NBAドラフト2019:それでも推しはダリアス・ガーランド

Class of 2018のトップポイントガードとしてバンダービルト大に入学したダリアス・ガーランド。

バンダービルト大を勝利に導くことが期待されたガーランドのシーズンは膝の故障により僅か5試合で終了。バンダービルト大のシーズンもカンファレンズゲーム全敗で終える散々なシーズンを送りました。

期待された活躍は出来なかったガーランドですが、出場した5試合の中で眩いばかりの輝きを放ったのもまた事実。

今ドラフトで1番の評価を受けるポイントガードはマレー州立大のジャー・モラントですが、私はガーランドをNo1に推します。



プロフィール

氏名ダリアス・ガーランド
カレッジバンダービルト大
学年フレッシュマン
生年月日2000年1月26日
ESPN
ランキング
16位(2018)
ポジションPG
出身校ブレントウッドアカデミー
(テネシー州)
主な個人賞マクドナルドオールアメリカン(2018)
ジョーダンブランドクラシック(2018)
フープサミット(2018)
特記事項父は元NBAプレーヤーのウィンストン・ガーランド
長所・切れ味鋭いハンドリング
・クリエイティブなプレー
・高精度のアウトサイドシュート
懸念事項・NBAの強度に対応出来るか?
・ゲームメイクは未知数

スタッツ

出場時間(分)FG%3PT%FT%OFF RebDEF Reb
23.253.70%47.80%75.00%0.32.8
RebASTSTLBLKTOPTS
3.22.20.70.32.513.5

ハイライト

カレッジNo1のファンタジスタ

高校時代はESPNランキングで16位に入り、同学年のポイントガードでは1位にランクされたダリアス・ガーランドは今年1番推しているガード。元NBAプレーヤーのウィンストン・ガーランドを父に持つ2世プレーヤーで、高校時代をテネシー州で過ごし、3度も州のMrバスケットボールに選出されています。

シュート精度が高く、ハンドリングもキレキレでカレッジでは数字以上にインパクトの大きなプレーを見せてくれました。スキルフルで創造性に溢れたガーランドは、カレッジでも唯一無二の存在でした。

出場僅か5試合にも関わらず、モックドラフトで1巡目中位から上位と高い評価を受けるのは、彼のプレーのインパクトがどれ程大きかったかという事を物語っています。

ハンドリングの切れ味鋭く、フィニッシュのパターンも多彩。ディフェンスの意表を突くパスセンスも有り、彼のプレーはカレッジで最も華やかでした。ハンドリングとスコアリング能力に長けたガードという点では、カイリー・アービングに似ていると言えるでしょう。

華麗なプレーに目が行きますが、ガーランドが思い切りの良い判断が出来る賢いプレーヤーである事も見逃せません。2018年のHoop Summitで他の選手が躊躇したプレーを見せる中、ガーランドは迷いなくシュートを放ち、16得点5アシストを記録しています。

彼の様に"迷わない"選手はどんな環境であっても実力を発揮出来るというのが持論。備えているスキルのレベルは高い訳ですから、それに加えて確かな判断が出来る彼は、きっとNBAでも通用するでしょう。

予想指名順位は5位-10位

今年のドラフトで上位指名が予想されるのはマレー州立大のモラント、ノースカロライナ大のコービー・ホワイト、そしてガーランドの3人です。

記録的なスタッツを残したモラントの上位3位以内での指名は確定的。その次にガードを指名するのであれば、スコアリングガードのホワイトよりも正統派のガーランドの方が需要があるのでは?

ここからコンバインや各チームでのワークアウトが始まりますが、シーズン成績がどうであれ、優れた選手の評価は間違いなく上がるでしょう。怪我さえ回復していれば、高いスキルを持つガーランドは5位-10位での指名に落ち着くと予想します。

昨年は怪我の懸念から、マイケル・ポーターJrが大きく指名順位を落としました。ガーランドも怪我の状態次第では、指名順位を落とす懸念もありますが、そうなればお得なピックとなるでしょう

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