Nike Hoop Summit 2019:コール・アンソニーの活躍でUSAがWorldに勝利


USAのU18年代のナショナルチーム(USA)が世界中から選出された同年代の選手達(World)と対戦するNike Hoop Summit。

昨年はデューク大に進学したカナダ出身のR.J・バレットの活躍でWorldが89-76で勝利したこの大会。
今年はUSAのコール・アンソニーとWorldのニコ・マニオンが点の取り合いを演じ、最後まで接戦に。
コール・アンソニーの25得点8リバウンドの活躍でUSAが93-87で勝利を収めています。

今年の勝利で歴代成績は15勝7敗でUSAリードとなっています。
太字の選手名には、YouTubeのハイライトをリンクさせてます。

コール・アンソニーが安定のパフォーマンスでゲームを支配



USAで輝きを見せたのはガードのコール・アンソニーとビッグマンのジェームス・ワイズマン
アンソニーはチームハイの25得点8リバウンドを記録。
多彩なハンドリングやステップワーク、精度の高いシュート力で安定して得点を重ねました。
終盤には疲れからシュートミスが続きましたが、マクドナルドオールアメリカンでのMVPに続き、この試合でも支配的なプレーを見せました。
出場時間も28分54秒と全選手中最多で、USAの勝利に彼は必要不可欠な選手でした。

学年NO1選手のワイズマンも12得点8リバウンド6ブロックでポテンシャルの高さを披露。
オフェンスでは柔らかいシュートタッチのジャンパーで得点を重ね、ディフェンスでは機動力の高さと長いウイングスパンでペイントエリアに君臨しました。
オフェンスの安定感はまだまだですが、ディフェンスではカレッジでもすぐに存在感を発揮してくれるでしょう。

USAでは、スコッティ・ルイスタイリース・マキシーウェンデル・ムーアJrも印象的なプレーを見せていました。

ニコ・マニオンがWorldのオフェンスをリード

Worldのオフェンスを牽引したのはアリゾナ大進学予定でイタリア出身のニコ・マニオン
父は元NBAプレーヤーのペース・マニオンで、既にイタリアフル代表でのプレー経験もあるスコアリングガード。
アンソニーに続いて学年のNO2のガードと評価を受ける選手ですが、この試合ではゲームハイの28得点。
アグレッシブなドライブからフリースローを獲得し、3PTも高確率で成功させ彼のスコアリング能力をいかんなく発揮しました。

インサイドではナイジェリア出身のプレシャス・アチュワが機動力の高さを駆使し、15得点11リバウンド4ブロックのダブルダブル。
コンボフォワードに分類される選手ですが、跳躍力と機動力はかなりのレベルで、アウトサイドからのオフェンススキルが向上すれば、将来のドラフト1巡目候補になれるポテンシャルはあると思います。

ギリギリまでUSAを追い詰めたWorldでしたが、残り40秒でマニオンの逆転を狙った3PTがブロックされ、接戦を落としています。


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