3PT攻勢で猛追。
残り2.6秒の時点で80-77とオレゴン大リードのまま、UCLAのハンズがフリースローラインに立ちます。
ハンズは1本目のFTを沈めると、2本目を意図的に外し、そのリバウンドを奪ったUCLAのクリス・スミスがバスケットカウントを獲得。
そのままUCLAが勝ち切るかに思われましたが、スミスはFTを外し、80-80で試合は延長にもつれ込みます。
延長でも先手を取ったのはオレゴン大。
残り3分3秒にはウィル・リチャードソンのFTで84-80とリードを築きます。
追いかけるUCLAでしたが、残り2分4秒にフレッシュマンのモーゼス・ブラウンが痛恨のパスミスを犯し、オレゴン大ボールとなります。
このミスで思わず下を向いてしまったブラウンに近寄り、俯く彼の顎を持ち上げたのはUCLAのハンズでした。
UCLAは残り1分38秒にプリンス・アリのレイアップで84-84の同点に追いつくと、残り47.3秒にハンズがジャンパーを沈め、遂に86-84でリードを奪います。
ハンズに鼓舞されたブラウンは残り20秒に試合を決定付けるディフェンスリバウンドをキッチリと押さえ、シーズン成功率37%と苦手のFTも1本沈め勝利を引き寄せます。
最後のオフェンスで同点の3PTをキングに託したオレゴン大でしたが、シュートはリングに弾かれ万事休す。
最大17点のビハインドをひっくり返し、87-84でUCLAが敵地でオレゴン大に逆転勝利を収めました。
UCLAはアリがチーム最多の22得点を上げ、ハンズも16得点6リバウンド7アシストとオールラウンドに活躍。
ブラウンも10得点11リバウンドで堂々のダブルダブルを記録し、逆転勝利に貢献。
ミスにうなだれたブラウンでしたが、ハンズの激励もあり、最後まで集中力を切らさないプレーを見せてくれました。
勝利を目前に逃してしまったオレゴン大。
詰めが甘かったのもありますが、勝負所でボールが脚に当たりUCLAボールになってしまう等、運にも嫌われました。
結果論ですが、流れの悪い場面でチームメイトを鼓舞したハンズのリーダーシップがUCLAの逆転勝利に繋がり、チームも良い流れに向かいそう。
一方のオレゴン大はホームでの逆転負けは尾を引きそう。
試合は紙一重でしたが、この結果がシーズンの明暗を大きく分けることになるかもしれません。
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