NBAドラフト2019:八村塁はドラフトコンバイン回避へ


日本人初となるNBAドラフトでの1巡目指名が予想されるゴンザガ大の八村塁。
カレッジ屈指のフォワードとしてカンファレンスの最優秀選手賞、Consensus first-team All-American、Julius Erving Awardと数々の個人賞を受賞。

この度、NBAが今年のドラフトコンバイン参加者66名を発表。
ザイオン・ウィリアムソン、ジャー・モラント、R.J・バレット等、今年の注目選手が名を連ねる中、八村の名前はリストに無し。
八村のエージェントを務めるマネジメント会社のWassermanはゴンザガ大の先輩であるドマンタス・サボニスのエージェントも務め、サボニスも1巡目指名が有力視されながらコンバインを回避。
八村もサボニスと同様の戦略により、ドラフトコンバインを回避したとみられます。

ドラフトコンバインとは


毎年ドラフト前に開催されるドラフトコンバイン。
今年は5月15日から19日にかけての開催が予定されています。
ドラフトでの指名が予想される選手が招待され、身体測定、体力測定、シューティングドリル、インタビュー、5対5などを実施するドラフト候補生の品評会といったところでしょうか。
身体測定や5対5でのパフォーマンスの結果で選手の評価は多少なりとも上下すると見られています。

例年上位指名が予想される選手はインタビュー以外を回避する傾向こそありますが、TOP3指名有力候補以外でコンバインを回避するのはレアケースです。

コンバイン回避のメリット・デメリットは?

コンバインでの身体測定や5対5の結果次第では、多少なりとも選手の評価は上下します。
八村の例で言えば、コンボフォワードポジションの彼の身長やウィングスパン、スタンディングリーチが予想よりも低い結果となった場合、評価が下がる事が予想されます。
ドラフト候補生が揃う5対5の中で埋もれてしまえば、同様に評価が下がる事となるでしょう。

コンバインを回避したことで、コンバインで評価を下げる事は無くなりましたが、逆に評価を上げるチャンスも失ったこととなります。

コンバインを回避した要因としては、既に特定のチームから指名の確約を得ていること、又は特定のチームからの指名を避けたいこと等が考えられます。

私的な希望としては、日本人として初のコンバイン参加を見たかったなという思いが強いですが、今回の八村の判断がドラフト指名順位にどんな影響があるか注目です。


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