NBAドラフト2019:NCAAトーナメントで歴史的なパフォーマンスを披露したパデュー大カーセン・エドワーズ
Ready for the LEAGUE. @Cboogie_3 showed out at the #NBACombine. #Purdue / #ProBoilers 🚂 pic.twitter.com/3S6rzGpbuA— Purdue Basketball (@BoilerBall) 2019年5月21日
毎年のことながらNBAドラフトで高い評価を受けるのは、入学早々にインパクトやポテンシャルを見せたフレッシュマンがメイン。
とは言え、カレッジで着実に実力を付け、頭角を現した上級生もまた見逃せません。
今年のNCAAトーナメントで歴史的な活躍を見せたパデュー大のカーセン・エドワーズもそんな上級生の1人。高校時代はESPNランキングで学年88位と到底NBAを目指せる評価を受けていた選手ではありませんでした。
パデュー大入学後、いきなり出場時間を勝ち取るとフレッシュマンから35試合中21試合に先発出場。ソフォモアではジェリー・ウェスト賞受賞とカレッジを代表する選手に成長。
今年は名実共にカレッジのトップガードの1人としてNBAドラフトに臨みます。
プロフィール
身体測定結果
スタッツ
アドバンスドスタッツ
ハイライト
カレッジ屈指の爆発力を誇るスコアリングガード
今年のNCAAトーナメント4試合で平均34.8得点という驚異的なパフォーマンスを見せたエドワーズ。ELITE8ではトーナメントの覇者バージニア大と対戦し、42得点を記録。バージニア大が後半終了と同時のブザービーターで何とか延長に持ち込み逆転勝利を収めましたが、バージニア大を後1歩の所まで追い詰めました。
エドワーズの魅力は勝負強いシュート力。シーズン通してのFG成功率は決して高くはありませんが、トーナメント4試合ではFG成功率45.1%、3PT成功率45.9%と高い集中力を見せました。
サイズ不足は気になりますが、ウイングスパンは身長を考えると驚異的に長く、平均1.3スティールも上々。指高は平均以下ではありますが、大きな問題になるほど低くはありません。
スコアリングファーストのガードでコントロールが課題とされていますが、今の次代ウイングやフォワードにもハンドラーになれる選手が続々と出てきているので、彼はスコアラーとして突き抜けてくれた方が面白いと思っています。これだけの勝負強さを持つ選手は稀な訳ですから。
一方でNBAでのマッチアップはカレッジよりも長く、身体能力の高い選手ばかりになるので、エドワーズは身体能力の高いタイプではないので、ディフェンスをかわす技術やリング近辺で高精度でフィニッシュする技術を磨く必要はあるかなと。
予想は2巡目中位から下位
これだけの実績を持つ選手ですが、予想は2巡目中位から下位辺りと予想します。実績は間違いないのですが、アンダーサイズのスコアラーに価値を見出すチームがどれだけあるかと言われれば疑問符が付くものの、サイズのあるハンドラーと組ませれば相性は良さそう。近年そういったタイプの選手の台頭が目立つので、一定の需要はある様に思います。
2巡目中位以降で実績重視のガードを選ぶのであれば、選択肢の1人に入ってくる選手でしょう。
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