デューク大対バージニア大:レギュラーシーズンの大一番をデューク大が制す

APランキング2位のデューク大と同3位のバージニア大が、ACCのカンファレンスゲームで対戦。
前回はデューク大のホームで対戦し、RJ・バレットの30得点の活躍によりデューク大が72-70で勝利。

前回はスターティングガードのトレー・ジョーンズを怪我で欠いたデューク大ですが、今回はフルメンバーが揃っています。
バージニア大のホームで迎える今回の対戦は、NCAAトーナメントの行方を占う上でも重要な一戦となりました。

この試合まで1試合平均52.9失点と、NCAAで最小失点を誇るバージニア大のディフェンスをデューク大が3PTで攻略。
序盤から主導権を握ったデューク大が81-71で勝利を収めました。

デューク大のフレッシュマンが額面通りの活躍


バージニア大の代名詞ともいえる"パックラインディフェンス"。
徹底的にドライブをカバーし、イージーバスケットを許さないディフェンスはこの日もデューク大のバレットやザイオン・ウィリアムソンのディフェンスをシャットアウト。

しかし、デューク大はパックラインディフェンスの最大の弱点である3PTを序盤から高確率で沈め、主導権を握ります。
攻めてはバレットとキャメロン・レディッシュが3PTを高確率で沈め、ディフェンスでもザイオンが驚異の身体能力を駆使しブロックにスティールにと縦横無尽にコートを駆け巡り、絶対的司令塔のジョーンズがスーパースター達をコントロール。
シーズンここまでたったの30.8%だったデューク大の3PTの成功率が、この日は何と61.9%。
こうなってしまうと流石のバージニア大を持ってしてもデューク大を止めることは出来ませんでした。

バレットが26得点(3PT6/10)7リバウンド、ザイオンが18得点5アシスト3ブロック3スティール、レディッシュが17得点(3PT5/8)3スティール2ブロック、ジョーンズが13得点7アシスト2スティールと4人のフレッシュマンが揃って期待通りの活躍を見せてくれました。

ちなみにバージニア大が80失点以上を喫したのは2017年2月13日のダブルオーバータイムとなった対バージニア工科大戦以来と実に約2年ぶりの事です。

敗れたバージニア大も流れるような美しいハーフコートオフェンスや堅牢なディフェンス等、随所に"らしさ"を見せてくれましたが、デューク大の高確率の3PTと直接失点につながるTOを犯してしまったことが敗因となってしまいました。


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